「おかえりモネ」紀行③登米・子どもたちが田植え

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「おかえりモネ」の舞台、気仙沼市と登米市で探した初夏の風景をお伝えします。

田植えの時期を迎え、宮城県内一の米どころ登米市では、小学生が田植え体験を行いました。

田植えを行ったのは、登米市立宝江小学校の5年生と6年生37人です。

登米市では米作りが盛んで、東北農政局によりますと、令和2年の登米市の米の収穫量は6万3,500トンで、県内では1位となっています。

この学校では、子どもたちにも地域で盛んな米作りを学んでもらおうと、平成13年から田植えから収穫、脱穀までの米作りを学ぶ取り組みを行ってきました。

田植えは学校近くにある5.9アールほどの田んぼで行われ、児童は素足で田んぼに入り、地域のボランティアなどに教わりながら田植えを行いました。

初めて田植えをした小学5年生の男子児童は、
「はじめは泥が気持ち悪かったけど、慣れると温かくて気持ちよかったです。もちもちのおいしいお米に育ってほしいです」と話していました。

米作りのボランティアをしている渡邊光雄さんは、
「米作りの体験は、子どもたちの学習と地域の人たちの交流を目的としています。生き物が集まる自然の中で育った稲が優しい味の米になるまでを体験してもらいたいと思います」
と話していました。

5月19日に田植えした米は、ことし10月に収穫される予定だということです。

(撮影は5月19日)