2015年09月17日 (木)コンビニ設置のAEDで救命


24時間営業しているコンビニエンスストアに、心臓の動きを正常に戻すAEDを設置する動きが広がっています。こうしたなか、去年から市内にあるコンビニすべてにAEDを設置した愛知県尾張旭市で、そのAEDを使って、60代の男性が救命されたことが分かりました。
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尾張旭市は、市民が24時間いつでもAEDを使えるように、去年5月東海3県では初めて、市内にあるすべてのコンビニにAEDを設置しました。
konbiniaed20150916_2.jpg尾張旭市消防本部によりますと、8月3日、市内に住む60代の男性が自宅で意識を失ったため、家族が119番通報をしたうえで、心臓マッサージを行うとともに、近くのコンビニにAEDを取りに行きました。
konbiniaed20150916_3.jpgそして、男性が意識を失ってから6分後にAEDを使って電気ショックを与えたところ、男性の心臓が再び動き始めたということです。
男性は2週間入院しましたが、以前と変わらない生活を送っています。
konbiniaed20150916_4.jpg尾張旭市消防本部の桑原謙庶務係長は「家族がコンビニにAEDがあると思ってすぐに取りに行き、迷わず使ったことが救命につながった。コンビニは夜間や休日も開いているので、誰かが倒れて反応がなければ、AEDを取りに行って使って欲しい」と話しています。
konbiniaed20150916_5.jpgコンビニにAEDを設置する動きは全国的に広がっていて、愛知県内でも尾張旭市のほかに、長久手市や豊川市、田原市、豊山町、それに蒲郡市などにも広がっています。

投稿者:松岡康子 | 投稿時間:07時20分

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