2018年02月06日 (火)控えて! 不要不急の外出...でも、歩く人たちへ


※2018年1月22日にNHK News Up に掲載されました。

低気圧の影響で東京23区でも23日朝までに10センチの雪が降ると予想されるなど、関東の広い範囲で雪が積もり、大雪となるおそれがあります。22日朝、電車に乗って通勤していると、大雪警戒のためか長靴やブーツを履いた人を多く見かけました。早くから大雪に備えようという人も多いようです。東京・渋谷にあるNHKの周辺では、22日昼ごろには、あたりが雪で真っ白になり始めました。国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼びかけていますが、仕事などで外出しないといけない人はどうしたらよいか、調べてみました。

ネットワーク報道部記者 飯田暁・ 後藤岳彦・佐藤滋
大阪放送局記者 小林達記

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<融雪剤 売り切れの店も>

hik180122.2.jpg22日朝は地下鉄の入り口や工事現場などには白い粒がまかれていました。聞くと、人や車などが滑らないよう融雪剤をまいたということでした。東京23区にあるホームセンターに聞いたところ、融雪剤がすでに売り切れになっていて、22日はいつ入荷するかわからない状態で、置いてある店も残りわずかだということです。

hik180122.3.jpg融雪剤以外にも、どの店舗も、雪かきをするためのスコップを買い求める人が開店と同時に相次いで訪れているということで、都内のホームセンターはどこも大忙しのようです。ホームセンターの担当者は「平成26年の東京での大雪の経験もあり、雪に備えようと融雪剤やスコップを買い求める人が多い」と話しています。


<雪につぶやく人たち>
大雪の予報について、ツイッターでは多くの投稿が行われています。中には「国交省が不要不急な外出はするなと言ってるが、学校も会社も休みにはならんのよね」とか「会社休みになりませんかね、なりませんね…」と嘆くツイートも相次いでいました。

一方で、雪が多い地域に暮らす人たちからとみられる投稿では「関東に雪…大変なのは分かるけど毎回騒ぎすぎ…」といったつぶやきが見られる一方、「こんな雪程度で騒ぎすぎって言うけど、東京の交通機関は1年に積もるか積もらないかもわからない雪に対する設備投資が万全ではないんです。わかってください」などと理解を求める投稿も見られました。

さらに多くの投稿があったのは雪道での「歩き方」についてです。「関東のみなさん、足の裏全体で地面をつかむような歩き方してね。転ばないでね」といったように雪に慣れている人たちが歩くコツを伝えるようなツイートでした。


<滑らない歩き方とは>
毎年、1000人以上の人が雪道で転倒して救急搬送される札幌市で、転倒事故を防ぐための啓発活動に取り組んでいるウインターライフ推進協議会では、雪に慣れていない観光客のために雪道を歩くコツをまとめたガイドブックを作成しています。関東で大雪に見舞われる人にも大いに参考になると思いますので紹介します。

hik180122.4.jpg(ウインターライフ推進協議会のガイドブックより)


<両手はふさがない 急がない>
それによりますと、転びやすいのは急ぐ人や両手がふさがっている人、スマホに気を取られている人だといいます。

転びやすい場所は、バスやタクシーの乗降場所や車が出入りすることがある歩道。こうした場所は車や人で雪が踏み固められて滑りやすくなるおそれがあります。

地下鉄の駅や地下街の出入り口付近も、人通りが多いため雪が踏み固められるほか、雪がなかったところから急に滑りやすいところに出るため注意が必要だということです。


<要注意 横断歩道の白線部>

hik180122.5.jpg意外な注意点は横断歩道。横断歩道の白線部は普通の舗装と違って水が染みこまないため氷の膜ができやすく滑りやすいので、なるべく白線の上は歩かないほうがいいということです。


<小さな歩幅で重心は前に>
雪道の歩き方の基本は、小さな歩幅で歩くこと。重心は前におき、足の裏全体を地面につける気持ちで、すり足のように歩くのが有効だということです。

荷物は両手が自由になるリュックがおすすめ。時間に余裕を持って、急がず焦らず歩くことが大切だということです。このほか可能なら靴に取り付ける着脱式のスパイクを購入することもおすすめです。

hik180122.6.jpg(ウインターライフ推進協議会のガイドブックより)


<おととし1月 都内で3日間に236人搬送>
東京消防庁の統計によりますと、都心で6センチの雪が積もった、おととし平成28年1月18日は74人が転倒するなどして救急搬送されました。

しかし、気をつけなければならないのは雪が降った当日だけではありません。その翌日の19日にはさらに50人以上多い129人が、翌々日も33人が救急搬送されているのです。搬送された人の合計は、3日間で236人に上っています。

東京消防庁では、転倒などの事故を防ぐため、足元に十分気を配りゆっくり歩く、残雪や凍結路面を避けて余裕を持って行動する、降雪後の数日間は特に注意することを呼びかけています。


<急がず焦らず>

hik180122.7.jpgこれから帰宅を迎える人も多く、あす23日朝も、通勤・通学の時間帯に路面の凍結なども予想されます。どうしても早く家に帰れない人、あるいは、路面が凍結する中を出勤や外出しなければいけない人は、転んでけがをしないよう「急がず焦らず」でいつもより、注意深く歩きましょう。

投稿者:飯田 暁子 | 投稿時間:16時08分

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