【てれまさ天気】"虹"と"彩雲"の違いって?
仙台局の「おかえりモネ」広報担当です。
さて、今回も「てれまさむね」篠原気象予報士のお天気コーナーから。
「“虹”と“彩雲”の違い」をご紹介。
「おかえりモネ」の中でも何回も登場している“彩雲”
視聴者の方から「七色に見えるので虹との違いがよくわからない」という質問がありました。
“虹”とは…?
「虹」とは、空気中の水滴(雲から降ってくる雨など)の中で、太陽の光が反射と屈折をして発生するもので、光の波長の違いによって屈折する割合が変わるため、七色に色が分かれます。雨のあとすぐに晴れたときや、天気雨になったときなどによく見られ、見えるのは太陽と反対側の方向です。
“彩雲”とは…?
「彩雲」とは雲が虹色になったもので、雲を構成する水滴に太陽の光が回り込んで進み(回折といいます)発生します。虹とは違って色が不規則に分かれるのが特徴です。また、見える方向も虹とは違い、太陽の近くに見えることが多いです。
「おかえりモネ」をきっかけに、雲や天気に興味が湧いてきたかたも多くいらっしゃるかもしれません。
ただ、空を眺めたり写真を撮影したりする時は周りの安全をよく確認してくださいね!
また、目を痛める恐れがありますので、太陽を直接見ないよう気をつけてください。