2017年10月16日 (月) "アムロス"現象広がる


※2017年9月21日にNHK News Up に掲載されました。

歌手の安室奈美恵さんが20日、来年9月で芸能界から引退することを明らかにしたことを受けて、一夜あけた21日、ラジオに安室さんの曲をリクエストする人が相次いでいるほか、ネット上では「ショックで仕事を休んだ」などといった声が出るなど、安室さんの引退を惜しむ“アムロス”現象が広がっています。この記事を担当するのは高校時代には細眉・ルーズソックスで通学し、放課後には“アムロちゃん”の歌をカラオケで歌いまくっていた、アムラー世代ど真ん中の記者2人。アムロちゃんは青春時代そのものです。私たちも軽く“アムロス”に陥りながら、執筆しています。

ネットワーク報道部記者 牧本真由美・角田舞

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<突然の発表1年後の引退>

am170921.2.jpg歌手の安室奈美恵さんは40歳の誕生日となる20日、ホームページで
「先日9月16日に無事、デビュー25周年を迎えることができました。私が長年心に思い、この25周年という節目の年に決意した事を書きたいと思います。わたくし安室奈美恵は2018年9月16日をもって引退することを決意致しました」などと記し、
来年9月に芸能界から引退することを明らかにしました。
安室さんは音楽プロデューサーの小室哲哉さんのもとでヒット曲を連発したほか、安室さんのヘアスタイルや、ミニスカートに厚底のブーツといったファッションをまねる女性を言い表した「アムラー」という言葉は平成8年の流行語にも選ばれるなど、人気は社会現象にもなりました。


<菅官房長官「非常に寂しく残念」>
安室奈美恵さんの発表を受けて、さまざまな声が寄せられています。
菅官房長官は21日午前の記者会見で「デビューして四半世紀、沖縄出身で日本を代表して、世界、特にアジアにおいては圧倒的な人気があり大活躍された」と述べました。そのうえで「数々のヒット曲を生み出し、独特なファッションを通じて若い女性に大きな影響を及ぼした安室さんが引退されることは非常に寂しく思うし、残念な思いを感じる」と述べました。


<イモトさん「何があろうとずっとHero」>

am170921.3.jpg安室奈美恵さんの熱心なファンとして知られ、今月沖縄で行われた安室さんの25周年記念ライブも見に行ったというタレントのイモトアヤコさんは、自身のインスタグラムで驚きの心境をつづっています。
イモトさんは「海外に到着しました。飛行機おりて直ぐに安室奈美恵さんの引退というニュースを知りました。小学生の時に安室奈美恵さんを大好きになって以来なんだか毎日が楽しくて、曲を聴くとワクワクして、ライブに行くとドキドキして、怖くて出せない一歩も前に出せるような気がして、出来ないことなんてないと思えて、安室奈美恵さんという言葉を聞くだけで身体が熱くなり全身から勇気が溢れてくるのです」とコメントしています。そしてこれから引退までの日々について「1年後の9/16まで全身全霊かけてアーティスト安室奈美恵さんを応援したいです。そしてそれ以降もずっとずっとずっとずっとずっとずっと大好きです。安室ちゃんは何があろうとこの先もずっとわたしにとってのHeroなのです」とコメントしています。


<リクエスト相次ぐ>

am170921.4.jpgラジオ放送などにも反響が広がっています。東京のFMラジオ局「J-WAVE」によりますと、安室さんの曲を放送してほしいというリクエストが増えているということです。
20日夜から21日にかけて安室さんはもっともリクエストの多いアーティストになっていて、局としてもリクエストがあれば重点的に流す対応を取っているということです。取材した21日昼の時点では9時台に1回、10時台に2回、12時台に1回と、1時間に1回程度のペースで安室さんの曲が放送されています。
JーWAVEによりますとリクエストの際のメッセージには「安室さんの音楽と一緒に過ごした時間を思い起こしながら聞きたい」など、それぞれ思いのこもったものが多いということで、安室さんの引退を惜しむ“アムロス”現象はラジオにも広がっています。
また有線放送大手の「USEN」によりますと21日、安室さんの曲のリクエストの数はこれまでの3倍に増えていて、曲目も「CAN YOU CELEBRATE?」などの定番の曲だけではなく広くリクエストが入っているということです。


<ネット上でも“アムロス”>

am170921.5.jpgこちらは安室さんについてツイッターに投稿された言葉たち。
「アムラー世代」だった30代~40代のファンなどを中心に、引退を惜しむさまざまな声が広がっています。
ツイッターでは「今日からしばらく家でも車でも安室祭だ!」とか「職場で安室奈美恵爆音」など安室さんの音楽を聞き続ける様子が投稿されています。また「会社お休みした。安室ちゃんのこと聞かれたら絶対泣いてしまうし、今日1日思う存分泣いたら明日からちゃんと働きます」とか「職場に安室ちゃん大好きな女の子いるんだけど今日急にお休みしてるわ…(察し)」など、ショックのあまり会社を休む人まで出ている様子も投稿されています。


<CD店では特設コーナーも>

am170921.6.jpgCDなどの販売店では特設コーナーを設けました。東京のタワーレコード渋谷店では21日朝、店の入り口の近くに特設コーナーを臨時で作り、CDやDVDを並べました。
急いで作ったという看板には「あまりに突然で、、、言葉が出ません、、、あと約1年、安室ちゃんを最後まで全力で応援します!!安室ちゃんは私の青春です」とスタッフの思いがつづられていました。
店によりますといろいろな年代の男性や女性が足を止めてCDを手にとってパッケージをじっくり眺めたり曲目を確認したりしているということです。「安室さんのCDを取り置きしてほしい」という電話も相次いでいて、店ではさらに在庫をそろえて特設コーナーを広げていくということです。


<最後の1年を見届ける>

am170921.7.jpg社会に広がる“アムロス”現象。若くして仕事で成功し、人気絶頂だった20歳で結婚・出産・休業するという潔さ。それでいながら復帰後も変わらずトップアーティストとして走り続け、今もレベルの高いダンスと歌のパフォーマンスを見せ続けている安室さん。つらいこともあったであろう中、人生の荒波を乗り越えて自分の信念を貫き、結果を出すストイックな姿にみんなが共感を覚えているからこそ、これだけの“アムロス”が広がっているのではないかと思います。
私たちも安室さんの最後の1年を惜しみながらも楽しんで見届けたいと思います。

投稿者:牧本 真由美 | 投稿時間:15時39分

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