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why_programming_12のスタジオで、プロジェクト「12_1 リストを使う」を選び、「中を見る」、次に「リミックス」をおして、自分のアカウントにコピーしてね。
(コピーの仕方は「自分の作品を作ろう!リミックス(改造)をする」も読んでね)
みんなは、たくさんの情報(じょうほう)をまとめるとき、どうしてる?
表にして、分かりやすくまとめることもあるでしょう?
スクラッチにもそういう“表”や“入れ物”みたいなものがあって、それを「リスト」と言うの。
今回は、リストを使った「800種類ものラーメンが作れる」プログラムを直すのね。
リストがうまく使えるようになるとたくさんの情報を“管理(かんり)する”のに、とても便利なのよ。
プログラミングの画面にして、データのところにある、
・どんぶりの色
の左の四角にチェックをしてみて。出てくるのが「リスト」よ。
リストには「名前」をつけることができて、中に入れた情報には「番号」が付くのが特ちょうなの。
ここでは、「どんぶりの色」という名前のリストの中の情報、黒、ピンク、青…にそれぞれ1,2,3…と番号がついているわね。
ほかのリストもチェックしてみると、
・スープの味 ・めんの種類 ・トッピングにも、それぞれ中に入っている情報に番号が付いているでしょう。
それは、リストの情報を使うときに、“どのリストの何番目を使うか”と、その番号を示すからなのよ。
こんどは、どうやってリストを作ることができるのか見てみましょう。
データのカテゴリーの中にある、
・リストを作る
を押すと「新しいリスト」という「名前を入れる画面(がめん)」が出るから、そこに「どんぶりの色」とか、「スープの味」とか、名前をつけてOKをするの。
これで準備はだいじょうぶ。
名前は、リストの中身をまとめた言葉にしておくといいわ。
※ここに、「すべてのスプライト用」とか、「このスプライトのみ」とか書いてあるけど、「すべてのスプライト用」にチェックがついてればいいわ。
リストの中は、最初は空(から)っぽなの。そこに中身を入れるにはデータの所にある、
・【thing】を【どんぶりの色▼】に追加する
というブロックを使うのよ。
thingは「何か」という意味で、その「何か」の代わりに、「黒」や「ピンク」という情報を入れて使うの。
・【どんぶりの色▼】
の所には、「作ったリストの名前」が出ているの。
右横にある▼マークを押すと、「どんぶりの色」以外に、今回作った「スープの味」「めんの種類」などのリストの名前が出ているはずよ。
だから、このブロックを使うときは、▼マークを押して、中身を入れたいリストの名前をえらぶ。
thingの所に、「黒」「ピンク」、「みそ」「とんこつ」などの情報を入れる。
と、おぼえておくといいわ。
どんぶりのスプライトを選んで、プログラムを見て。
左の命令で、「どんぶりの色」リストに5種類の色を入れているわね。
・【黒】を【どんぶりの色▼】に追加する
・【ピンク】を【どんぶりの色▼】に追加する
・【青】を【どんぶりの色▼】に追加する
・【レインボー】を【どんぶりの色▼】に追加する
・【赤】を【どんぶりの色▼】に追加する
実は、この順番(じゅんばん)がすごく大事なの。
上から下へ、ブロックを追加した順番にリストに番号がついていくのよ。
ここでは、黒→1番目 ピンク→2番目 青→3番目 レインボー4番目 赤→5番目になるわね。ほら、リストの順番と同じでしょう?
ブロックを入れかえると、リストの順番もかわるわ。
ここまで分かったら、次はリストを使う命令を見てみましょう。
ここで紹介するのは、「質問(しつもん)」に、リストの番号で「答える」プログラムよ。
・【どんぶりの色は?】と聞いて待つ
・コスチュームを【《答え》番目(どんぶりの色▼)】にする
ってあるわね?
まず、
・【どんぶりの色は?】と聞いて待つ
という命令だけど、これは、どんぶりの色は?という「質問」をして「答え」を待つってことなの。
これは”調べる”というカテゴリーにある、
・【What’s your name?】と聞いて待つ
と書かれたブロックを使っているの。この【 】の文章を「どんぶりの色は?」に変えたのよ。
「質問」を入れると、その「答え」を入れられるスペースもいっしょに画面にあらわれるようになるわ。
そこへ、リストの「番号(数字)」を入れればいいのよ。
入れた数字は、この
・コスチュームを【《答え》番目(どんぶりの色▼)】にする
の《答え》に入るの。
この命令で、入力した番号(数字)のどんぶりが出てくるようにしてるのよ。
入力されたリストの番号は、この青い《答え》に入る。
そうするとここでは「2」を入れているから、コスチュームを2番目のどんぶりの色にするとなるわよね。
リストの2番目はピンクでしょう?
だから「2」と答えに入れたら、どんぶりの「ピンク」が出てくるわ。
※コスチュームは、ここで使える絵や写真のことよ。今回はどんぶりや、スープ、めんの“絵”になるわね。
ちょっとこれを見て。
リストの2番は「ピンク」だけど、お店のメニューの2番は「青」になってるわね。
きっと、リストをつくるときに、色を追加する順番をまちがってしまったのね。
元にある何か(→ここではお店のメニュー)と「同じリスト」をつくらないといけないときは、順番に注意が必要よ。
みんなで、全部のリストがお店のメニュー通りの順番になるように直してみましょう!
データのところに、
・【1▼】番目を【どんぶりの色▼】から削除(さくじょ)する
という命令があるわよね。これがすごく大事なの。
リストを作るときは、「1」の横の▼を押して「すべて」をえらび
・【すべて▼】番目を【どんぶりの色▼】から削除(さくじょ)する
として使うの。
これは、「どんぶりの色」リストの中身をすべて消すという命令で、これを使わないと、旗(はた)マークが押されるたびに、ずっと「どんぶりの色」リストに「黒」「ピンク」「青」「レインボー」「赤」が追加されてしまうわ。
だから、すべてを消すという命令を使って、リストの中身を「0」にしてから、また新しく「黒」「ピンク」…と追加していくようにしてるの。
そうすれば、いつも同じ中身がリストに入ってることになるわね。
いまは、むらさき色の「準備」の中に、他の命令と合わせて入れているの。
・どんぶりをえらぶ▼を受け取ったとき
は、「どんぶりをえらぶ」というメッセージを受け取ったときだけ、その下にならんでいる命令を実行するというものよ。
たとえば、どんぶりをえらぶ画面(がめん)なのに、スープをえらぶのはおかしいでしょう?
メッセージを「送る」命令と、「受け取る」命令をセットにして使えば、そうしたことが防げるわ。
「送る」や「受け取ったとき」のメッセージについては、Whyプログラミング6のスタジオを参考(さんこう)にしてね。
さいごにもう1つ、おぼえてほしいこと。
それは、リストに入れるものは何でもOKということ。
数字でも、ひみつの暗号(あんごう)でも、長い文章でも、絵や音符(おんぷ)だってかまわないわ。
たとえば、“だれが” “どこで” “いつ” “何をした” “そのときどうだった” なんてリストを作って、たくさんの物語ができるプログラムを作ってもいいし、音をパソコンに取りこんで、その“音てい”や“音の長さ”をリストにして使えば、自動で音楽が鳴るようにもできる。
リストは工夫しだいでいろんな表現(ひょうげん)に使えて、みんなの作品作りにもいかせるのよ!
絵のとりこみかたはスタジオ9、音のとりこみかたはスタジオ10を参考(さんこう)にしてね
- リストは番号つきの表で、たくさんの情報を管理(かんり)するのに便利
- 「データ」カテゴリーの「リスト」を押すと名前を入れてリストができる
- リストに中身をいれるには、【thing】を【〇〇〇〇▼に追加する】を使う。
リストの番号は、このブロックを追加した順につけられる - プログラムで、リストの中身を使うときはその「番号」を入れる
「スペシャル」という名前のリストに、好きなものを追加してみて。
おはしやスプーンでもいいし、もやしや他のトッピングを入れてもいい。
たべものじゃなくてもかまわない。自由に考えてみましょう!