NHK杯アイスホッケー 小野卓哉アナがルール&見所を紹介

12月4日(日)午後2時から、NHK杯東北アイスホッケー選手権少年の部・決勝を、東北地方向けにEテレで生中継します。アイスホッケーのルールや、大会の見所をご紹介します。

 

【試合の進め方】

1チーム氷上にいるのは6人。ベンチメンバー含め、選手は何回でも交代出場が可能。1分も滑るとヘトヘトになります。その時、「セット」と呼ばれる5人一組が同時に交代します。交代の時には、点を取りに行く攻撃的なセットを出すのか、それともしっかり守る守備的なセットを出すのかなど、ゲームプランが現れます。試合時間は、1ピリオド20分で、第3ピリオドまで行われます。

 

【反則】

相手選手をつまずかせる「トリッピング」、スティックで相手をひっかける「フッキング」など、多くの種類の反則があります。アイスホッケーはスピードが速く、とても危険なスポーツなので、その分ルールが厳しくなっています。反則を犯した選手やチームには、反則の重さによって、罰則が適用されます。

マイナーペナルティ・・・2分間の退場
ダブルマイナーペナルティ・・・4分間の退場
メジャーペナルティ・・・5分間の退場

選手は退場になると、一時的にプレーできなくなります。そうなると、反則を取られたチームはその間、人数が少ない状態でプレーすることになります。逆に人数が多い方のチームのプレーは「パワープレー」と呼ばれ、得点につながる可能性がグンと上がります。

 

【プレーが止まる時】

接触などの反則以外でも、プレーが止まることがあります。
アイシング・・・センターライン手前から放たれたパックが、直接ゴールラインを超えた場合、アイシングとなり試合が止まります。やみくもにパックを放りだすことができません。
オフサイド・・・パックより先に攻撃側の選手がアタッキングゾーン(相手ゴール前のエリア)に入るとオフサイドになります。サッカーと同じく、待ち伏せ禁止のルールです。
いずれの場合にも、プレーが止まり、それぞれ決められた場所で、フェイスオフを行います。
両チームの選手の中間にレフェリーがパックを落として、パックを奪い合うものです。フェイスオフでどちらがパックをとるかも、試合展開を大きく左右することがあります。

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【大会の見どころ】

青森県、岩手県、宮城県の3チームが出場。特に青森県チームの戦力が充実しています。フィジカルと脚力を強化して、ハードワークするチームに仕上がってきました。この大会9連覇中と、実績も十分です。宮城県チームは、東北高校の選手で構成。東北高校として出場した今年1月の全国大会でベスト8に入るなど、青森に対抗する存在です。青森にはここの所、長く勝てていない中で、打倒・青森に燃えています。

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【放送予定】

12月4日(日)午後2時からEテレで東北向けに生中継します。ぜひご覧下さい!