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【東松島】2022年6月30日放送

ビーチテニスで野蒜を元気に

東松島で今年12年ぶりの海開きとなった「野蒜海水浴場」でかつてのにぎわいを取り戻そうと新たにビーチスポーツを楽しめるスポットが誕生したと聞いて取材しました。整備されたのは「ビーチテニス」の常設コートです。

ビーチテニスは2人1組のペアとなって、板状のラケットでボールを打ち合うスポーツ。イタリアが発祥とされ、最近では日本でも国際大会が開かれるなど注目されています。初心者でも簡単にプレーできるのが特徴です。

東北地方で活動するビーチテニスクラブの代表を務める鹿嶋寛英さんは、東松島出身で幼いころからよく野蒜海水浴場を訪れていました。誰もが手軽に楽しめるビーチテニスで野蒜に再びにぎわいを取り戻したいと考え、5年前からビーチテニスの普及に取り組んできました。

野蒜海水浴場は年間約4万8000人が訪れる県内でも人気の海水浴場でしたが、東日本大震災で被害を受け、その後、復旧工事が長期化。新型コロナの影響もあって今年ようやく海開きになりました。鹿島さんの活動が実を結び、東松島市は常設のコートを設置しました。
コートは無料で利用できます。ラケットの貸し出しも検討されているということで、鹿嶋さんは「広い砂浜で美しい景色をみながらビーチテニスをぜひ楽しんで欲しい」と話していました。


【取材:北見晃太郎記者】

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