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【加美町】2022年7月28日放送

町長と
ボルダリングできる返礼品!

加美町に少し変わったふるさと納税の返礼品があると聞き、取材に訪れました。話を伺ったのは加美町の猪股洋文町長。その場所は町役場から車で20分ほどにあるというので案内してもらいました。

到着したのは「やくらいWALL」と呼ばれるボルダリング施設で、ここで猪股町長と90分間、ボルダリングを楽しめるというのが、その返礼品です。
この場所、もともとは町の歴史資料館だったのを、人が来ないことから、2018年に町長の発案でボルダリング施設に改修しました。去年は約4000人が利用するほどの施設になり、地元の子どもたちに人気だということです。

スーツから動きやすい服装に着替えた新人記者も特別に体験させてもらいました。70歳の猪股町長はボルダリング歴4年、ルールやコツについて直接、指導を受けます。体力には少し自信があると言っていた記者も、腕がパンパンになるほど体力を消耗し、リポートする余裕はありませんでした。

猪股町長自身も年に5回ほどこの場所を訪れ、ボルダリングを楽しんでいるそうです。一番の魅力を訪ねると「ほかのことを考えず、集中できること」だと話していました。この返礼品を受けられる寄付額を聞いて驚きました。20万円だそうです。

ふるさと納税の使い道について猪股町長は「子どもたちの教育や環境保全など、まちづくりに生かしたい」と話していました。町長と一緒にボルダリングできる、この返礼品ですが、2年前から受け付けていますが、まだ申し込んだ人はいないそうです。

ギターも趣味だという猪股町長には「てれまさむね」コールもお願いしました。それなりの寄付額なので、ぜひ町長とボルダリングを楽しんで下さいとは言えませんが、とっても親しみやすい町長のいる加美町に遊びに行きたくなりました。猪股町長、ありがとうございました。


【取材:宮崎竜之輔記者】