2013年09月25日 (水)消費増税? 暮らしの現状は


消費増税の最終判断が迫る中、今月発表された、ことし4月から6月のGDP・国内総生産は、年率でプラス3点8%。
私たちの生活は実際のところどうなっているのか、家計の収入と支出のようすから、今の暮らしをみてみます。

厚生労働省の毎月勤労統計によりますと、給与は、6月と7月は去年と比べて増えています。輸出産業や建設業などを中心にボーナスが上がったためです。しかし、給与の大部分を占める基本給は、いぜん、前の年を下回り続けているのです。
syouhizei1.jpg給与が増えた家庭をみてみます。群馬県高崎市に住む大久保達生さん。勤務先の運送会社は、円安などの影響で自動車の輸出が好調なことから売り上げが伸びています。このため、この夏は、リーマンショック以降ほとんど出ていなかったボーナスが1か月分支給されました。
syouhizei2.jpg妻の摂子さんは、去年7月には2万円台に切り詰めていた食費を、ことしは4万円台に増やしました。魚好きの夫のために、普段買わないような高い魚を買うなど、少しぜいたくをしたといいます。さらに、2歳の娘とともに、初めて家族旅行にも出かけました。摂子さんは「旅行に行って上げ膳据え膳っていうのは、私にとってもごほうび。ボーナスが出たので普段はできないことをしました」と話していました。syouhizei3.jpg給与が伸びない中、家計のやりくりに頭を悩ませている女性もいます。静岡県富士宮市に住む石黒友香さん。ことし秋には第2子の出産を控えています。
syouhizei4.jpg毎日、細かく家計簿をつけている石黒さん。円安やエネルギー価格の上昇で、食品やガソリン代など、生活必需品が幅広く値上がりしているといいます。7月の消費者物価指数は去年の同じ月を0点7%上回り、4年8か月ぶりの高い伸びとなっています。syouhizei5.jpg
石黒さんは、全国の主婦2万人からなる「友の会」の会員です。設立されて80年あまり、毎年、物価を調べては家計の予算を立て、余分な出費は抑えつつも豊かな生活を維持しようと活動を続けています。会では、定期的に家計簿を持ち寄り、情報交換をしています。この日は消費税率の引き上げが話題にのぼりました。集まった主婦たちから上がったのは、子どもたちの将来のために使うなど、必要であれば消費税率の引き上げは仕方ないという意見。一方で、家計に響くのも事実です。「給与が増えない中で、まだお財布のひもをゆるめることはできない」という声も聞かれました。
syouhizei6.jpg企業業績の回復が、給与を通じて家計に及び、私たちの生活にまで浸透するのには、まだ時間が必要なようです。

投稿者:篠﨑夏樹 | 投稿時間:06時00分

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