2016年03月05日 (土)

祖国を想う

2月28日に、身寄りやお金がなくて、韓国に残された日本人女性たちについて番組で     お伝えしました。日本が韓国を併合していた当時、朝鮮半島の人たちと結婚するため朝鮮半島に渡ったものの、その後夫を亡くすなどして、さまざまな事情で日本に帰国できないまま残された女性たちです。放送後「今まで知らなかった」という声が多くの方から寄せられました。

 

今回ご紹介した2人の女性はいずれも90代と高齢です。夫を失い、長年、朝鮮戦争の混乱の中で苦労を重ねてきました。失った家族の写真や遺品などは手元に何も残っていません。施設の園長を務める韓国人の女性をはじめ、韓国の人たちの支えがあって安らかな生活を送ることができています。「今では同じ境遇の仲間との写真が大切な宝物」と語った女性の言葉に、これからも、その枚数を少しでも増やしていってほしいなと願うばかりです。

20160304_yuki_01.png

施設の壁に飾られていた、一枚の絵。気づいた方もいるかもしれません。山が描かれたその絵は、よく見ると、どこか富士山に見えました。女性たちは、胸の中で故郷のどんな景色を描いているのか。近くて遠い祖国との距離を、考えずにはいられませんでした。

 

投稿者:井上裕貴 | 投稿時間:09:00


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