青天を衝け

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今週の栄一

政府が無担保で小野組や三井組に貸し付けていた金の全額に「担保を出せ」と大蔵省が言い出したことについて、大隈重信に直談判に行く

小野組や三井組に政府が無担保で金を貸し付けていたのは、彼らが御一新の際に貢献したからだ。それを急に全額の担保を差し出せとは……三井や小野がわが第一国立銀行の大株主であることは、もちろんご存じのはず。銀行まで今つぶれれば、この先日本の経済は…。(栄一)

今週の栄一

大蔵省としては、今んうちに担保ば押さえておくことは道理たい。(大隈重信)

おいは一人、寂しか懐でどがんじゃいやりくりばしとーばい!
今週の栄一

第一国立銀行を守るため、小野組に政府より先に担保を差し出してほしいと頼み、小野組を犠牲にすることでこの危機を乗り切る

政府よりも先に当銀行へ、貸し付けた分の担保を差し出していただきたい。(栄一)

そんな殺生な!

私はこの銀行を守らねばならないんだ!ここがつぶれれば日本に銀行をつくるなど絵空事だと思われる。育てねばならねぇ産業も商業もますます遅れ、今、崖っぷちの日本の経済そのものが崩れちまうんだ!(栄一)

今週の栄一

小野組が第一国立銀行から借りた金のうち、多くは私がやっている支店への貸し出し。渋沢様は私を信用して無担保で貸してくださった。そのご恩に報いるためにも、出せるものはすべて差し出します。(小野組番頭・古河市兵衛)

今週の栄一

第一国立銀行を三井組に取り込もうとする三野村利左衛門に抗議する

第一国立銀行を三井組に取り込むおつもりか? こうなるのが成り行きでござんす

第一国立銀行はあくまで合本銀行だ。多くの人々の力を合わせ、よどみない大河の流れをつくるのが目的だ。それを、『株はすべて三井が譲り受ける』だと?配当金も人員も…混乱に乗じてそんな横暴を言い出すとは承服しかねる。(栄一)

どうしても銀行を乗っ取るというびなら、こっちにも覚悟があります ハハハ、たいした自信だ
今週の栄一

大蔵省が第一国立銀行の西洋式銀行検査を行う。合本銀行として三井組にのみ多くの貸し付けが偏ることを問題とし、三井組への特権をはく奪、栄一は頭取に任命される

問題は……大口の貸し付けば、三井組のみにしとることや。一つんとこに偏るんは、合本銀行として実に不健全であっとであーる。大蔵省は第一国立銀行に三井組への特権のはく奪ば命ず。さらに、渋沢の総監役ば廃止……頭取に任ずる。(大隈重信)

わいが始めたんじゃ しっかり立て直せ
今週の栄一

機械や綿織物の輸入が増え、金貨や銀貨が大量に外国に流出する。さらに、重要な輸出品である蚕卵紙(さんらんし)を外国商人が買い控えたことで値が崩れ、国が危機となる。大久保利通に国を助けてくれと乞われ、蚕卵紙を国の金で買い取り、すべて燃やし、売り控える計画を立てる

おいを助けるとじゃなか。国を助けると思うて、味方になってくれんか?(大久保)

おかしれぇ やってやりましょう

売れずに困っている蚕卵紙をすべて買い上げてもらいたい。買い上げた蚕卵紙はすべて燃やす。外国商人が音を上げて取り引きを申し入れてくるまで焼き続けるんだ。そして、その旨を新聞に載せ、世間に広く知らせる。(栄一)

買い控えを逆手にとり、売り控えるのか 10年越しの、俺たちの横浜焼き討ちだい! 天まで届きそうな炎だ 見てるか、真田、長七郎、平九郎…
今週の栄一

三野村利左衛門らが渋沢邸を訪れる。「金中心の世になってきたことが怖い」と三野村に言われ、胸がざわつく

あけましておめでとうございます 三野村さん!

三井銀行開業、おめでとうございます。
小栗様が今の世をご覧になったらどうお思いでしょうな。(栄一)

今週の栄一

私もこれで悔いなく死ねます。ただ、怖いのはね、渋沢様。あまりにも金中心の世の中になってきたってことですよ。今や誰もが金を崇拝し始めちまっている。こりゃあ、あたしら、開けてはならぬ扉を開けちまったかもしれませんぜ。(三野村)

さぁて、どんな世になりますかね……

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