2013年01月08日 (火)女性の靴の悩み 解決法


気に入ったデザインで、足に合う靴を探す難しさは多くの女性が感じているのではないでしょうか。足の指が痛くなる、かかとが脱げるなど女性の8割以上が靴に悩んでいるというデータもあります。こうした女性の悩みを背景に、履き心地とデザインを兼ね備えた靴が注目を集めています。
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【トレンドは「履き心地」も「デザイン」も】
ミセスの顧客が多い東京・日本橋の百貨店ではパンプスタイプで、かつ履き心地のいい靴の取り扱いを増やしています。
20130108-03.jpg見た目は通常のパンプスと変わりませんが、見えない部分に工夫が凝らされています。たとえば上のパンプスの断面が下の写真。土踏まず部分が普通のパンプスの2倍にあたる2センチもあります。通常パンプスには入っていない中敷きを入れてクッション性を高めているのです。
20130108-04.jpgまた別のメーカーのパンプス(下写真 右側)はヒールの位置を通常のものより前にずらして体重をかかとにのせやすくしています。ヒールが高いと痛くなりがちなつま先の痛みを和らげるのが狙いです。
20130108-05.jpg履き心地重視の靴と言えば、かつては甲の部分をひもやファスナーで締めるタイプが中心でしたが、ミセスを中心にデザインも兼ね備えた物を求める声は強いということです。


履き心地とデザインを兼ね備えた靴に特化したブランドも誕生しています。東京・日比谷に去年オープンした靴専門店は半年で全国に10店舗を出店するまでになりました。

20130108-06.jpgこの店の工夫は靴の型にあります。通常の靴よりも親指側に中心線をずらし、親指がまっすぐ伸びるようにしました。

20130108-08.jpg靴のデザインもつま先部分にアクセサリーを配置するなど明るさと華やかさを心がけ、履きやすさに加えて見た目にもこだわる40代、50代を中心に人気を集めています。

20130108-07.jpg社長の林恵子さんは「合わない靴を履き続けて痛みで歩けなくなった体験から、歩きやすく、しかも女心を忘れないデザイン性に富んだ靴を作りたいと開発しました。目標の5倍以上の売り上げで、生産が追いつかない感じです」と話していました。

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一方、手持ちの靴の履き心地をアップさせる店も登場しています。去年11月、新宿にオープンした靴の「調整」専門店には取材にうかがった日、60代の女性がお気に入りだった靴を持ち込みました。買った当初は歩きやすかったものの、次第に足の親指の付け根が靴にあたって痛むようになりました。この店ではまず女性の足形をとって圧力のかかっている部分を確かめました。

20130108-10.jpgすると土踏まずのアーチが下がって、へん平足気味になっていることが分かりました。そこで、靴底をはがして土踏まずを支えるクッションを加え、さらに足の甲の部分の皮を伸ばして親指の付け根の痛みが和らぐようにしました。調整を終えた靴を履いた女性は「ソフトな履き心地で長時間歩けそうです」と満足した様子でした。

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女性にとって代表的な靴の悩みには「かかとが脱げてしまう」こともあります。その対策に人気なのがシューズバンドです。

20130108-12.jpg上の写真、すべて手作りです。埼玉県に住む西面千晴さんは、はぎれを使ったシューズバンド作りを楽しんでいます。バンド部分は慣れれば20分ほどで作れるそうです。

20130108-13.jpg友人の結婚式で履いたパンプスが足に合わなかったことをきっかけに作り始めました。靴の色やデザインに合わせて色や柄の異なるさまざまなシューズバンドを楽しんでいます。西面さんは「足がかわいいとその日一日うれしい気分になるので、本当に重要なおしゃれだと思います」と話していました。

20130108-14.jpg【外反母趾(ぼし)の基礎知識】
女性がデザイン性の高い靴に履き心地を求める大きな理由が「外反母趾」です。女性の3人に1人が外反母趾になるとも言われるほど身近ですが、意外に知らないことも多いのではないでしょうか。例えば外反母趾になる原因は「つま先の細い靴を履き続けること」と思っている人も少なくないと思います。

20130108-15.jpg慶應義塾大学病院の須田康文医師によりますと、緩い靴を履き続けていても外反母趾になるそうです。というのも人が立って体重をかけるだけで足幅は広がるため、甲の部分が広がらないように押さえの利く靴でないと外反母趾になる可能性があるとのことです。

20130108-16.jpg外反母趾では足の甲に5本ある中足骨という骨のうち、1番目と2番目が開いてきます。そのためつま先はゆったりしていて指がまっすぐ伸ばせるもので、甲の部分はひもで締められる靴がいいそうです。

20130108-17.jpg【外反母趾の予防法】
足に良くないと分っていても甲の部分が締まらないパンプスを履きたいのが女心というもの。そこで須田医師に予防法を教えていただきました。足の指をグーパーをして親指を動かす筋肉を鍛えます。

20130108-18.jpgパーは力を入れて5秒ほどキープします。グーは力を抜く程度です。パーの時は指を少し立てると力が入りやすくなります。

20130108-19.jpgこのグーパーを1日20~30回繰り返すことで、外反母趾になりにくくなるということです。

外反母趾は患者の1割が男性、9割が女性と女性に多い病気です。須田医師によりますと体質的な関節の柔らかさが関係しているためだそうで、外反母趾になりやすい人を見分ける方法も教えていただきました。下の写真のように手の親指を曲げた時に、腕につくような方は体質的に関節が柔らかいそうで、一層注意が必要だということでした。

20130108-20.jpg須田医師は「外反母趾は決して同じ状態にとどまるのではなく 油断しているとどんどん進行して変形が強くなり、あちこちに痛みが出てきます。早めに自分が外反母趾かどうか、今後進行するか医療機関で尋ねるといいと思います」と話していました。 

仕事や旅行などで女性が外に出る機会が多くなるにつれて、外反母趾は増えているとみられています。それだけに予防がますます大切になっています。

投稿者:内田明香 | 投稿時間:06時00分

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