トッポとボビーのハンドトーク レッスン

体に響くね

お腹に手を当てて、ズンズンと震わせる。

揺れてる!揺れてる!

両手の手の平を下に向けて、小さく上下に揺らす。

今回のおはなし

― 前回の小返しから ―

下半身が岩になっている巨人、キャラたちが見上げている。
キャラ・カタカタ「(見上げている)」
巨人「よ~来てくれおったなぁ、ベイベー」
巨人「わしゃぁ、お前さんが来るのを今か今かと待っておったんじゃぞ~」

キャラ・カタカタ「え?」
と、太鼓を軽快に叩きだす巨人。
巨人「(嬉しく)久しぶりのお客さんだぁ、なんだかじっとしていられんよ」

ドラムスコの太鼓の振動で地面が揺れる。
トッポとボビーがその振動を体で感じている。
カタカタ「はぁ~ん? このダンナも、音、無事やったんか?」

キャラ「(笑って)うふっ。ああ、いい感じ!」
と、その音の震動を感じ取ったトッポとボビーも、体でリズムを取り出す。
巨人「ほっほほ・・、いいぞいいぞ坊主ども。それ、これはどうじゃ?」
テンポを速める。
と、トッポたちのリズムも速まった。

キャラ「うふふ。この子たちが、おじさんの太鼓の音を最初に感じ取ってくれたのよ」
巨人「ミュージシャンに、おじさんはやめとくれ。わしゃぁ、音楽仲間からドラムスコって呼ばれてるんじゃ」
カタカタ「はぁ? ドラムスコ?」
キャラ「(カタカタに)どういう意味?」

ドラムスコ「はっは・・10歳の時、太鼓叩きになりたくって家飛び出してなぁ。それからはずっと、こう呼ばれているのさベイベー」
ドタドタドタと叩き、チーン!とシンバルを格好よく決めてみせる。
キャラ「フウ~! イエ~イ!」

カタカタ「はいはいはい。古いミュージシャンにこういうタイプ多いのよね」
キャラ「(歓声)」
ドラムスコ「サンキュー! イエ~イ!」

― サミーのいる森 ―

シュークリーム・バットのゴーグルに小型カメラを取りつけているサミ―。

サミ―「よし、これでいい。ちょっと飛んでみろ」
バット「みゅーみゅー・・(と文句たらたら)」
サミー「(言葉を読んで)お前ね、文句多いよ? カメラがあったほうが、何かと便利だろう」

バット「みゅーみゅー・・(ねだっている)」
サミー「(呆れて)またかよぉ。ほら」
生シュークリームを宙に放り投げる。

バット「(嬉々となって)みゅははは~~~!」
生シュークリームを食いまくる。
バット「(食べている)」

サミー「よし、今度こそ、弟たちを探して来いよ! さぁ行け! その名も シュークリーム・・・バットォ~~~~! あ?」
バット「みゅ~!」
だがバット、飛び立つわけでもなく、

バット「みゅ~みゅ~!(もう一個ちょうだい)」
両手で頂戴のポーズをしている。
サミー「(呆れて)あのなぁ・・・」

― キャラたちのところ ―

キャラ「ええ? それじゃ、ドラムスコさんの・・この体は・・?」
ドラムスコの下半身が、岩になっており、岩場と一体化している。
ドラムスコ「ああ、魔女のヤツの魔法のせいだよ・・・」

― ドラムスコの回想 ―

ドラムスコ(下半身がある)が、太鼓を叩き、必死に黒い渦と戦っている。
ドラムスコの声「太鼓の音を取られるくらいなら、わしゃ死んだほうがましだ。だから、最後の最後まで抵抗してやったのさ」
連打するドラムスコ、その強烈な音(音波攻撃)に、黒い渦も後退する。

ドラムスコの声「超絶リズム攻撃ってやつさぁ。・・・だが、敵は、手ごわかった・・・」
黒い渦から稲光が走り、岩場を直撃する。
岩が、ドラムスコの下半身を埋めてしまう。
ドラムスコ「うぉぉぉぉ~~~!」

― もとのところ ―

キャラ「そう・・。それで、ドラムスコさん。動けなくなっちゃたんだね・・」
ドラムスコの下半身の岩をやさしく摩る。
トッポとボビーも、何を勘違いしたのか、その岩を磨きだしている。

カタカタ「チェ、リンゾーのヤツがさんざん怖がってたから、いったいどんなおっさんかと思ったぜ」
ドラムスコ「どっはあ、リンゾーっていうのは、あの絵のとびっきりうまい子のことかい?」
キャラ「ドラムスコさん、知ってるのね?」

ドラムスコ「知ってるうちに入らんかな。なんせ、わしの顔を見た途端、逃げ出していきおったんだから」
キャラ「(笑)」
ドラムスコの声「あのリンゾーって子も、最初は、この太鼓の美しさに惹かれて絵を描きだしたんだろうよ」

リンゾー「(走っている)」

ドラムスコの声「ガッキアニマルだとは、思わなかったのさ」

リンゾー「(怯えている)」
キャラ「そっかぁ。それなのに、お腹から下が岩だったものだから・・・・ごめんなさい」
ドラムスコ「(やさしく笑んで)いいのさ、ベイベー」

カタカタ「(画面に顔を近づけて)昔のミュージシャンは、女の子に甘いんよ」
と、ドラムスコはカタカタをはじいて
カタカタ「(飛ばされる)」

ドラムスコ「それより。一刻も早く、五本の音叉を見つけ出してくれんか」
キャラ「・・・! やっぱり、音叉は五本あるのね」
ドラムスコが、こっくりと頷いてみせる。

ドラムスコ「そうしないと・・・あの子が、大変なことになる・・」
キャラ「え?」
カタカタ「あ、あの子って。ひょっとしてひょっとして・・・」

ドラムスコ「言いづらそう)」
キャラ「・・・ドラムスコさん?」
ゆっくりとキャラを見るドラムスコ、
ドラムスコ「ベイベー・・。ヒュンって子に、会ったことがあるかい?」

キャラ、愕然となってーーーー。
キャラ「え?」

― ユキゴッホの公園 ―

ユキゴッホが、衛兵のごとく音叉の周りを警備している。

ユキゴッホ「ゴッホゴッホゴッホ(勇敢に行進)」
音叉を盗みに来る奴がいないか左右を確認。
ユキゴッホ「ごほ?ごほ?」
さらに入念な指差し確認を繰り返す。

ユキゴッホ「ご!ご!ご!」
音叉を鳴らす。
キャラたちが気がかりなのだろう、公園の出口のほうに目をやった・・。
ユキゴッホ「ごっほ~(心配)」
出口の先の山を見つめている。

ユキゴッホ「ごっほ~(心配)」

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