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相馬 宏男

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        2019年05月08日 (水)
        【相馬 宏男】筆まめか筆不精か

        仙台藩、初代藩主伊達政宗筆まめであることが知られている。

        戦国時代の武将たちはそのほとんどが、右筆という代書屋的人物が口述筆記的に殿の意向を書き記している。

        これに対し、政宗は家臣や家族などに送った手紙は1000通を下らず、ほかの武将を凌駕している

        また、字も抜群にうまく、伊勢物語を書写して襖絵に残すなど,書には自信があったようだ

         

        一方時代は少しさかのぼるが、織田信長の自筆書状は5~6通で、ほかのほとんどは右筆の手になる代筆だという。

        その数からしても政宗の筆まめぶりは特筆すべきものだ

         

        DSCN9035.JPG

         

         

        さて、パソコンが発達し、年賀状などは全部印刷という人が多くなった。

        しかし、はがきなども手書きで書いているものを見ると、なぜかその人の人間味やぬくもりなどを感じることができる

        日本郵政の収入源の年賀状の発行枚数を見ると2004年用のものは24億21万枚余りでこれをピークに減少傾向が続いている。

        携帯電話やSNSであいさつを交わすことが多くなったためだ。

         

        確かに時代、時代でコミュニケーションツールも変化する

        しかしその根本はコミュニケーションの語源にあるような気がする。

        ものの本によれば、コミュニケーションの語源はラテン語で「com=ともに」「munus=贈り物」だという。

        伝えようとしていることを受け手が感じ、その意味を共有することがコミュニケーションだという。

        筆まめの政宗のコミュニケーション能力はその意味でも高いものがあったのではないかと考える。

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