大百科事典
がんこちゃん |
主人公の恐竜の女の子。ざわざわ森のマンナカ小学校の1年生。砂ばくのむこうの煙の町から、両親といっしょにひっこしてきた。天真らんまん。すこしドジなところもあるが、元気で明るくパワフルな性格。おとうさんが作ってくれた石のリボンと葉っぱのポシェットがお気に入り。誕生日は6月。すきな食べものは、サボテンの天ぷら。 |
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おとうさん |
おやじギャグが得意なゆかいなおとうさん。料理や裁ほうも得意。名まえは、「がんたろ」。怪力のもち主。 |
おかあさん |
とてもパワフルな性格で情熱と愛情にあふれている。おしゃれで、毎回おでかけの際にファッションにそそぐ情熱は、ややかんちがいな面もあるが、見もの。名まえは「ガラ子」。おとうさんよりさらに怪力の持ち主。 |
おばあちゃん |
がんこの父方のおばあちゃん。名まえは「ガミ」。砂ばくのむこうの町で、ひとりぐらしをしていたが、ざわざわ森にひっこしてきて、がんこたちといっしょにすむようになった。としのせいで、腰痛などになやまされているが、家族の中では、「おばあちゃんの知恵袋」的な役割をもつ。 |
がんぺーちゃん |
ざわざわ森にひっこしてきてから生まれたがんこの弟。冬のさむいときに卵から生まれた。ヒポ先生とおなじ誕生日なので、名づけ親はヒポ先生。姉のがんこが大すき。生まれつきふしぎな力をもっていて、いつのまにか、とおくにさいている花を手にもっていたり、虫のしらせで、がんこのキケンを察知したこともある。実は、家族の中で一番の怪力の持ち主。 |
バンバン |
ワニの男の子。ふだんは乱暴でガキ大将キャラだが、妹のルンルンにはめっぽう弱い。「おれについてこい!」的な行動力をもつが、いざとなるとまっさきににげるなど、にげ足も速い。最初のころは、いじめっ子キャラで、ツムちゃんを泣かせてしまったりしたが、いまではクラスメートみんなのよき仲間である。 |
バンばあさん (バンバンのおばあちゃん) |
日本髪をゆっているバンバンにそっくりなおばあちゃん。バンバンにはあまい。先祖代々のりっぱな歯をもち、歯でまきわりもする。 |
ルンルン | バンバンが溺愛する妹。わがままで、人をくったキャラだがにくめない。がんぺーちゃんとはなかよし。 |
チョビくん |
ヘビの男の子。石あつめが趣味で、化石や宝石についてもくわしい。頭がきれる優等生だが、それを自慢してしまうところが、玉にキズ。 |
ピロくん |
トカゲの男の子。おくびょうな性格で、びっくりするとしっぽが切れてしまう。いままでに切れてしまった自分のしっぽをコレクションしている。 |
ケロちゃん |
カエルの女の子。くいしんぼうで世話やき。料理も上手。運動やダンスがとくい。がんことは、くいしんぼうなところが、気があう。 |
ツムちゃん |
カタツムリの女の子。はずかしがりやで、すぐカラの中にかくれてしまう。繊細で心やさしく、ほかの子どもたちが気がつかないところにもよく気がつく。 |
ツムのおかあさん | 薬草をせんじたり、おかしを作ったりするのがじょうずなやさしいおかあさん。 |
ギャオ |
砂ばくのむこうから両親といっしょにひっこしてきた、“昔恐竜”の子孫。最初は、ギャンギャル語しか話せなくて、風習や文化のちがいから、がんこたちとの間にもさまざまな誤解が生じるが、おたがいに理解しあっていく。 |
ギャオのおとうさん |
絶めつしたと思われた“昔恐竜”の生きのこり。ときに狩猟をし、花は見るものではなく食べるものという文化をもつ。ギャンギャル語しか話せないので、しばしば子どものギャオが通訳する。 |
ギャオのおかあさん |
一人息子のギャオを愛するやさしいおかあさん。がんこのおかあさんのファッションの唯一の賛同者。 |
ヒポ先生 |
がんこたちの担任の先生で、カバ。ふだんは温厚な性格だが、時としてパワフルさをふるうこともある。おしゃれで容姿を気にしている。クリスチャン・ゴンスケの服を着たくて、ダイエットにはげみ、別人のようにやせるが、健康を害して、もとにもどったこともある。 |
ヒゲ先生 |
マンナカ小学校のカメの校長先生。1万年以上も生きていて、非常に博識。マンナカ小学校に伝わる巻物をよみといて、さまざまな難問を解決する。ギターをひきながら歌うバラードは絶品。サボテンのぼんさいが趣味。ヒゲ校長のこうらは若いころに沼のカッパとの契約の代償によってとられてしまったため、かわりに人工の黄金のこうらをせおっていたが、子どもたちが一役かって、沼のカッパからとりかえされ、無事にもどった。ひょうひょうとした語り口で、「ええええ、ええええ」が口ぐせ。 |
ガメさん |
マンナカ小学校の給食のおばさんで、カメ。以前は、保健室の先生もつとめていたが、スコープ先生が着任してからは、給食のおばさんに専念。ヒゲ校長とはおさななじみ。 |
仙ちゃん |
マンナカ小学校のカメの仙術の先生。うつくしく光るこうらをつけていたために、昔、人間たちに乱獲されそうになり、長い間かくれすんでいた過去をもつ。ネンドの山おくで修業をしてきたはずだが、仙術のうではいまいちだが、ツボの中から雲をとりだしたり、変身玉をつくったりしたこともある。性格は、うぬぼれ、でたがり。 |
スコープ先生 |
砂ばくからやってきたサソリで、マンナカ小学校のこわもての新任教師。体育と保健室の先生をかねる。言葉づかいや礼儀作法などにもやかましく、自慢のハサミできびしい指導をして、子どもたちにおそれられるが、やさしい一面もある。 |
ハジメどり |
せいたかのっぽの木にすんでいる始祖鳥。森の郵便配達をつとめたり、伝言役として、キケンを知らせてくれたりもする。せいたかのっぽの木のすみ家には、季節によって、コタツが出現したり、おふろが出てきたり、ゆきのかまくらが出現したこともある。 |
沼のカッパ |
古くからドーナツ沼に守り神としてすんでいるカッパ。おもに、お天気にかかわる呪術をつかい、まぼろしを見せてくれることもある。また、「金のオノ、銀のオノ」の話のように、沼に落としものをするととびだして、金や銀の落としものを見せたりする。うそをつくと、仕返しするが、正直に答えると、ごほうびをくれる。頭のお皿をなくしたり、水がひあがったりすると、元気がなくなる。沼の底には、ガラクタコレクションを展示しているギャラリーもある。 |
ラッパー |
沼のカッパのいとこを自称する流れ者のいまどきの若者カッパ。せりふはラップ調。調子はいいが、無責任。 |
キノコ魔女 |
森のおくにすむ、悪がしこいキノコの魔女。大昔、とおせんぼの石のおくに封印され、魔力をふうじられていたが、あらしの夜にとおせんぼの石がたおれてよみがえる。また、毒キノコの胞子がかかってよみがえることもある。飲むとパワーのでる命の水をひとりじめするために、子どもたちを誘拐し、キノコに変身させて、命の水の番をさせようとたくらむ。あの手この手で、子どもたちに近づき、誘拐しようとするが、ことごとく失敗する。 |
鐘の木 |
マンナカ小学校の校門ちかくにはえている鐘の木。アカペラで、授業のはじまりやおわりをしらせる。一度がんこに、家につれていかれ、目覚まし時計のかわりとさせられたことがある。ときどき、命の水をやらないとしおれてしまう。 |
学校おばけ |
マンナカ小学校の地下室のガラクタや燃えないゴミから生まれたおばけ。子どもたちは初めこわがるが、実は、学校おばけは子どもたちと仲よくなりたがっている。 |
ころころ虫 | まるっこい顔をした虫たちで、楽器を演奏したり歌ったりする。冬は、かれ葉の下ですごす。 |
ピラピラ |
洞窟のおくの天上界教室で生きていた昔の生物。ピラピラとしたフリルみたいなものが全身にはえた不思議ないきもの。姿かたちがかわいいので、人間たちにつかまってペットにされたが、水や空気がきれいなところでないと生きられないので絶めつしたとおもわれていた。森の中にもときどき現れて、みんなで矢印のかたちを作って、道しるべになってくれたりする。がんぺーちゃんとは、意思が通じあうようだ。 |
こっそり花畑 |
ざわざわ森の中を、コショコショとひそやかな音をさせて移動している花畑。めったに見ることができない。だれかに見られそうになると、ぱっとかくれる。こっそり花畑を見たいときは、「ダルマサンガコロンダ」といってから、ぱっとふりむく。 |
クレマカカリアの木 |
マンナカ小学校の校庭にはえている大きな木。赤い実は、タルトなどにするとおいしい。子どもたちが、森に種をまいたこともある。葉っぱは、便秘にきく。実は、ハチミツにつけておくとやわらかくなって、熱さましにもなる。 |
過去のキャラクター
首なしガイコツ | 初代学校おばけ。地下室にかざってあった人間の骨格標本。なぜか、頭の部分がなかったが、ドーナツ沼に落ちていた頭の骨を子どもたちが探しだし、頭にかぶるとしゃべりだした。仲間を探して、砂ばくの向こうに旅だっていく。 |
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なぞなぞの木 | ざわざわ森に存在する大木。テレビのように画面が写るモニターをもっていて、道を通ろうとする相手に、歌いながら「なぞなぞ」をだしてくる。答えれば、知りたいことを教えてくれる。 |
シャボンの木 | 百年に一度、シャボン玉の花をさかせる。種は、石ころみたい。 |
モンスラちょう | バンバンがつかまえた巨大な毛虫がう化した、モンシロチョウに似た巨大なちょう。 |
砂モグラ | 砂ばくにすんでいるモグラの仲間。がんこが家出して砂ばくに行ったときに、砂モグラの一家に会い、家族がこいしくなるというエピソードがある。 |
ガラガラさそり | 砂ばくにすむさそりの仲間。しっぽの先に赤ちゃんのもつガラガラがついていて、ガラガラガラと音を出しながら、近づいてくる。さされると、毒にやられて死ぬ。 |
人食い花畑 | 人の顔をした大きな花がさいている花畑。食虫花。生きものが近づくと、ガブッとかみつくキケンな花。 |
テントクワガタ | てんとう虫の模様のクワガタ。 |
あくびの木 | アケビに似た実のなる木。あくびをして口が開いたときに、実がとれる。 |
えんぴつの木 | 落としもの箱に入れられたまま、わすれられたえんぴつたちが、かっぱの超能力で、えんぴつの木になったもの。 |
ムクジャラ | がんこが、地下室の柱時計をとおって、モシモの国、タラレバ地方へいったときであった、全身に金属のかざりをジャラジャラつけた大型毛虫のような生きもの。 |
なまず大王 | カッパのすむ沼の底のさらに下にすむ大なまず。ふだんはねむっているが、300年に一度目を覚まして、暴れると地震が起きる。その直前には、ふしぎなおはやしが聞こえてくる。 |
伝説のツリー | かつて、ざわざわ森にいて歩きまわっていた巨大ツリー。ピンク色のハート型の葉っぱ。森の木を切るかわりにみずからが犠牲になって切られ、切り株がテーブルとなる。そこから新たに芽がではじめた。 |
虫さん | がんこのおとうさんが作ってくれた「落ち葉のポシェット」にすんでいたイモムシ。きれいな夕焼けの日に、チョウに生まれ変わるという。すごくめずらしいので、森の宝物といわれる。さびしがり屋であまえんぼうなので、ほっとくと、どんどん小さくなる。 |
ギョロ天 | 雨がつづいたあとに、所かまわず生えてくるサボテンにそっくりなかたちの生きもの。ものまねが好き。少しおこりっぽいが、こちらが手を出さなければ何もしない。天気がつづくと、きれいな花を残して土の中にもどっていく。 |
森長 | ざわざわ森に最初の木を植えた。初代校長先生。 |
がんこのおじいちゃん | 死んだおじいちゃん。おぼんのときに、霊となって帰ってきたことがある。 |
がんこのぼうし | がんこのおばあちゃんがあんでくれたぼうし。がんこが大事にしないので、忘れものの国に旅だとうとする。 |
星の子たち | 空からモミの木にふってきて、がんぺーやがんこと、空の上で遊んだ。 |
ころころアリ | がんこたちが、ころいもをほっているときに、ころいもカーに乗っていった地下にすむ働きアリ。 |