第三十六回

2018923日放送

「慶喜の首」

砲声がとどろき新政府軍と旧幕府軍との戦闘がついに始まる。「鳥羽伏見の戦い」である。岩倉(笑福亭鶴瓶)が仕掛けた「錦の御旗」で新政府軍が一気に優勢となるが、信吾(錦戸亮)が銃弾に倒れる。朝敵となることに恐れおののく慶喜(松田翔太)は、あろうことか味方の兵を置き去りにして、ひそかに大坂城を抜け出し江戸へ逃亡する。吉之助(鈴木亮平)は慶喜追討の勅命を受け、東征軍の参謀として兵を江戸へ進める。

西郷どんの目線

いよいよ「鳥羽伏見の戦い」が始まります。こちらの新政府軍5,000人に対し、慶喜公率いる旧幕府軍は15,000人。ある意味、玉砕覚悟の戦いです。その覚悟はなみなみならぬものであり、兵たちが命を落とすことをも受け入れている——そんな吉之助の「怖さ」を意識しました。
信吾から「戦の鬼」と言われたことで、「自分は鬼にならないといけないんだ」と吉之助は思ったはずです。大軍を率いるリーダーとして、決して動揺は見せられない。心のダメージを抱えながらも、必死に鬼を演じている吉之助がいます。だけど唯一、心の揺れ動きを見せられるのが、一蔵どんです。このふたりの関係はやっぱり特別なんですよね。
さらに、幕臣である山岡鉄舟さんとの出会いもあります。「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり」と西郷さんが表現されたというほどの人物です。ちなみに、演じられるのは藤本隆宏さん。かつてドラマで西郷隆盛を演じられていたこともあるので、お会いした瞬間、「あ、西郷さんの先輩だ」って思いました(笑)。

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