2012年04月08日 (日)ことしの花見 多くの人に楽しみを


花見の季節を迎えました。
ことしは寒さの影響もあり、東京では平年より5日遅い開花となりましたが、この土曜日は、都内各地で満開となったサクラを楽しむ人でにぎわいました。

skr1.jpgこのうち、江戸時代からのサクラの名所、東京・北区の飛鳥山公園は、650本のサクラが見頃を迎えていました。土曜日には、例年を越える2万人以上が花見に訪れていました。
去年は、サクラの時期のイベントが中止されたり、花見を控える自粛ムードが広がったりしました。それだけに、皆さん待ちわびていたサクラ。そんな気持ちに応えて、ことしは幅広い層にサクラを楽しんでもらおうという動きが広がっています。

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東京・文京区の結婚式場は、明治の元老・山県有朋によって作られた由緒ある庭園です。格式が高そうですが、ことし始まった花見のプランに多く集まったのは、式場にはなじみが薄い、子どもを連れた母親です。
実は、会場のレストランは宴会場です。平日の昼間は、ほとんど使われることがありませんでした。ことしは花見を楽しもうという人が増えることを見込んで有効活用を考えました。

skr2.jpg料理のメインはハンバーガー。子連れでも入りやすいように、カジュアルなメ ニューを用意しました。ドリンクバーやサラダバーもあります。ちょっとファミリーレストランみたいな雰囲気です。調理や接客をするのも客と同世代の女性たちです。

skr11.jpg利用者は「この施設が古風な感じがするので、新しいスタイルかなと思います。こんなのがあると思わなくて、びっくりしました」とか、「息子の入学式で、お花がきれいなときなので立ち寄ってみました。子どもと一緒だとカジュアルなほうが楽しめます」などと話していました。
結婚式場側も、予想を超える客の入りに手応えを感じています。椿山荘の北谷幸子さんは「女性のお客さんや若い方をどんどん取り込んで、なじんでいただきたいという目的で取り組んでいます」と話しています。

skr9.jpgところで、花見をしたくても時間がとれない・・・そんな人向けの取り組みもあります。
こちらのホテルでは、満開のサクラを見ながら朝食を楽しめる花見のプランをことしから始めました。
新たなターゲットは出勤前の会社員。朝の時間を有効に使う「朝活」が広がっているのに注目しました。いつもより1時間早い午前8時にラウンジをオープンしています。特に女性の利用が多いということです。

skr10.jpg都内で働く女性は夫と一緒に朝食をとりながら、花見を楽しんでいました。
女性は「こういうところでサクラを見ますと、ぜいたくな気持ちになります。そのまま仕事に行きます」と話していました。
グランドプリンスホテル高輪の荒井成次郎さんは「夜のサクラですとアルコールに酔っているということがあると思いますが、朝日の中のサクラでは花に酔えるのではないかと思います」と話していました。

skr3.jpgさて、次は、自宅で楽しむ花見。サクラの盆栽です。
インターネットの通信販売などで人気を集めています。震災による自粛ムードが広がった去年に関心を集め、ことしは去年の3倍以上の売り上げだといいます。

skr4.jpg楽天の塩沢友孝マネージャーは「春のサクラの時期を、お客さんが待ち望んでいて、楽しみ方も多様化しています。外で花見をするだけではなくて、気軽にカジュアルに家の中で花見を楽しむという方が増えているのかなと思います」と話しています。

skr5.jpg実際にサクラの盆栽を購入した33歳の女性です。去年10月に子どもが生まれました。毎年、友人たちと近くのサクラの名所に行っていましたが、今は子どもから目が離せず、一度は花見を諦めたといいます。
そんなときに人づてに知ったのがサクラの盆栽。育児の傍ら、水をやり、少しずつ開いていく花の変化を楽しんでいます。

skr6.jpgこの日は、毎年一緒に花見に出かけていた「ママ友」が集まりました。遅咲きの品種で満開はまだ先ですが、ささやかな花見を楽しみました。「子どもを育てているのと同じかなと思っています。 どんどん大きくなっているな、育っているなという感じがして楽しみです」と話していました。

skr7.jpgご覧いただいた、結婚式場の平日のハンバーガーレストランは今週金曜日まで、また、ホテルの朝活の花見は、来週の日曜日までだということです。

投稿者:宮本知幸 | 投稿時間:14時30分

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