街で見かける薄く細い建物、なぜできた?
薄く細い建物が建てられた理由を調べてほしいという投稿が寄せられました。街歩きをしていてたまに見かける、ネット上では「ウスタテ」とも呼ばれている建物ですが、その秘密を調査してきました。
薄く細い建物を探して街歩き
こちらは青葉区にある喫茶店。店主の青山春司さんが、6年前に店を開きました。
この場所に決めた理由は何かあるのでしょうか?
ほかにも、道のちょうど合流点になっていて人通りが多いところも気に入られたそうです。
店内が少し小さい感じの良さはありますか?
実は歴史的な理由が
どうしてこのような建物が建てられたのか益々知りたくなったところで、専門家の方を尋ねました。
薄く細い建物ができた理由をお聞きすると、歴史的な理由を説明していただきました。
戦後の新しい都市計画や経済的な理由で新しい道が通ったりすると、
そこで新しい道に面した人通りがあり、間口が広い土地ができます。奥行きはほんのちょっとしかありませんが、もったいないので、
誕生には税制にも関係が
本江教授によると、誕生には他にも理由があるそうです。
今の固定資産税は土地の面積におうじて税金がかかりますが、
そのため間口が小さいほうが有利となり、どうしても奥行きの深い間口の小さい土地ができるとのことです。
薄く細い建物ができた理由を調べていくと、町の歴史と深く関わりがあることがわかりました。
ニュースサイト編集長 安藤歩美さんとお伝えする「てれまさむね」木曜日「みやぎUP-DATE」
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