今回のおはなし

音叉を持ち上げているミュート・クローズアップ

それを指で弾いて鳴らす。と、
ミュート「(嫌悪で吐きそうで)オエェ~~~だべ~~~!」

カメラ引きサイズになると、風の谷ウルを遠くに見る場所。
そこで休んでいるサミーたち。
ミュートが、さっきから音叉を鳴らしては、「オエェ~~~だべ~~~!」と気持ち悪いを繰り返している。

ミュート「オエェ~~~・・オエッオエッオエッ・・」
といかにも吐きそう。

その様子を気味悪げに見ているサミーたち。

バット「みゅーみゅみゅー! (吐く仕草をしてみせる)」
サミ―「吐くか吐くかぁ?」

ミュート「オ・・・オエッ・・・オゥエッ・・・・」

ミュート「(なんとか吐かずに)・・だべよ~~~・・」

サミー&バット「(サミー)はぁ~~・・・(バット)みゅはぁ~~~・・・(肩で大きくため息をつく)」。

サミー「つまり、あの音叉がこの島の命運を決めるってわけだな?」
トッポたちが、「そうそう」と身振りで答える。

その間にもミュートが、「オエェ~」
と吐きそうな声をあげている。

サミー「それにしてもよ。あんなに音叉の音が気持ち悪いなら、聴かなきゃいいのによ。ワケわかんねーっての」
バット「みゅはみゅはぁ・・」(ホントホント・・)」
と言っているそばから、

ミュート「(声を立てて)オエ・・・オエッ・・・・・オッエ~~~~~!」
今度こそ、吐きそうになる。

サミー「あわわ・・」
バット「みゅはぁ~~!」
逃げ出そうとするが、

ミュート「・・・だんだべよ~~~~~・・・(吐かなかった)」
どどっとコケるサミーたち。

サミーに太鼓を叩く仕草をしてみせ、喜んでいるトッポとボビー。

サミー「ふ~ん、で、太鼓叩いたってわけかぁ。」

サミー「(トッポの手話を読み)楽しかっただと?」
バット「みゅ?」

トッポとボビー、おかまいなく嬉しくなって、太鼓を叩いた様子を再現してみせる。
バットがいつの間にか小太鼓を出し、「みゅみゅー」トッポたちの動きに合わせて叩きだす。

サミー、一瞬目を剥くが、すぐに、
サミー「チェ。バーカ、でも、太鼓の音が聴こえたわけじゃねーだろうが?」

と、トッポがボビーの腹を軽く叩いてみせる。ボビーの腹を太鼓に見立て、ふたりでその響きを体現してみせているのだ。
バットがそれに調子を合わせて、小太鼓を叩いてみせる。

バット「みゅみゅ~」
サミー「(バットに怒って)すんなっての!」
バット「みゅははは・・・(笑ってごまかす)」

トッポとボビーが、「ぼくたち」「お話」「したよね」と身振り手振り。
サミー「(見て)太鼓で・・話っこしただと?」

― トッポたちの回想・フラッシュ ―

キャラやドラムスコと太鼓のセッションをやっているトッポたち。

― もとのところ ―

サミーに、その様子を再現してみせているトッポたち。

サミー「へっ。まさかセッションしたってわけじゃねーだろな?」
バット「みゅ~しょん? (サミーを覗きこむ)」

サミー「(うるさそうに)楽器と楽器でな、まぁ対話みたいに演奏しあうんだよ。」

サミー「(トッポたちに)いいか、お前たち?」

サミー「とにかく、ここが音楽だ音楽だぁって浮かれまくりの島にもどってみろ、は~い、キミたちは音楽の時間はお外に出てなさぁ~い、って、ま~た除け者にされるに決まってんだ」

さすがに、クシュンとうなだれてしまうトッポとボビー。

サミー、一瞬ふたりを可愛そうに思うが、すぐに思い直し、
サミー「音楽は楽しいなんて思うんじゃない!」

と、ひょっこりサミーの脇に顔を出すミュート。
ミュート「だぁ~べさぁ~~~」
サミー「な、なんだよ、ミュートのダンナ?」

ミュート「しんぺぇ~(心配)・・なぁいだべさぁ~。(音叉を鳴らし)オエェ~っていう・・・オンガク・・・なぁ~いなぁいだんだべさぁ~~~」
バット「みゅ~? (サミーを見る)」

サミー「心配ない? ・・・このダンナがオエ~って言ってるんだから、きれいな音楽? ・・それが無くなるって?」

ミュート「んだべ!」

そして、音叉を振りかざし、身振り手振り交えて話し出した。
ミュート「ないないだべさ~集めるべさ~音叉だっぺさ~ファイブ! ファイブ! ゴ~!」

サミー「えーっと・・音叉は全部で五本あって・・、それを集めれば・・・この島からオエ~っていう・・・つまりきれいな音楽という音楽は無くなる・・・」

サミーとバット、顔を見合わせて、
サミー・バット「はぁ、マジィ? (みゅぁ~?)」

ミュート「(自慢で)だははべさぁ~! にほ~ん! にほ~ん!」

サミー「音叉・・二本持ってるって。何言ってんだよ、前にあのキャラ公にやられて一本取られちゃったろ?」
バット「みゅー(そうだよ)」

ミュート「だぁ~~~~ははは~~~? (と笑ってみせ)だぁべさ?」

サミー「ええ? そんじゃ、あともう一本、どっかに持ってんのかよ! ウソつくなよウソォ!」
ミュート、怒って、ジロリとサミーを睨む。

ミュート指先でサミーの帽子のひさしをぐいっと上げる。
ミュート「だべ!」
サミー「あ、いいや。ミュートさまは、もう一本、違う音叉をお持ちなんでありますでしょうか?」

ミュート、胸を張り、またまた伊調馨を真似て、音叉にキス。

サミー・バット「(気味悪く)なはっ(みゅはっ)」
と呆れて顔を見合す。が、すぐに、

サミー「へっへー、ってことは、オレたちゃキャラ公よりワンポイントリードってことじゃねーか」
バット「みゅははは・・」
サミーとバット、顔を突き合わせてほくそ笑む。

トッポとボビー、ふたりの様子に不安を感じ取り、顔を見合わせた・・。

キャラのクローズアップ
キャラ「はぁ~っくしょん!」

カタカタ、リンゾーと一緒のキャラ、大きなクシャミ。

カタカタ「あらキャラ公? 花粉症かいな?」
キャラ「(アドリブ 鼻をすすりながら)うーん、なんだろう」

リンゾー「ぐふ(と鼻を鳴らし)・・だぁ~いじょう・・・ぶ?」
ゾウの鼻でバッグから器用によれよれのハンカチをつまみ出すと、キャラに差し出した。

キャラ「あ、・・ありがと・・」
受け取ったものの、汚れたハンカチに苦笑いのキャラ、でーーー。

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