考える授業の流れ

本教材では、「世界の国々と日本の国際協力」を取り上げる。

自分ができる国際協力を多角的に捉える

  • 自分ができる国際協力のアイディアを思考ツール(座標軸)に位置付けることで、国際協力を一面的ではなく広い視野で捉えることができます。

社会的な見方・考え方を働かせる

  • 思考ツール(座標軸)の軸を「時間」と「位置」に設定することで、社会的な見方・考え方を働かせた思考をおこなうことができます。

映像視聴で具体的に捉える

  • 映像視聴により、国際協力の実際を具体的にイメージできます。

授業の流れ

〇 学習活動 ● 番組 ◎ 動画クリップ □ 教材
■ 記入式シートなど ◇ 支援

ステップ(1) つかむ
課題を設定しよう!

シート

ステップ(1)の流れ

3分

シート

国際連合やODA、 NGOなどの働きについて想起する。

教師の支援

国際連合やODA、NGOなど、それぞれの働きやおこなっていた国際協力を振り返る場を設ける。

「世界の人々のために、では自分にはどんなことができるだろう」と投げかけ、学習課題につなげる。

本時の学習課題を設定し、学習の見通しを持つ。

世界の人々のために、どんなことができるのだろう

世界の人々のために、どんなことができるのだろう

ステップ(2) 調べる
情報を収集・整理しよう!

シート

ステップ(2)の流れ

10分

シート

動画①「番組シーン①~⑩」(00'00~10'00)を視聴する

教師の支援

記入シート①(座標軸)を配布する。

視聴後に、番組のキーシーンの静止画を座標軸に位置付ける活動があることを説明し、それを意識しながら番組を視聴するよう伝える。

ステップ(3) 考える
整理したことを分析しよう!

シート

ステップ(3)の流れ

20分

シート

「世界の人々のために、どんなことができるのか」についての考えを座標軸に位置付ける。

(1)番組内容を座標軸に位置付ける。

教師の支援

資料シート②(番組のキーシーン)を配付する。

はじめに番組のキーシーンが座標軸のどこに位置付けられるかを考え整理し、座標軸の活用イメージを持てるようにする。

(2)自分ができる国際協力のアイディアを座標軸に位置付ける。

教師の支援

その後、教科書や資料集、ノートなどを情報源とし、「自分ができる国際協力」の考えを広げ、座標軸に黄色のカードで位置付けていくよう伝える。

「自分ができる国際協力」のアイディアについて、考えたことを記入し、座標軸に位置付ける。

教師の支援

黄色のカードで挙げたアイディアに対して、さらに考えたことを青のカードで記入し、考えを広げていく。

5分

座標軸に記入したことを、ペアやグループで交流する。

教師の支援

友達の意見をもとに、「自分ができる国際協力」について、さらに考えを広げる。

ステップ(4) まとめる
自分の考えをまとめよう!

シート

ステップ(4)の流れ

7分

シート

座標軸を俯瞰しながら、「自分ができること」について考えをまとめる。

教師の支援

記入シート②(考えまとめシート)を配布する。

記入シート①で整理・分析したことを参考にして、学習課題に対する自分の考えを記入シート②にまとめるように伝える。

「現在」や「未来」、「日本」や「世界」という視点で、「自分ができる国際協力」について考える。

「世界で将来できることは~」など、座標軸を活用することで出てくる考えを尊重し、まとめに生かせるように助言する。

次時以降・発展

  • クラス内でできる国際協力について考える など