泉区にある『虫歯神社』の由来って?

今回のみやぎUP-DATEでは、こちらの投稿を調査します!

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早速調査に向かいました!


現地へ行ってみよう!

投稿にあった、泉区・山の寺にやって来ました。
神社を探してみると…

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安藤さん
「これですかね?
鳥居が建っているので、これがもしかしたら神社かもしれないです。」


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真新しい社の隣に、お地蔵様が6体安置されています。
しかし「虫歯」を連想させるものは何もありません。


地元の人は知っている?

さっそく道行く人に聞いてみるも…

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「結構僕ここ通ってたんですけど、なんであるか分からないです…」
「最近できたんじゃないのかな?全然知らなかった。」

地元の人も知らないこの場所。
聞き込みを続け、ようやく手がかりが見つかりました!

600年以上続く、地元のお寺の住職さんです。

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住職さん
「虫歯になった時にお参りということで『虫歯神さま』ということで信仰を集めていたようでございます。」

その名も「虫歯神さま」!
しかしどうして虫歯になった時にお参りするようになったのでしょう?


意外な歴史が!

虫歯神さまの歴史は、明治時代までさかのぼるといいます。
この土地の持ち主である佐藤 哲也さんにお話を伺いました。

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佐藤さん
「私のひいひいおじいさんがお地蔵さんをたてた」


一体どういうことなのか?
安藤さんの再現ドラマでご紹介します!


20230525_kakekomi.jpg今から120年ほど前、虫歯で苦しむ人が駆け込んできました。

20230525_haginoeda.jpgほこらの前に供えてある、はぎの小枝を手に取ると…

20230525_hoppe.jpg頬をすりすり。

20230525_kannti.jpgその小枝で患部をさすることで痛みがなくなったというのです。

 


「いやいやそんなわけないでしょ~」と思ったあなた!
実はこれ、地元の郷土史にも残されているんです。

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「ムシ歯神さまの伝説」とあります。
お地蔵様にお願いすると虫歯の痛みが和らぎ、嘘のように治ったといわれることから「虫歯神さま」と呼ばれるようになったそうです。

これについて、郷土史研究家の小林 眞勝さんにも聞いてみました。

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小林さん
「明治時代のころだと思いますけど、この辺には医者がなかったんですよ。
(痛みがひくと)はぎの小枝をそこに納めて、そして『お世話になりました。』って言ってね。
この周辺で、私が20年前取材したころは『ありますよ~、知らなかったですか?』って逆に言われまして、恥ずかしい思いをしたことがありますよ。」


気づいたことが…

取材を終えて帰ろうとしたんですが、ちょっと気になることが。
この土地の持ち主である佐藤さんがほこらを確認していると…

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佐藤さん
「3体しかなかったお地蔵様が、今6体あるんですよ。」

東日本大震災でほこらが崩れしばらくそのままでしたが、今年に入り新たに作り直された社。


本来、ここにあったのはこちらの3体の地蔵。

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上半身のない奥の1体と、頭と体の色が違う手前の2体。

ところがその隣には…

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いつの間にか見覚えのない地蔵が3体。

真相は、誰にも分らないそうです。

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…なんだか怖い感じになってしまいましたが、信仰している地域住民の方が、感謝の意味を込めて新たなお地蔵様を収めているとかいないとか、ということでした。笑


安藤のひとこと。

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安藤さん
「いまだにミステリーの残る部分があるお地蔵様なんですが、こうして身近な信仰を調べていくと意外な角度から地域への理解深まるかもしれませんので、ぜひ皆さんも気になること調べてみてください。」



今回紹介した「虫歯神さま」ですが、私有地ということで立ち入り禁止になっています。
拝むときは歩道からにしてくださいね!

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