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【東松島】2022年7月1日放送

被災者の心を癒すラベンダー

東松島市大塩の観光農園「香りのハーブ園」には約2000株のラベンダーが植えられています。6月下旬に取材で訪れた際にはイングリッシュラベンダーと呼ばれる品種がちょうど見ごろを迎えていました。

ラベンダーは地中海沿岸地域原産のシソ科の低木植物で、花の香りにリラックス効果をもたらす成分を含む品種も多いです。訪れた人たちはひざ位の高さに花を咲かせたラベンダーに顔を近づけて香りを楽しんでいました。

この園でラベンダーの管理をしている美里町の渡辺淳さんは、東日本大震災の後、ラベンダーで被災者の心を癒したいと、知り合いの土地を借り受け、自費でラベンダーを植えました。
「被災者の皆さんが喜ぶ姿を糧に栽培を続けてきました。これからも癒しを届けていきます」と話していました。

紫や白の小さな花を咲かせるラベンダー。取材中もほのかな甘い香りが漂っていました。


【取材:太田直希カメラマン】

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