「あなたの伴走曲は何ですか?」

あなたの人生に寄り添ってくれる大切な一曲はありますか?

NHK仙台放送局は、辛い時、うれしい時にあなたと共に走ってくれる曲=“伴走曲”を募集し、
500を超える投稿が寄せられました。
その投稿をもとに2月9日(木)に仙台サンプラザホールでスペシャルライブを開催。
全国各地から約900人が訪れ、彩り豊かなアーティストのみなさんによる“伴走曲”を楽しんでいただきました。

イベント当日の会場の様子を少しだけお見せします!!
投稿していただいた方のエピソードも併せてご紹介します。

MCはNHKの音楽番組初司会のアルコ&ピースのお二人とNHK仙台放送局・宮﨑あずさアナウンサー。平子さんは福島県いわき市のご出身、酒井さんは神奈川県出身ですが、お母様が気仙沼市出身でお二人とも東北にゆかりがあるんです!

さて、トップバッターはメンバー全員が東北出身のアイドルグループ「いぎなり東北産」

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♪「天下一品~みちのく革命~」

私がこの曲に出逢ったのは約6年前です。同じ東北生まれの同世代の女の子たちのパワフルなパフォーマンスに衝撃を受け、すぐに好きになりました。特に好きな歌詞は私の推しの橘花怜ちゃんが歌う「一生懸命やれること信じていれば いつの日かいつの日か 願いが奇跡に変わる」です。受験などの大きな壁にぶつかった際、今一生懸命取り組んで、自分を信じよう、と思わせてくれた私の伴走曲です。
(宮城県 20代 まあや産さん)

元々関西出身でしたが仕事の都合で仙台に住むことになり縁もゆかりもない土地で最初はただただ嫌でした。でも、いぎなり東北産との出会いをきっかけに東北出身の知人ができ、東北の魅力も知り、東北が第二の故郷と言っても過言ではないくらい馴染んでしまいました。それぐらい大好きな土地になったのは彼女達のおかげであり、最初のオリジナル曲であるこの歌は自分にとっても思い入れのある曲です。また仙台に住みたいです。(北海道 30代 サウンドの人さん)

かわいくて、かっこいい歌と踊りに元気をもらいスタートしました。

 


続いては純烈のみなさんが豪華に!東北の魅力盛りだくさんでお届けしました!

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♪「とうほくであったまろう」

 覚えやすい曲調で東北6県の良いところが簡潔に紹介されている曲だから。 なにより、息子と娘が録画を毎日観るくらい大好きだから。(宮城県 40代 しのさん)

 15歳まで青森に住んでました。車にお風呂道具を乗せて毎日温泉に行ってました。この曲が大好きで、歌詞に出てくる景色をみに東北へ出かけ始めました。まずは福島。会津磐梯山の絶景を見に。これから東北の温泉、ゆっくり周ります。湯ダンスも大好きで踊ると元気になります。(東京都 40代 けつあたまさん)

 

 お次は…
“退屈”から救い出してくれるOxTのお二人
まずは楽屋前でパシャリ

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Tom-H@ckさんは石巻市のご出身。壮大な音楽は石巻の豊かな自然が生み出した素晴らしい産物です。OxTのお二人は“あの”スーパーヒーローアニメの主題歌と、“あの”野球アニメのエンディングソングで会場を盛り上げてくれました!これにはアニメ好きな宮﨑アナも興奮です。

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♪UNION

アニメを通じてUNIONでOxTに出会い、曲を聴き込みました。ファンになったきっかけの曲です。「目を覚ませ!」から始まるこの曲を、毎朝の目覚ましアラームに設定しています。イントロで目が覚めて、大好きなオーイシさんの声を聴かずに止めてしまうこともしばしばありますが(笑)、毎朝のUNIONがその日1日をがんばるためのスイッチになっていることは間違いないです。これからも何度も聴き続けます。(宮城県 20代 さなさん)

BLOOM OF YOUTH

毎日同じ毎日を過ごす中で、幸せと思いながらも物足りなさを感じていました。年齢を重ね新しいチャレンジをするのも躊躇してしまっていたのですが、この曲と出会って「目を醒ませ」と喝を入れられていて、また「退屈から救いに来たんだ!」と応援されている様で衝撃を受けました。その後この歳でも始めやすい資格所得の勉強を始めましたがOxTは勉強のお供です!沢山ある大好きな歌の中でも大切な一曲です。
(山形県 40代 raikaさん)

 

 


続々行きましょう!
岩手県出身のシンガーソングライター、日食なつこさん。
変幻自在のピアノサウンドと歌声に、会場にいた全員が魅了され、惹き込まれ…。

♪水流のロック

今年コロナ禍で辛い時にこの曲に出会いました。日食さんの心が浮遊するようなピアノと歌詞に心奪われ毎日勤務前に聞いています。(山形県 20代 青い猫)

♪音楽のすゝめ

「音楽のすゝめ」はコロナ禍の行動制限が音楽を聴く場を無くしても音楽を続ける日食なつこさんの決意表明でありその仲間達に向けたエール。 馬鹿な僕らでいようぜ。 僕らは正しくなかったかもしれない、でも間違ってもいなかった。 馬鹿な僕らで会おうぜ。長く会ってない友人に聴いて欲しい。(宮城県 50代 etさん)

コロナ禍で生まれた「音楽のすゝめ」は自身の音楽への思いを、一つ、二つ…と綴った曲。
聴いていると、あしたもまた頑張ろうと思えますね。

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さて続いては…

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なんだか見ているだけであったまる、純烈のみなさん。
ひとりひとりに寄り添い、笑顔と元気をくれる伴走曲を披露してくれました。

♪ひとりじゃないから

少し落ち込んだり元気が無い時背中を押してくれる! 泣きたい時は、一緒に泣こう と寄り添い暖かい歌詞に 凹んでいる時は自然と涙が出ています,そんな時だ~い好きな 純烈の歌声を聴いてると徐々に普段の自分に戻れています。(宮城県 50代 もなかさん)

2020年の緊急事態宣言真っ只中に純烈に出会いました。 医療機関勤務の私はお仕事も休みではなく、帰宅の時はお店もお休みなので、夜中かと思うほど暗い中毎日心細くなりながら帰宅でした。そんな時にこの曲が優しく寄り添ってくれました。 2011年「絆」を感じれた人との繋がりがあったのに、2020年は人に会わないように生活しなければならない苦痛に心が弱っていた時、この曲に励まされました。 この歌詞の様に夢を言葉にする事にしました。お友達と連絡とる時とかに「早く会いたいね」と。 そんな中純烈のイベントにたった1度だけ参加出来た時に白川さんに「必ず、また会いに来て。また会える日が来るから。」って言って頂けた時、きっとこの後必ず人との関わりが戻る日が来る!と信じれました。 今はお友達にも会えるようになり、小さな夢だったかもしれませんが、言葉にしてきて良かったな。と思っています。(宮城県 30代 あかねさん)

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さて、東日本大震災からもうすぐ12年。
今回、震災からの日々を支えてくれた伴走曲も多く寄せられました。

♪スキマスイッチ「奏(かなで)」

大好きなスキマスイッチの「奏(かなで)」。 震災後、アップされた歌唱動画にとても勇気づけられ、励まされました。 大好きな2人が、そのような時でも歌を届けてくれようとしている、気持ちが嬉しかった。 夜、余震の中で孤独感がおそってきたり、交通手段がなくなり、3時間以上かけて職場へ向かう時に、心が折れそうな時、そっと寄り添って励ましてくれた曲です。 この曲があったからこそ、今の自分があるのだと感じます。(宮城県 40代 ちあきさん)

♪the pillows「No Surrender」

元々震災以前に作られていた曲ですが、震災後多く演奏してくれるようになり、その度涙を流しました。  私は震災当時まだ心が弱く、行けなくなったライブチケットを握りしめ、泣きながらただただ時間を過ぎるのを待っていました。  街も変わり果て、少しずつ復興しても「前と同じ」には戻れない。その葛藤が続くなか、ライブを再開してくれて、アンコールで歌ってくれたのが忘れられません。(宮城県 30代 NESTさん)

 ステージ後半では、いぎなり東北産のみなさんが、
震災からちょうど3000日に作られた、「3000days」を会場のみなさんに、東北に、全国に届けました。

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♪3000days

私は東北出身ではありませんが、いぎなり東北産のファンになって縁があって仙台に住むことになりました。彼女達にはいつも元気をもらっています。3年前の仙台サンプラザホールで初めて披露された3000daysは今でも心に残っています。震災を経験した彼女達の、震災を忘れない、風化させないと想う気持ちが、全国の沢山の方に届く事を願っています。
(宮城県 40代 ガオさん)

当たり前が当たり前じゃなくなったあの日(震災)のことを考えながら聴くと、「前を向こう」という気持ちになれます。歌詞はもちろん、東北産の強く儚い歌声で私を強くさせてくれます。
(宮城県 20代 ゆりあさん)

最後に登場したのがMOROHAのお二人。
アルコ&ピースの酒井さんも大ファン。聴く人の心を強く揺さぶる歌詞、アフロさんの熱い歌唱とUKさんの優しいギターで奏でられるMOROHAの音楽。一度聴いたら惹きこまれること間違いありません。

♪うぬぼれ
♪革命

「暇さえあれば種を蒔いて暇がなくたって水をやった」とにかく前向きに、前を向いて進もうと思える。どんな時も努力し続けるという勇気をもらえた。(宮城県 20代 あべゆーさん)

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めちゃくちゃかっこいい!!MOROHAさん。
こんなお茶目な一面もあります。

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会場のみなさんとも1枚!ご来場ありがとうございました。
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