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【角田】2022年9月28日放送

東北では珍しい
〝パパイア〟の栽培

角田市に突如と現れた、まるで南国の果樹園のような風景。こちらに並ぶ木が「パパイア」です。

20ヘクタールの広さの畑に150本のパパイアの木が植えられています。3年ほど前からパパイアを育てている大友伊佐夫さんです。去年から本格的に収穫できるようになり、地元の道の駅などに出荷しています。

パパイアというと、黄色い果物を思い浮かべるかと思いますが、このあたりの気温では熟すことができないため、大友さんが栽培しているのは黄色く熟す前の「青パパイア」です。

しかし、料理の仕方が分からない…、などの声も多く、食べ方が広く知られていないのが課題だといいます。そこで、大友さんの妻、和子さんに料理を教えてもらいました。

青パパイアはえぐみが強いため、10分ほど水にさらしてあくを抜くことが大事です。

作っていただいたのは「ツナ炒め」。淡白な味の青パパイアはツナとの相性が抜群だということで、にんじん、にら、本だし、塩などで味付けして完成です。

そのほかにも、てんぷらなどにするのもおすすめだそうです。炒めた青パパイアは、シャキシャキしこしこ、メンマのような歯ごたえで、てんぷらはやわらかく、なすに似た触感を感じました。工夫次第でレパートリーは無限大だということです。

角田市で作られている「青パパイア」。これから魅力がますます広がっていくといいなと感じました。


【取材:佐々木成美キャスター】

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