放送 ほうそう リスト

今年度の放送

第1回 (放送日:10月6日)

やっちゃんのなやみ ~お店、あけてもいいかな?~

今回の主人公は、千葉県でだがし屋を営む村山保子さん。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店は休業に追い込まれた。いつ営業を再開できるのか、葛藤する姿に迫る。

【勤労・公共の精神】今回の主人公は、千葉県でだがし屋を営む村山保子さん。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店は休業に追い込まれた。いつ営業を再開できるのか、葛藤する姿に迫る。

第2回 (放送日:10月13日、3月8日)

千葉さんのなやみ 〜犯罪を犯した人たちを支援しているけれど…〜

千葉龍一さんは犯罪を犯した人の社会復帰を支援している。「犯罪を犯した人は社会全体で支援すべきだと思います。でも、そう考える人が増えません…」というなやみを描く。

【公正、公平、社会正義】千葉(ちば)龍一(りゅういち)さんは、過去に犯罪を犯した人の社会復帰を支援している。8年間活動を続ける中で、犯罪を犯したために社会での居場所を失う人を大勢見てきた。「だれでもやり直しができる社会」にしたい、というのが千葉さんの願いだ。しかしその考えに賛同する人はなかなか増えない。千葉さんの葛藤を通して、犯罪を犯した人の社会復帰について考える。

第3回 (放送日:10月20日、3月15日)

田中さんのなやみ ~みんなが自分らしい服を着られたらいいのに~

女性の体形に合うメンズスーツのブランドを運営する田中さん。性別や見た目に関係なく、みんなが自分らしい格好ができるよう活動するが、まだ受け入れられないことも多く…

【相互理解・寛容】【公正・公平・社会正義】「男らしさ」や「女らしさ」…この見方があることで、自分が好きな服を着られずに悩んでいる人が多くいる。自分らしさの”選択肢”を与えたいと、女性の体形に合うメンズスーツのブランドを運営する田中さん。ある日、田中さんはスーツを買ってくれたお客さんから悩みを打ち明けれた。「職場にスーツを着て行ったら”なんで女なのにメンズスーツなんか着ているんだよ”と言われた…」。見た目や性別にとらわれずに、誰もが自分らしくいられるためにはどうしたらいいのか?…悩みのタネを教室に提示する。

第4回 (放送日:10月27日)

水戸部さんのなやみ ~家族の幸せのために何ができるだろう?~

今回の主人公は、肺がんの治りょうを続ける水戸部裕子さん。薬の副作用で「家族にしてあげたいのにできない」ことがある。家族の幸せのために、できることって何だろう?

【家族愛】水戸部裕子(みとべ・ゆうこ)さんは肺がんのステージ4。転移があり、手術ができない重い状態だ。水戸部さんのいまの悩みは、薬の副作用で体が動かせない日があり、「家族のためにしてあげたいのにできないこと」があること。それでも、自分にしかできないことがあるはずと、日々試行錯誤を繰り返している。病気で諦めていた仕事にチャレンジしたり、自分の病気の経験から得られたことを子どもに伝えたり…。「家族の幸せのために、何ができるだろう?」水戸部さんの葛藤を描くことで、子どもたちに家族愛について考えるきっかけを与える。

第5回 (放送日:11月10日)

都築さんのなやみ ~実家の仕事か、自分の夢か~

今回の主人公は、都築則彦さん。実家の牛乳配達の仕事に専念するのか、ボランティアを仕事にする自分の夢を追いかけるのか…どう働いていけばいいか悩む姿を描く。

【勤労・家族愛・希望・努力】今回の主人公は、都築則彦さん。実家の牛乳配達の仕事に専念するのか、自分の夢を追いかけるのか…どう働いていけばいいか悩んでいる。都築さんの両親は、長年地域に根差して、牛乳配達の仕事を続け、地域の人たちを支えてきた。重労働ということもあり、都築さんは両親や会社の将来を心配している。一方、都築さんには長年の夢がある。ボランティア活動を仕事にして、社会に貢献することだ。都築さんの悩みのタネを通して、教室の子どもたちに、働く意義や家族愛、夢や目標について考えるきっかけを与える。

第6回 (放送日:11月17日)

関根さんのなやみ ~ふるさとを大切にするってどういうこと?~

関根さんは関東の大学に通いながら、ふるさとに伝わるアイヌの文化を発信しています。大切に思うふるさとの文化のために、離れて暮らす自分にできることは何だろう…

【伝統と文化の尊重・郷土愛】今回の主人公は、大学生の関根摩耶(せきね・まや)さん。北海道出身の関根さんは、関東の大学に通いながらふるさとに伝わるアイヌの文化を発信しています。職人の技を受け継ぐ祖母や母、アイヌ語を習得した父など、ふるさとに暮らす家族もそれぞれの立場でアイヌの文化に関わっています。ふるさとを離れて暮らす自分にできることは何か…関根さんの葛藤を描き、ふるさとの文化を尊重することについて考えます。

第7回 (放送日:11月24日)

さくらさんのなやみ 〜みんなにとって良い学校にしたいけど…〜

今回の主人公は高校生のさくらさん。校則を変えれば、1人1人がより個性を出せる学校につながるはず!そう思っていたけど難しい…。みんなにとって良い学校って何だろう?

【よりよい学校生活や集団生活の充実】【自由・自律・責任】 さくらさんの悩みのタネは「みんなにとって良い学校にしたいけど、うまくいかないこと」。今、時代にあわない校則を、生徒が中心となって見直そうという活動が全国に広がっている。「装飾や髪型を自由に!」「制服を男女で分けない」。校則を見直せば、1人1人がより個性を出せる良い学校につながるはず!でも、さくらさんは難しさも感じている。生徒は無関心、先生からは「風紀が乱れる」と不安の声も…。「自由と責任」「みんなにとって良い学校とは何か?」考えるきっかけを与える。

第8回 (放送日:12月1日)

柴田さんのなやみ ~ごみ拾いの面白さが伝わらない~

河原や海で拾ったごみを使って作品をつくるアーティスト、柴田英昭さん。環境保護の大切さを伝える一方で、「ごみ拾いの面白さ」も伝えたいと活動している。でも…

【自然愛護】柴田英昭(しばた・ひであき)さんは海洋ごみで作品をつくるアーティスト。作品を見た人の多くは「海が汚れている」「自然環境を守らなければいけない」というメッセージを受け取ってくれる。それももちろん大切だけど、新品にはない味わい深さに魅力を感じ、「面白いからごみ拾いをしている」柴田さんは、少し違和感を覚えている。子どもたちと一緒に作品づくりに取り組み、ごみの面白さを伝えることで、一人一人に「ごみとの向き合い方を考えてほしい」と語る柴田さん。ごみ問題を自分事ととらえ、向き合うタネを教室に提示する。

第9回 (放送日:12月8日)

マリアナさんのなやみ ~ルーツに関係なくみんなが仲よくするには?~

外国にルーツのある子どもたちの居場所づくりを行っている、佐々木マリアナ春美さん。いろいろな人たちが、お互いの気持ちを理解し合うにはどうしたらいいんだろう?

【相互理解・寛容】【国際理解・国際親善】外国にルーツのある子どもたちの居場所づくりを行う佐々木マリアナ春美さん。普段の生活の中で、どこか異質なものとして見られてしまう子どもたちが、気兼ねなく過ごせる場を作りたいと、7年前から活動しています。一方で、子どもたちには、いろいろな人と話をして、分かり合えるようになってほしいと考えるマリアナさん。そんなある日、高校生が訪ねてくることになって…。ルーツだけでなく、立場や意見がちがっても、みんなが居心地よく暮らせる社会にするにはどうすればいいのか考えます。

第10回 (放送日:12月15日)

木暮さんのなやみ ~障害者ひとりひとりに目を向けてほしい~

車いすで出かける様子を動画で配信している木暮奈央さん。活動のなかでよくかけられる言葉があって…。障害のあるなしに関わらず、相手を尊重するってどういうことだろう?

【相互理解・寛容】【公平・公正・社会正義】今回の主人公は、病気のため5年前から車いすを使って生活する木暮奈央さん。「車いすでも新しいことに挑戦したい」といろんな場所に出かけ、その様子を動画で配信しています。でも、そんな姿を見た人からよくかけられる言葉があって…。モヤモヤを抱えた木暮さんは、障害のない大学生たちと直接会って話してみることに。対話を通じて「障害のあるなしに関わらず、相手を尊重するにはどうすればいいか」について考えます。

第11回 (放送日:1月12日、1月19日)

スーザンさんのなやみ ~犬やねこの命を大切にしない人がいる~

スーザンさんは、犬やねこが殺処分にならないよう、保護して里親を探す活動をしています。犬やねこが人間の都合で捨てられたり、殺されたりしているのは、なぜだろう…

【生命の尊重】スーザン・マーサーさんは、徳島県で、殺処分になってしまいそうな犬や猫を保護し、里親を探す活動をしています。スーザンさんの悩みは、犬や猫の命を大切にしない人がいること。スーザンさんの元には「仕事が忙しいから」「引っ越しするから」といった理由で手放された犬たちもいます。ペットの命とちゃんと向き合って、共に生きる未来を考えていってほしい…。スーザンさんの悩みを通して「命の尊さ、大切さ」を考えます。

第12回 (放送日:1月26日、2月2日)

岩田さんのなやみ ~地域の人のつながりを作るには?~

岩田さんは、酒屋の3代目。お店や民生委員としての活動を通じて、地域のみんなのつなぎ役になろうと奮闘しています。地域のつながりを作るにはどうしたらいいのだろう?

【働くこと・社会参画・公共の精神】今回の主人公は岩田謙一さん。都内の酒屋の3代目として働きながら、地域の民生委員として活動しています。 お店や民生委員の活動を通じて「誰もが取り残されない世界」を目指す岩田さん。彼の悩みは「地域のつながりを作るために自分にできることは何だろう?」ということ。地域や社会とのつながりを無くし孤立することで、困りごとを解決できず、つらい状況に陥る人が多くいるためです。岩田さんの活動を通して「地域のつながりの大切さ」を感じてもらい、自分が地域のためにできることは何か考えます。

第13回 (放送日:2月9日、2月16日、3月1日)

森脇さんのなやみ ~人間も動物も幸せに生きるにはどうすればいい?~

森脇さんは、獣害を起こすイノシシの対策をしています。獣害を起こす野生動物たちは処分され、捨てられています。どうしたら人間も動物も共に幸せに生きていけるんだろう…

【生命の尊重】森脇香奈江さんは、島根県で獣害を起こすイノシシの対策をしています。森脇さんの悩みは「人間も野生動物も共に幸せに暮らしていけないのか?」ということ。農家が大切に育てた作物などを荒らす野生動物はやっかまれ、駆除されると捨てられてしまいます。森脇さんは捨てられるイノシシを引き取りジビエ料理として提供し、食べることで命を大切にできないかと考えています。しかし、それは人間のエゴ(身勝手)なのではないか…。共生することはできないのか…。森脇さんの葛藤を通して「命の尊さ、生命のつながり」を考えます。