考える授業の流れ

本教材では、「世界の国の人々」を取り上げる。

社会の出来事を「多面的な視点」でとらえる

  • 番組や動画クリップを情報源とし、外国の人と共生できている地域のその要因について、クラゲチャートを活用して多面的にとらえることができます。

「共生社会において大切なこと」について多様な視点で考察する

  • クラゲチャートを俯瞰することで、「共生社会において大切なこと」について多様な視点から考察することができます。

単元の終末での活用

  • 単元の終末場面における「番組×思考ツール」の授業イメージを広げることができます。

授業の流れ

〇 学習活動 ● 番組 ◎ 動画クリップ □ 教材
■ 記入式シートなど ◇ 支援

ステップ(1) つかむ
課題を設定しよう!

シート

ステップ(1)の流れ

5分

シート

「外国の人々と共に生きるために大切なことは何か」について学習することを知る。

本時の学習課題を設定し、学習の見通しを持つ。

教師の支援

これまでの学習から、世界の人々は多様で異なる文化や習慣があることを振り返る。

「多様性のある人々と共に生きるために大切なことは何だろう」と投げかけ、学習課題につなげる。

外国の人とともに生きるために、どんなことを大切にしていけばいいのだろう

外国の人とともに生きるために、どんなことを大切にしていけばいいのだろう

ステップ(2) 調べる
情報を収集・整理しよう!

シート

ステップ(2)の流れ

10分

シート

動画①「番組シーン①~⑨」(00'00~09'18)を視聴する

教師の支援

要因を整理しながらそれを理由として考えをまとめられるように、下記のクラゲチャートを使って支援するとよい。

記入シート①(クラゲチャート)を配布する。

視聴後に、外国の人と共生できている要因についてクラゲチャートに整理する活動があることを説明し、それを意識しながら番組を視聴するよう伝える。

ステップ(3) 考える
整理したことを分析しよう!

シート

ステップ(3)の流れ

17分

シート

外国の人と上手に共生できている要因について、クラゲチャートに整理する。(共同編集)

教師の支援

資料シート①(番組のキーシーン静止画集)を配付する。

動画クリップも参考にして考える。

教師の支援

動画クリップ「多文化共生センター」「ともに生きる日本人とブラジル人」「外国にルーツがある子どもをたちを支える活動」を視聴してもよいと伝える。

(1)番組の静止画をクラゲチャートの足の部分に分類して並べる。

教師の支援

クラゲチャートの足の部分に、静止画を分類して並べるよう伝える。

(2)分類ごとに見出しをつける。

教師の支援

まとまりには見出しをつけるように促し、どんな観点でまとめたか分かるようにする。

動画クリップの静止画カードを情報の収集源としてもよい。補足資料として必要に応じて視聴するように伝える。

7分

(3)各グループで整理した内容を全体で共有する。

教師の支援

大型提示装置などを活用しながら、適宜発表を行い、全体で共有する。

「どうしてそのように整理したか」を中心に聞きながら、学習課題に対する考えを広げられるように、キーワードとなる言葉を板書などで整理する。

ステップ(4) まとめる
自分の考えをまとめよう!

シート

ステップ(4)の流れ

6分

シート

動画②「番組シーン⑩」(09'20~10'00)を視聴する

教師の支援

番組の残りを視聴する。

記入シート②(考えまとめシート)を配布する。

学習を振り返って、「外国の人とともに生きる上で大切にしたいと思ったこと」「外国の人との関わり方について考えたこと」などを自分の言葉でまとめる。

教師の支援

記入シート①で整理・分析したことを参考にして、自分の考えをまとめるように伝える。

グループでの話し合いや全体共有での意見をもとに、「互いの文化を尊重し合うこと」や、「関わる機会を多く持つこと」、「ともに支え合うこと」などについて自分の言葉でまとめられるようにする。

次時以降・発展

  • 時間に余裕があれば、外国の人との交流(国際交流)の実際について調べる。