幼稚園・保育所向け番組のひろば

放送番組を利用した保育実践

「しぜんとあそぼ~かまきり」を使った実践研究(4歳児)

学校法人 油川幼稚園(青森市)
(第54回放送教育研究会全国大会発表より)

概要

番組が自然へかかわる力を伸ばしてくれる

本園の周りの原っぱや、隣接する自然公園は子どもたちの好奇心や冒険心をくすぐる絶好のあそび場となっており、年間計画にも四季折々の自然に触れることを盛り込んでいる。

そんな環境にあっても、「しぜんとあそぼ」の、実際にはなかなか遭遇できない場面や肉眼では見られないアングルの映像によって、子どもたちの自然への興味、関心がより深まっていき、自然へのかかわりが活発になるように思われる。

くり返し視聴する意義

子どもが描いたかまきりの絵

平成15年は低温が続いたため植物や生き物の出現が例年より遅く、「しぜんとあそぼ~かまきり」の視聴がちょうど実際のカマキリの出現時期と重なった。

今回本園では、週に1度、3週間にわたって「しぜんとあそぼ~かまきり」を視聴した。3回同じものを見せたが、それぞれの回に子どもたち一人ひとりの興味の段階に合わせた新しい気づきが見られ、カマキリに対する興味がよりいっそう深くなっていった。

視聴を重ねることで子どもたちの理解が深まっていく