商店街と地域をつなぐ"買い物スタンプ"
覚えてる?“買い物スタンプ”
買い物スタンプとは加盟店で買い物をした際にもらえるもので、
集めると商品券として利用ができるものです。
大崎市・岩出山にある南町商店街は、買い物スタンプを発行している商店街の一つ。
こちらの買い物スタンプ・「岩出山スタンプ」は、200円分商品を購入するごとに、1枚もらうことができます。
およそ45年前に始まったもので、今でも地域に親しまれています。
NHK仙台局が調査したところ、現在県内に「買い物スタンプ」発行団体は4団体あることが
わかりました。
初の試み!投稿者に直接ご報告
この調査結果について、お借りした「岩出山スタンプ」とともに登米市石越の投稿者の方に報告しに行きました。
みやぎUP-DATE放送開始以来、初の試みです!
投稿者の千田久勝さん。岩出山スタンプを見て「かわいい」とひとこと。
「いまでもこうやってスタンプが使われている場所があるんだなと思って。びっくりしました。」
投稿に込められた思いとは
千田さんに今回の投稿の経緯を伺いました。
地元商工会で地域の広報紙を作るなど、地域の活性化に挑戦されている千田さん。
昔石越にも「買い物スタンプ」があったことを思い出し、現在でも活用できるのなら復活させたいと考え、今回の投稿を寄せてくださいました。
千田さんによると、石越では50店以上あった店が15店まで減少し、現在では「買い物スタンプ」を発行することができなくなったということです。
商店街の現状
今回の取材を通じて、商店街の厳しい現状も感じられました。
商圏人口の減少や後継者不足などで商店街の店舗維持が難しいとの調査もあります。
商店街の重要性
商店街について街づくりの専門家に伺ったところ、商店街は地域コミュニティを支える役割や、地域文化の伝承などの大切な役割を担っているとのことでした。
現在厳しい状況に置かれながらも、地域にとって重要な商店街。
「買い物スタンプ」は商店街と地域がより密接に結びついていくための、取り組みの一つだといえるかもしれません。
↓放送本編はこちらからご覧ください
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