2013年05月09日 (木)「ビジネス向け」アプリ、急速に拡大


スマートフォンやタブレット端末などを使って、無料通話やメール、ゲームといったさまざまなアプリを楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。いま、こうした個人向けのアプリではなく、ビジネスでも使うことができるアプリの市場が急速に拡大しています。こうした「ビジネス向け」アプリを集めた展示会が東京で開かれました。

20130509app_01.jpg

ビジネス関連の出版社が初めて開いた「スマートフォンアプリEXPO」には、ビジネスで使えるように開発されたさまざまなアプリを紹介しようと、およそ40社が出展しました。

20130509app_02.jpgこちらは、外回りの営業マン用に開発されたアプリです。訪問した企業の名前や営業の成果などの情報を1社ずつ入力することで、営業マンが作成する「日報」を自動で作成できるようになっています。

20130509app_03.jpg会社は別の有料ソフトを導入することで、送られてきた日報をもとに、販売目標やその達成率など、業績をまとめて管理することができます。

20130509app_04.jpgまたこちらは、GPSを活用して車の位置情報を利用者に提供するアプリ。幼稚園などの送迎バスや、お弁当の移動販売車などを運行する企業向けに開発されました。

20130509app_05.jpg運転手が移動する時に手元のスマートフォンのアプリを立ち上げることで、位置情報を自動で送信し、利用者は車が近くに来たことをアラームなどで知ることができます。

20130509app_06.jpgスマートフォンやタブレット端末をビジネスに使う場合に、心配されるのが社内情報の流出です。これを防ぐためのアプリも紹介されました。

20130509app_07.jpg社員個人の情報端末を業務に使う「Bring Your Own Device」、いわゆる「BYOD」のためのアプリは社内の専用ネットワークで共有されているスケジュールや連絡先などに、社員個人のスマートフォンなどの端末からアクセスできます。

20130509app_08.jpg通信のデータが暗号化され、端末側には情報が残らないため、端末を紛失した場合も社内情報の流出が防げるということです。

20130509app_09.jpg会場を訪れた人たちからは「いつも使っているアプリの感覚で仕事もできるのであれば、非常に便利になりそうだ」、「いつでもどこでも、やりたい仕事ができるようになればいい」など、効率的に仕事をするための環境が整うことを期待する声が聞かれました。

20130509app_10.jpg民間の調査会社「IDC Japan」によりますと、国内の企業向けのアプリの市場規模は、去年は推計で100億円余りで前の年のおよそ2倍に増え、さらに4年後の2017年には500億円近くにまで拡大すると予想されています。

20130509app_11.jpg展示会の事務局の佐々木大輔さんは「スマートフォンやタブレット端末の普及が進むなか、職場以外で仕事ができるようになるなど、勤務形態に幅が出てくるようになる。個人用ではなく、最新の技術を使った企業向けのアプリの開発は今後も加速していくと思います」と話しています。

20130509app_12.jpgインターネットとの親和性が高く、さまざまな機能をアプリで追加できるスマートフォンやタブレット端末は、今後もさまざまな使い方が出てくると期待されます。こうしたツールを安全に使うためにも、「情報のかたまり」を持ち歩いていることを十分に理解し、適切なセキュリティ対策をとることが使う側に求められます。

投稿者:千田周平 | 投稿時間:06時00分

トラックバック

■この記事へのトラックバック一覧

※トラックバックはありません

コメント

※コメントはありません

コメントの投稿

ページの一番上へ▲