「学校休んでもいいよ」って言ってほしかった

今年2月、秋田県向けに放送している「きんよる秋田」で、「いま、不登校を語ろう」と題して、不登校に悩む皆さんの声をご紹介する番組をお届けしました。番組には50人を超える方々が、貴重な声を寄せてくださいました。想いをぶつけてくださった皆様、本当にありがとうございました。
お寄せいただいたご意見を、あらためてご紹介していきたいと思います。

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「私は中学校時代に不登校になっていました。不登校になったきっかけは人間関係。周りからいろいろと言われ心が疲れてしまいました。」

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「最初は、子どもの気持ちよりも、学校に行くことを優先して無理矢理連れ出していた。
最初の方は、学校に行く事は当り前と思っていたため、学校に行けなくなると、これから先、上の学校や就職にも影響が出て将来大変になるとネガティブな事ばかり考えて不安になった。」

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「私自身、不登校でした。発達障がいがあります。きっと、子どもの数だけ、教育という器があってもいいはず。みんなが同じは妙だと、学生のころ感じてました。不登校が特別ではなく、一つの選択肢であってほしいです。」

番組でご紹介しきれなかった声にも、切実な思いがつづられていました。
いくつか紹介させていただきます。

福祉関係の仕事をしています。不登校は、教育現場だけの問題では決してありません。医療または福祉の問題が背景にあることも多いと感じます。不登校について、医療、福祉の面からの分析や議論、認知がまだまだ足りていないのが、秋田県のみならず、国の現状であると捉えています。

子供たち一人一人が違うように、型にはめるのではなく、いろんな学びのスタイルを保障する社会になってほしいと思います。学力テストの数値よりも、自分らしく生きる力を育てる方が大切だと思うのは私だけでしょうか。

過去に小学生の子どもがいじめにあい、不登校になりました。
秋田は濃厚な人付き合いができる素晴らしい土地ですが、
人間関係をリセットしたり、リフレッシュさせるのは難しい場所ともいえます。
秋田でも、いま子どもが安心して過ごせる場所がもっと必要なのではないでしょうか。

秋田県内で教員をしています。小学生のとき、学校に通えなかった時期がありました。同級生からのいじめが原因でした。
どうしても辛さを我慢できず学校に行きたくないと家族に伝えたとき、しっかり向き合って話を聞いてくれたことが嬉しかったです。その後、地元の中学には通わず、環境を変えたことで学校に通うことが楽しくなりました。
教員となった今、学び方はいくらでもあり、逃げる選択をすることは罪ではないことを伝えていきたいです。

私の娘も不登校した時期がありました。
義務教育の時だったので休ませてあげたかったのですがお姑さんが厳しく学校を休ませるのはダメだと言われました。今思えば私は親なのに娘を守ってあげられずそして気持ちをわかってあげられず本当に申し訳なかったです。
やはり子供の気持ちに寄り添ってあげる事が大事だと思います。

みなさん、どう思われましたか?
きっと、さまざまな意見や思いがあると思います。

この番組を担当したディレクターである私自身、
小学生の時に転校先の学校になじめなかったり仲間外れにされたりして、
学校に行くのが苦しい日がたくさんありました。
悩んだ末に、思い切って親に相談しましたが、
「学校に行かないのは甘えだ、負けるな」と叱られ、弱い自分を責め夜も眠れない日が続きました。
あの時、「休んでもいいよ」と言ってもらえていたら、また違った道があったかも…と、
10年以上経った今でも切ない気持ちになることがときどきあります。
しかし、きっと、私の親も親なりに「学校に行くべきだ」という風潮や、
「学校に行かないと将来が不安だ」という想いに苦しめられていたのだと今は思っています。

同じように思い悩む人たちのために、私たちにできることは何かないだろうか?
そんなことを考えながら、私たちはいま、
みなさんと一緒に「居場所」を作っていけるような
新たな番組の制作を試みています。

「話せる友達がいなくてさみしい」 
「学校を休むと周りの目が冷たい」 
「自分の居場所がない」 

不登校にまつわる悩みや不安、気になることなど、何でもかまいません。 
今、あなたが感じていることを、教えていただけませんか?

番組の中などで、できるだけご紹介していけたら、と考えています。

 

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