青天を衝け

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大河ドラマ青天を衝け 撮影メイキング

大河ドラマ『青天を衝け』は2020年7月末にクランクイン。スタジオ撮影から始まり、8月には、群馬県安中市につくられた広大なオープンセットで初めてのロケが行われました。

2024年に新一万円札の顔となる渋沢栄一の生涯を描く大河ドラマ。
主演の吉沢亮さんをはじめ、キャストのみなさんが続々と参加し、スタジオセットやドラマの舞台となるロケ地で、感染対策を徹底しながら撮影を行いました。
このページでは、7月末のクランクインから9月までに撮影したシーンのメイキングの様子を、ドラマで描く渋沢栄一の生い立ちとともにお届けします。

栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

渋沢栄一は、天保11年(1840年)2月13日、武蔵国榛沢(はんざわ)郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)の農家の長男として生まれる。

群馬県安中市のオープンセット。足を踏み入れると「どこまでがセット?」とみなさんびっくりするくらいの広さです。

撮影メイキング

オープンセットの広大な敷地には、渋沢栄一の生家「中の家(なかんち)」のセットが建てられました。敷地内には、渋沢家と親戚の尾高家の家を結ぶ道の途中に、象徴的な大きなナラの木があります。もともとあった自然の木を生かしてセットに取り入れたもので、ドラマのなかでは“ひこばえの木”と呼ばれています。

撮影メイキング ひこばえの木の下から見た 渋沢家「中の家」 渋沢家「中の家」での撮影風景 撮撮影の合間にカメラに向かって剣を構える吉沢亮さん

ひこばえの木の下で話し合うキャストと演出担当。撮影前にそれぞれの役の心情や考え方について話し合っていました。

真夏のロケでは ひこばえの木の下が みんなの休憩スポットです

渋沢家から1km近く先にある尾高家。撮影シーンが変わるとスタッフとキャストが真夏の道を汗だくで移動しました。

尾高家に向かう道
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

物語の舞台である血洗島は“暴れ川”として知られる利根川からほど近く、稲作に向かない土地のため、代わりに桑や藍の栽培をしていた。栄一の父・市郎右衛門は渋沢家の親戚から養子にきた人であったが、商才にたけており、渋沢家を豊かにした。

渋沢家の藍畑で父・市郎右衛門を演じる小林薫さんがスタンバイ。オープンセットの畑には実際に野菜や桑や藍などが植えられています。

撮影メイキング

吉沢亮さん演じる渋沢栄一と高良健吾さん演じる渋沢喜作はいとこ同士。幼なじみとして育ち、生涯の相棒となる役どころだけに、2人は一緒のシーンが多く、仲良く話している姿をよく見かけます。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

渋沢家は米、麦、野菜の生産のほか、藍を栽培して染料となる藍玉を製造しており、家の2階では養蚕も営んでいた。さらに、農家から藍を買い付け、作った藍玉を紺屋に販売していた。

渋沢家のスタジオセットの2階には、実際に蚕と桑の葉が登場。お蚕さまが桑を食べる音がスタジオに響いていました…。

撮影メイキング

乾燥させた藍の葉に水を打ち100日ほどかけて発酵させます。そうしてできた蒅(すくも)が布を青く染める染料となります。蒅を突いて丸めたものが藍玉です。

撮影メイキング

藍染指導の先生に所作を教えてもらいながら撮影。
これを水洗いすると美しい青色が表れます。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

家の仕事に興味を持った栄一は、父の買い付けに同行して学び、14歳のときには、父の代わりに近くの村々へ藍の買い付けに出かけた。「肥料が足りない」「乾燥が十分でない」などと、藍葉の鑑定を一人で行い、農家の人からも一目置かれる存在に。

子役の栄一(小林優仁くん)が父・市郎右衛門(小林薫さん)の藍の買い付けに同行するシーン。優仁くんは小林薫さんにたくさんアドバイスをもらったそうです。

撮影メイキング

藍の買い付けシーンの吉沢亮さん。算盤(そろばん)をはじくのが人生で初めてだったそうで、撮影の合間にも練習をしていました。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

農家の仕事とともに父に学問も習い始めた栄一。7歳になるといとこの尾高惇忠の家で本格的に『論語』の勉強をするようになる。

栄一に影響を与える10歳上のいとこ・尾高惇忠を演じる田辺誠一さんも真夏のロケでクランクイン。栄一とすれ違い、論語の本を薦めるシーンがファーストシーンでした。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

栄一は幼いころから剣術も習い、尾高惇忠の弟・長七郎やいとこの喜作たちと一緒に、剣術道場で試合をして鍛錬した。

撮影メイキング 撮影メイキング

道場のシーンでは真田範之助を演じる板橋駿谷さんと連続テレビ小説『なつぞら』以来の共演場面も。吉沢さんは「板橋さんが現場にいるととても安心感がある」と、再会を楽しんでいました。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

毎年、藍の刈り入れが終わると、村人たちが獅子舞の装具を着け、五穀豊じょうと悪疫退散を祈る祭りが行われており、栄一も幼いころから参加していた。

埼玉県の神社で撮影したお祭りのシーンには、タヌキが登場。いとこ・尾高千代を演じる橋本愛さんはタヌキを近くでずっと見物していました。

撮影メイキング

祭りのシーンで使った獅子の頭や傘などは、渋沢栄一が実際に獅子舞を舞った埼玉県深谷市血洗島にある諏訪神社からお借りしたものです。

撮影メイキング
栄一の生い立ち

<栄一の生い立ち>

商売のおもしろさに目覚めていく栄一。同時に、世の中の理不尽さに怒りを覚える出来事が起き、このあとさまざまな決断をしていくことに…。

撮影メイキング

『青天を衝け』もうすぐ放送スタートです。
「近代日本経済の父」といわれる渋沢栄一はどのような人生を送ったのか、ぜひご覧ください。

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