「現金10万円の一律給付」申請方法まとめ(5月18日放送)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、現金10万円の一律給付についての申請方法をまとめました。

まず、10万円給付の申請には2種類の方法があります。
『オンライン申請』と『郵送申請』です。

 オンライン申請について

まずオンライン申請について説明します。

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そもそも、今回の給付金の申請は、4月27日の時点で住民基本台帳に記載されている人が対象で、世帯主が家族分をまとめて申請する仕組みです。
申請するには、世帯主がマイナンバーカードを持っている必要があります。

そしてマイナポータルという内閣府のサービスを利用します。
名前などを入力したあと、最後に読み取り機能のあるスマートフォンなどを使って、マイナンバーカードを読み取れば申請することができます。

この申請の際、カードを作った時に、みずからが設定した6文字から16文字の暗証番号の入力を求められます。
5回、間違ってしまうと、申請ができなくなり、自治体の窓口で、暗証番号の再設定が必要になりますので、注意が必要です。

世帯主がマイナンバーカード持っていない場合には、申請することができません。家族の誰かのカードではなく、世帯主のカードが必要です。

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総務省によりますと、宮城県内でことし4月1日時点でマイナンバーカードを持っている人の割合は、15.3%。6人から7人に1人にとどまっています。
これから申請しても、マイナンバーカードの受け取りまでには1か月以上かかりますので、多くの人が、「郵送」で申請することになると思います。

 郵送申請について

次に郵送申請について説明します。

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それぞれの自治体から順次、自宅に送られてくるこの申請書を使います。申請書には、あらかじめ家族の情報が記載されてあります。

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運転免許証などの本人が確認できる書類のコピーと、振込先の口座が分かる書類のコピーを添付します。

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各自治体は、いわゆる「3密」を避けるため、窓口に持ち運ばず、返信用の封筒を使って郵送してほしいと呼びかけています。

オンラインより郵送の方が給付されるまでに時間がかかるイメージがあります。少しでも早く給付を受けたいという世帯も多いと思いますが、
多くの自治体では、オンラインで申請しても郵送で申請しても、給付される日にはほとんど変わりがないということです。

仙台市は、少しでも早く給付を受けたいという世帯のために、申請書を市のホームページからダウンロードして印刷し、それを郵送してもらう特例措置を設けています。

いずれの申請方法でも、情報を誤って記入したり、添付の書類に不備があったりすると、自治体の確認に時間がかかってしまい、逆に給付が遅くなってしまう可能性があります。
総務省のホームページを確認するなどして、確実な申請をしてほしいと思います。

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各市町村での給付の日程

各市町村での給付の日程ですが、郵送での申請書はこれまで32の市町村で各世帯に発送されています。
大和町と女川町で20日から、仙台市は今月25日から申請書を発送することにしています。
給付の日程ですが、5月18日までに10の市と町で順次始まっています。ほかの自治体でも5月中には、給付を始める予定です。