放送 ほうそう リスト

今年度の放送

第1回 (放送日:8月28日)

卑弥呼~むらからくにへ~

邪馬台国の女王・卑弥呼が生きたとされる時代を見つめ、稲作をきっかけに争いが起こり、むらがくにへと発展していく様子や、豪族と王のおこりを見る。

第2回 (放送日:9月4日)

聖徳太子~新しい国づくり~

6世紀末の日本。大和朝廷で摂政の役職にあった聖徳太子は、豪族・蘇我馬子とともに、天皇中心の新しい国づくりに取り組んだ。さまざまな政治の改革を進めた功績を知る。

第3回 (放送日:9月11日)

中大兄皇子・中臣鎌足~大化の改新・天皇中心の国づくり~

聖徳太子亡きあと、勢力を強めた蘇我氏に危機感をもった中大兄皇子は、中臣鎌足とともに蘇我氏を倒す。天皇中心の政治を目指し、大化の改新を行った皇子たちの業績を見る。

第4回 (放送日:9月18日)

聖武天皇・行基~大仏はなぜ造られたか~

奈良にある巨大な大仏が、聖武天皇の時代になぜ造られたのかを、仏教が全国に広まっていった背景と絡めて考え、「大仏をつくる詔」にみる聖武天皇の思いを見つめる。

第5回 (放送日:9月25日)

紫式部・清少納言~国風文化の誕生~

遣唐使廃止以来、徐々に育まれていった「国風文化」。紫式部の「源氏物語」や清少納言の「枕草子」などの仮名文字による文学を例に、その特徴や影響を見る。

第6回 (放送日:10月2日)

平清盛~武士の世の中へ~

平氏の歩みを通して、武士のおこりと、武士が朝廷や貴族に重用されて勢力を伸ばしていく様子を知るとともに、源氏と平氏の勢力の移り変わりを見る。

第7回 (放送日:10月9日)

源義経~源平の戦い~

牛若丸で知られる源義経は、兄・頼朝が平家打倒の兵を挙げると、その軍に加わり、数々の戦で功績をあげた。しかし、頼朝と対立。最後は自害に追い込まれた。

第8回 (放送日:10月16日)

源頼朝~ご恩と奉公~

鎌倉幕府を支えた「ご恩と奉公」の関係に注目し、領地を中心に幕府と武士の関係が成り立っていたことを学ぶとともに、約700年続く武士による政治の始まりをみる。

第9回 (放送日:10月23日)

北条時宗~元との戦い~

鎌倉時代、二度にわたって日本に侵寇した元軍。幕府は執権の北条時宗を中心にその危機を乗り越えた。未曾有の国難である「元寇」の様子と、その影響を知る。

第10回 (放送日:10月30日)

足利義満・義政~室町文化の発展~

室町時代の3代将軍・足利義満の華やかな文化と、8代将軍・義政の時代には、洗練された深みのある文化。2人の将軍を通し、現代に伝わる文化様式が生まれた背景を探る。

第11回 (放送日:11月6日)

フランシスコ・ザビエル~キリスト教の伝来・ヨーロッパとの交流~

戦国時代、日本にキリスト教を伝えたのがスペイン人宣教師・フランシスコ=ザビエル。のちに多くの宣教師が来日するとともに、南蛮貿易も始まった。

第12回 (放送日:11月13日)

織田信長~天下統一を目指した武将~

武士たちが勢力争いを繰り広げた戦国時代、先見性や行動力に長けた織田信長は、新しい戦術や政策で勢力を伸ばしていった。天下統一を目指した信長の、波乱の生涯をたどる。

第13回 (放送日:11月20日)

徳川家康~戦国から江戸へ~

天下分け目の関ヶ原の戦いで勝利を収めると、260年続く安定した江戸時代の基礎を作った。待つ男・家康の戦略を見る。

第14回 (放送日:11月27日)

徳川家光~江戸幕府と大名~

江戸幕府3代将軍・徳川家光は、幕府の力を強化し安定させることに努めた。武家諸法度や参勤交代など、大名を統制するためのさまざまな制度作りを通して、その様子を知る。

第15回 (放送日:12月4日)

近松門左衛門~江戸時代の文化~

近松門左衛門が書いた人形浄瑠璃や歌舞伎の作品には、町人の悲哀や生き生きとした姿が描かれ、人々の心をとらえた。町人を中心に江戸の文化が花開いていく様子を知る。

第16回 (放送日:12月11日)

杉田玄白・本居宣長~江戸時代の学問~

江戸時代中期、国学や蘭学など新しい学問が盛んになった。「解体新書」を記した杉田玄白、「古事記伝」を著した本居宣長。2人の志の高さと努力の歩みを見つめる。

第17回 (放送日:12月18日)

マシュー・ペリー~揺れる江戸幕府~

幕末、鎖国を続ける日本に、アメリカの使節ペリーが開国を求めて黒船で押し寄せた。ペリーの来航から幕末の動乱を学ぶ。

第18回 (放送日:1月8日)

大久保利通~明治の国づくり(富国強兵)~

明治政府の政策作りに、中心的に関わった大久保利通は、欧米に学び、近代的な国づくりを志した。“江戸”から“明治”への移行を加速させた改革プロジェクトに迫る。

第19回 (放送日:1月15日)

板垣退助・大隈重信~明治の国づくり(議会政治)~

明治政府への不満が高まると、多くの国民の政治参加を求める自由民権運動が広がった。国会開催と憲法制定を求めた板垣退助・大隈重信の活動から議会政治の誕生を学ぶ。

第20回 (放送日:1月22日)

伊藤博文~明治の国づくり(帝国憲法)~

天皇中心の政治を作ろうとヨーロッパで憲法を学んだ伊藤博文は、内閣制度を作って総理大臣となり、日本初の憲法を作った。政治の仕組みを作り上げた苦労と道のりを見る。

第21回 (放送日:1月29日)

陸奥宗光・小村寿太郎~条約改正への道のり~

日本が、幕末に外国から押しつけられた不平等条約。この条約の改正に取り組んだのが、陸奥宗光と小村寿太郎。世界に対等と認められるまでの、苦労の過程を描く。

その他の放送

縄文時代と弥生時代

小学6年向け社会科番組「歴史にドキリ」の特別編。はるか昔の縄文時代と弥生時代の人々の暮らしの様子を、青森県の三内丸山遺跡や福岡県の板付遺跡などからひも解く。

鑑真~仏教の発展~

奈良時代、日本に仏教の教えを正しく広めるため、海を渡ることを決意した唐の僧・鑑真。6度目の航海でやっと日本にたどり着き、仏教の発展に尽くした鑑真の足跡をたどる。

桓武天皇~平安京の誕生と人々のくらし~

桓武天皇が即位した頃、平城京には仏教勢力が台頭していた。平安京に遷都し、新しい都を築いた桓武天皇のはたらきをとおして、当時の都の様子や人びとの暮らしぶりを学ぶ。

藤原道長~貴族の政治とくらし~

平安時代、国の政治は藤原氏のような貴族が担った。また貴族たちの生活からは現代にまで受け継がれる文化も生まれた。貴族が果たした役割を政治、文化の両面から見る。

北条政子~ご恩と奉公を受け継ぐ~

頼朝の妻・北条政子は、頼朝が築いた「ご恩と奉公」の絆で御家人たちを団結させ、復権をねらう朝廷に打ち勝った。鎌倉幕府の力をさらに強固なものにした政子の功績を知る。

雪舟・世阿弥~日本独自の文化の誕生~

室町時代、禅宗の僧・雪舟は、墨の濃淡で自然を描く水墨画を大成させ、仏の道に通ずる心の風景を追い求めた。世阿弥は、民衆の芸能を「能楽」として芸術の域に高めた。

武田信玄・上杉謙信~戦国の争乱~

16世紀、地方では戦国大名が台頭。戦って領地を拡大し、治水や鉱山開発に取り組み領国を強くしていった。武田信玄と上杉謙信、二人の活躍をとおして戦国の動乱を学ぶ。

豊臣秀吉~武士が支配する世へ~

織田信長に重用されていた豊臣秀吉。信長亡きあと勢いを握ると、検地や刀狩を押し進め、武士が支配する社会の仕組みを整えていった。天下統一への道のりを見つめる。

歌川広重~江戸時代の町人文化・浮世絵~

江戸時代、印刷技術の発達により、手頃な価格で広まった浮世絵。歌川広重は、「東海道五十三次」で東海道の名所風景を描き、旅にあこがれる人びとの心をとらえた。

伊能忠敬~蘭学の発展~

江戸時代の中ごろ、蘭学の医学をはじめ地理学や天文学の技術を役立てようとする動きが現れた。伊能忠敬は、全国を実際に歩いて測量し、正確な日本地図の完成を目指した。

大塩平八郎~庶民の反乱~

天保の大飢饉が起きると、役人だった大塩平八郎は幕府の政治に憤り、庶民とともに反乱を起こした。平和な江戸時代に動揺が生じ、幕府の支配が弱まっていく背景を学ぶ。

坂本龍馬~幕末の動乱(倒幕側)~

坂本龍馬は、薩摩藩と長州藩に同盟を呼びかけ、協力して幕府を倒し天皇中心の政府を作ることを目指した。維新へのエネルギーに満ちた幕末の様子を学ぶ。

勝海舟~幕末の動乱(幕府側)~

勝海舟は、その広い視野で尊敬を集める。戊辰戦争では幕府側として、戦わずに江戸城を明け渡す「無血開城」にこぎつけた。勝の活躍をとおし、幕末期の動乱を見る。

西郷隆盛・木戸孝允~明治の国づくり(倒幕運動)~

西郷隆盛と木戸孝允は、ともに明治政府の参議となり、廃藩置県などの改革で新しい国づくりを目指した。時代をリードした2人の活躍を通して激動の維新を描く。

福沢諭吉~文明開化~

福澤諭吉は『学問のすゝめ』で、平等と個人の自立が西洋文明を支えていると説き、西洋のうわべではなく精神を学ぼうと呼びかけた。明治の文明が花開く様子を知る。

北里柴三郎・野口英世~世界で活躍した日本人~

伝染病の危機から日本を守った北里柴三郎と、寸暇を惜しんで細菌の研究を続けた野口英世。治療法を発見するまでの苦難の道のりを通して、2人の功績を知る。

戦争そして戦後

明治時代以降、近代化し急速に力をつけていった日本。やがて国の利益をめぐって、外国との戦争を経験する。戦争そして戦後の復興と平和を見つめる。

渋沢栄一~近代化に尽くした人~

近代化のための経済の仕組みを作った渋沢栄一。日本最初の銀行や、紡績会社など多くの企業を設立し、経済の発展に大きく貢献した。経済人としての枠を超えた功績を知る。

平塚らいてう・田中正造~市民運動の高まり~

明治時代後期。足尾鉱毒事件の公害問題に尽力した田中正造と、女性の地位向上に努めた平塚らいてうの活動を学び、この頃の暮らしや社会の変化を見る。

夏目漱石・樋口一葉~明治時代の文学~

夏目漱石は、教師の奮闘を描いた『坊ちゃん』を、樋口一葉は貧しい女性の生き方を描いた『たけくらべ』などを著した。ふたりの作品をとおして明治の世を見つめる。

くらしと政治① わたしたちのくらしと行政

私たちのくらしが良くなるよう、身近で支えてくれるのが市町村の役所などの“行政”だ。学校を設置したり、ゴミを集めたりするなど、身近な行政の仕事について学ぶ。

くらしと政治② 国民主権と国会・内閣

日本国憲法に記された“国民主権”を実現するための民主政治の仕組みについて学ぶ。とくに国会や内閣など、国の政治がどのようにおこなわれているのかを見ていく。

くらしと政治③ 基本的人権と裁判所

国民だれもが持つ“基本的人権”。権利がおかされトラブルになったとき、誰でも訴え出ることができるのが裁判所だ。裁判所の役割や、三権分立の仕組みについて学ぶ。

くらしと政治④ 平和主義と世界の中の日本

戦後、日本は“平和主義”をかかげ、世界の国々に援助を行ったり、国際連合の活動に協力したりしてきた。日本が今、世界の平和のために果たすべき役割について考える。