2018年06月07日 (木)

コロンビア、セネガル、ポーランド

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2018年6月3日の出演者のみなさんです。

左から、芳川隆一キャスター、坂下千里子さん、Mr.シップ、ゲストの藤本隆宏さん、国際部飯沼智デスクです。

 

6月にロシアで開かれるサッカーワールドカップ。

日本の対戦国、知っていますか?

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日本代表は、6月19日にコロンビア、24日にセネガル、28日にポーランドの3か国と対戦します。

それぞれの国の世界ランキングは16位、28位、10位と強豪国ばかりです。

 

これらの国がどんな国なのか、国際部飯沼デスク…の前に、、、

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[サッカーワールドカップで日本と対戦する国を、ちょっくら調べてみたぞ。]

 

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概要をシップが教えてくれましたが、詳しい3か国の解説を国際部飯沼デスクが解説しました。

 

コロンビアで有名なのがこちら。

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財政や金融の健全性が高く、物価も安定して、2000年以降ずっとプラスの経済成長を続けています。

 

サッカーは、他の南米諸国と同様にとても盛んで、日本では考えられないくらいに身近です。

貧しい家庭の子どもたちでもボール1つで始められるため、人が集まると即席のチームを作ってにわかに試合が始まります。

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サッカーは、趣味やスポーツを超えて、暮らしの一部であったり、人生そのものであったりするようです。

2016年、政府と反政府ゲリラとの間で和平協定が結ばれたとき、ゲリラの戦闘員たちが野営地でサッカーをして、祝福する“お祝いサッカー”とも呼べる光景が見られました。

 

一方でサッカーへの熱狂が悪い方向へ出たこともあります。

1994年のワールドカップアメリカ大会で、オウンゴールをしてしまった27歳のエスコバル選手。

帰国後銃撃され、死亡してしまいました。

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そんなサッカー熱の強いコロンビアで今、注目の動きがあります。

日本とコロンビアが戦う直前の6月17日、大統領選挙の決戦投票が行われます。

ノーベル平和賞を受賞したサントス大統領の任期が終わり、次の大統領を決める選挙です。

決選投票に進んだ2人の候補者のうち、1人は合意を推進すべき、もう1人は合意の大幅な見直しを訴えています。

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続いては、セネガル。

 

概要情報は、[2018年6月3日放送 Mr.シップのアニメ]を見てね(^-^)

 

かつてフランスの植民地だったセネガルには、その痕跡がいろいろなところに見られます。

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15世紀から19世紀にかけて奴隷貿易の拠点として使われていたゴレ島。

集めた奴隷を収容していた施設が今も残っていて、1978年には、世界遺産に登録されました。

 

また、有名な自動車の大会「ダカールラリー」にも関係しています。

名前の由来は、パリを出発し、セネガルの首都ダカールをゴールとしたためです。

2009年から開催地が南米に変更されましたが、冒険に挑む精神は変わらないとして「ダカールラリー」という名前で続けられています。

 

セネガルではスポーツ全般が盛んで、首都ダカールの海岸付近ではジョギングをしたり体操をしたりする姿が見られます。

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こうした光景は、治安の悪いアフリカでは珍しく、社会が安定しているからこそ残されていたり続いてきたりしたものです。

1960年の独立以来クーデターなどの大きな混乱が起きていないセネガルでは、政権交代も選挙で民主的に行われ、安定した政治が続いています。

だからこそスポーツに打ち込むこともできます。

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セネガルの代表チームには、ヨーロッパのトップリーグで活躍するスピードとテクニックを兼ね備えたスター選手が揃います。

ヨーロッパで活躍したセネガル人選手たちが国へ戻り、今度は指導者として若い才能を見出して育て、かつての人脈を生かしてヨーロッパのクラブへ送り込む。

こうしたサイクルを通じてセネガルのサッカーはますます強くなるという仕組みができています。

 

そして最後にポーランド。

概要情報は、[2018年6月3日放送 Mr.シップのアニメ]を見てね。

 

作曲家のショパンはポーランド人です。

「ショパン国際ピアノ・コンクール」ではこれまでたくさんの日本人ピアニストが出場していて、音楽交流も盛んです。

 

ポーランドは伝統的な親日国ですが、その理由の一つとして、日露戦争で日本が勝ったことを挙げています。

大国ロシアの侵略に悩まされてきたポーランドは、アジアの小国日本が勝ったことに勇気付けられたとのこと。

 

さらに、ロシア革命直後の混乱の中で、ポーランド人の孤児たち700人あまりを日本が救出して祖国に送り返してあげたということもありました。

そしてもう一つ、第2次世界大戦中の有名な「命のビザ」によっても多くの命が救われました。

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こうした史実が伝えられていることも、ポーランド人が親日的な理由としてあげられます。

柔道、合気道、剣道など日本の武道も盛んで、各地に道場があり、相撲をきっかけとした交流もあります。

日本に来たポーランド人も活躍しています。

カロリーナ・ステチェンスカさんが将棋の女流プロ棋士になりましたが、外国人がプロになるのは男性棋士も含めて初めてのことです。

 

ポーランドで今、心配されるのが政治や社会の右傾化です。

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ヨーロッパ各国の右傾化が警戒されていますが、ポーランドでも、3年前に保守政党がはじめて政権について以降、自国の主権などを主張して、EUとのあつれきが生じています。

難民受け入れの割り当てについても反発しています。

 

さらに、第2次世界大戦中に起きたユダヤ人の大虐殺・ホロコーストをめぐる議論にも規制をかけようとしています。

アウシュビッツ強制収容所に代表されるように、ナチス・ドイツに占領されていたポーランドもホロコーストの現場となりました。

ナチスが行ったホロコーストについて、「ポーランドが国や民族として加担した」と公に発言したり非難したりすることを違法とする法律を成立させました。

これには、歴史の議論を妨げる恐れがあるとして懸念や批判の声が出ています。

 

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ポーランド代表は1974年と82年に3位という輝かしい成績を挙げています。

 

というわけで、ワールドカップで日本が対戦する3か国を見てきました。

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コロンビア、セネガル、ポーランドは、馴染みがなく遠い存在だったかもしれませんが、

ワールドカップをきっかけにこういった国々に興味を持って見るのも良いのではないでしょうか。

 

 

 

※リハーサル時の写真も掲載しています。

 

 

これでわかった!世界のいま

NHK総合 日曜午後6:05~ 生放送

出演:芳川隆一 坂下千里子 Mr.シップ

2018年6月10日のゲストは、パックンです。

 

投稿者:芳川隆一 | 投稿時間:15:53


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