◇身の回りにいる虫について交流することを通して、本単元の学習に関心を持つようにする。
◇この段階では、昆虫という言葉は用いず、ダンゴムシなどの昆虫に分類されないものも許容する。
それぞれの虫のすむ場所、見つかりやすい場所に着目し、体の特徴や食べ物などすんでいる環境との関連性についてじっくりと考えていく中で、ふしぎを発見できるように設計。
身の回りの生物について、探したり育てたりする中で、それらの様子や周辺の環境、成長の過程や体のつくりに着目して、それらを比較しながら調べる活動を通して、次の事項を身に付けることができるよう指導する。
授業の流れ
〇 学習活動 ● 番組 ◎ 動画クリップ □ 教材
■ 記入式シートなど ◇ 支援
ステップ(1)の流れ
3分
○身の回りで見つけた虫を発表する。
◇身の回りにいる虫について交流することを通して、本単元の学習に関心を持つようにする。
◇この段階では、昆虫という言葉は用いず、ダンゴムシなどの昆虫に分類されないものも許容する。
5分
●動画①「番組シーン①~②」(0'00~3'43)を視聴する
○番組を見て、虫がいる場所から「虫についてのふしぎ」を見つけるという課題を共有する。
◇比べることで、ふしぎの手がかり(おや? どうして? という違和感)が見つかることに気付けるよう支援する。
虫がいる場所をくらべて ふしぎをさがそう
虫がいる場所をくらべて ふしぎをさがそう
ステップ(2)の流れ
25分
○運動場や学級菜園、中庭、観察池などで虫探しをし、虫を見つけたら、虫の写真を撮り、名前をメモし、見つけた場所を記録する。
◇見つけた虫について記録、整理するのが難しい場合には、下記のXチャートを使って支援することも考えられる。
■記入シート①(Xチャート)を配布する。
◇観察する樹木がない場合はYチャート、水場がある場合はWチャートを使用するなど工夫するとよい。
◇教室に戻ったら、集めた写真や情報を記入シート①に整理することを説明する。
◇授業中に校内を散策する際のマナーや教室に戻る時刻について確認しておく。
○グループで、写真や情報を共有する。
○見つけた場所で分類して、記入シートに整理する。
◇緑のカードに虫の名前を書いて、Xチャートの視点(白のカードの見つけた場所)に沿って整理するように指導する。
◇カードの代わりに撮影した写真でもよいことを伝える。
◇番組静止画集を活用してもよいことを伝える。
ステップ(3)の流れ
6分
○共通点や差異点に注目しながら、気付いたことをカードに書いてXチャートに整理する。
◇共通点について気付いたことはピンクのカード、差異点について気付いたことは青のカードに書くなどすると何に注目してふしぎを見つけることができたか振り返りやすい。
◇ここでは気付きを書くとしているが、ふしぎについて書いていても許容する。
◎Xチャートを使って、ふしぎの手がかりを見つける方法がわかりにくい場合は、動画クリップ「理科の見方・考え方 分類するとき」をみんなで視聴する。
◎比べる方法がわかりにくい児童が多い場合は、Xチャートを使って、ふしぎの手がかりを探す方法を知るために、Wチャートの活用方法を解説したクリップを見る機会を作る。
●気付きが出にくい児童は、動画②「番組シーン③」(3'43~5'13)を視聴する
◇見つけきれない児童の補助に動画を見る機会を作る。
6分
○みんなの気付きを発表する。
■大型モニターと児童のタブレット端末に同時に一覧表示。
◇クラス全体で児童の考えを共有する。
◇意見を板書して整理する。
◇他者の意見を聞いて、加筆などしてもよいことを伝える。
ステップ(4)の流れ
6分
●動画③「番組シーン④〜⑩」(5'14~10'00)を視聴する
◇ふしぎを見つけるためのヒントとして、動画を見る機会を作る。
○動画から得た情報や気付きを記入シート①(Xチャート)に付け加える。
◇モンシロチョウが花のないキャベツ畑にいるシーンは、校内では得にくい情報であり、成長過程についての学習につながるふしぎが生まれる可能性を含んでいるため、全体で共有する時間を取ることも想定しておく。
10分
○どんなふしぎを見つけたのかを発表する。
■大型モニターと児童のタブレット端末に同時に一覧表示。
◇クラス全体で児童の考えを共有する。
◇意見を板書して整理する。
ステップ(5)の流れ
6分
○ふしぎに思うことの中から、みんなで調べたいことをしぼる。
○しぼったふしぎについて、何を調べたらいいか、考える。
○確かめる方法を考える。
◇たくさんのふしぎの中からみんなで調べたいものをしぼる。その際、指導事項である成長過程や体のつくりに触れられるようなふしぎについても関心を持つことができるような切り返しをする。
【例】食べ物に関するふしぎから、それぞれの体の特徴との関係に関心を持つ。
【例】キャベツ畑にいるチョウのふしぎから、幼虫の時の様子などとの関係に関心を持つ。 など
◇3年生の段階では、具体的な方法でなくても、体の仕組みとの関係を調べるなど、学習を方向付けるようなものに留めておいてよい。
6分
○ふしぎを確かめる実験・観察方法を発表する。
◇児童が考えた実験・観察方法を板書する。
ステップ(6)の流れ
7分
○これまでの活動を振り返って、どうしてふしぎに思ったのかについて、考える。
◇資料シート④の番組の児童のふしぎがどう生まれたかを参考にして、自分のふしぎが生まれたのは、何かに注目して、比べたからであると実感できるように支援する。
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(2)ふしぎさがしのためのざいりょう集め
校内のいくつかの場所で虫をさがして写真をとろう!
・本文
活動① 教室を出て、いろんな「虫」の写真をさつえいしよう
「虫」を見つけたら名前と見つけた場所をメモして帰ろう
活動② どこで見つけた写真なのか発表しよう
活動③ 見つけた「虫」の名前を緑のカードに書いて、記入シート①の白のカードで書かれた見つけた場所に分けておこう
カードの代わりにさつえいした写真やしりょうシート①の画ぞうを使ってもいいよ
・フキダシ
ざいりょうがたくさんあると「ふしぎ」が見つけやすいよ!
運動場や学級さい園、中庭、かんさつ池などいろいろな場所をさがすといいワオ!
みんながどんな「虫」を見つけたか気になるワオ!
▼右クリックで画像をコピー
右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(2)ふしぎさがしのためのざいりょう集め
校内のいくつかの場所で虫をさがして写真をとろう!
・小見出し
虫がいる場所をくらべて気づいたこと
・思考ツール
花だん
木
草むら
地めん
池のまわり
▼右クリックで画像をコピー
右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(2)ふしぎさがしのためのざいりょう集め
校内のいくつかの場所で虫をさがして写真をとろう!
・小見出し
虫がいる場所をくらべて気づいたこと
・思考ツール
花だん
草むら
地めん
▼右クリックで画像をコピー
右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(2)ふしぎさがしのためのざいりょう集め
校内のいくつかの場所で虫をさがして写真をとろう!
・小見出し
虫がいる場所をくらべて気づいたこと
・思考ツール
花だん
木
草むら
地めん
池のまわり
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(3)ふしぎの手がかりを整理
虫をくらべて「ちがうこと」と「にていること」をさがそう!
番組動画②
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005110388_00000#in=223&out=313
クリップ① 「理科の見方・考え方 分類するとき」
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005302185_00000
・フキダシ
動画を見る方ほうは、先生から指じを受けてね!
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(4)ふしぎを見つける
「ふしぎの手がかり」を使って「ふしぎ」を見つけよう!
・本文
活動① 番組動画③を見て、集めた手がかりから「ふしぎ」を見つけるコツを知ろう
動画やしりょうシート③を見て、気づいたことは記入シート①に足してもいいよ
活動② 記入シート①で「気づいたこと」の中から「おや?」と思うことをさがして、○でかこおう
記入シート②に「何に注目してくらべたのか」「何をふしぎに思ったのか」を書いてから、「ふしぎに思った理由」も書き出そう
活動③ 見つけた「ふしぎ」、「ふしぎに思った理由」をみんなに発表しよう
・フキダシ
手がかりの使い方がわかると「ふしぎ」を見つけやすくなるよ!
「なんでちがう?」「どうしてみんな同じ?」など、「おや?」からふしぎが見つかるワオ!
どこに注目してくらべたらふしぎが見つかったのかな?
▼右クリックで画像をコピー
右クリックで画像をコピー
・共通タイトル
ステップ(4)ふしぎを見つける
「ふしぎの手がかり」を使って「ふしぎ」を見つけよう!
番組動画③
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005110388_00000#in=314&out=599
・フキダシ
動画を見る方ほうは、先生から指じを受けてね!
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー
▼右クリックで画像をコピー