トッポとボビーのハンドトーク レッスン

死んじゃった

手を合わせて、横に倒す。
(顔は悲しい表情)

悲しいね

顔は悲しい表情。親指と人差し指の指先をくっつけて、目元から頬にそって交互に下す。
(涙が流れているように)

あの人、怖くないみたいだね

1.相手を指差す。
(「あの人」)
2.両手ともグーをして、2回ほど左右に動かす。
(「こわい」)
3.両手の人差し指と親指を立て、片方の手の甲を手前に向け、もう片方は相手側に向けて、両手同時に手首を返して、その場で甲を逆転させる。
(「ちがう」)
4.両手の小指を立て、小指を2回、軽くあてる。
(「みたい」)

うんうん (そうだね)

両手の人差し指と親指を伸ばし、同時にちょんちょんと指の開閉を繰り返す。

今回のおはなし

― 前回と同様の森の中(朝) ―

リンゾーが描いた絵の岩場まで登ってきているキャラたち。
リンゾー「(寝ている)」
キャラ「(登っている)」

キャラ「(耳を澄まし)太鼓だ!」
その声に、なぜか眠っていたリンゾーがぱちりと目を覚ました。
リンゾー「(!)」
キャラ「(喜んで)リンゾーさん、ここなのね!」

リンゾー「(走っている)」

と振り返るが、なぜかリンゾーが一目散に逃げ出している。

キャラ「はぁ?」
カタカタ「やっぱし、相当、怖いお人なんとちゃうか?」
キャラ「どうしたの?」
トッポとボビーが、岩場に手をついて震動を確かめている。

キャラに身振り手振りで、「こっちだよ」と合図する。
キャラ「(分かって)そっちね!(指された方向に進む)」
カタカタ「(ビビッて)はいはぁ~い、そんじゃみんな気を付けて行ってらっしゃいねぇ~!」
さっさと逃げようとする。だが、キャラがカタカタのカスタを掴んでいる。

キャラ「(呆れて)カタカタぁ、島の人たちは、みんな音楽を愛してきた人たちばかりなのよ。怖い人なんか、いるわけないじゃない!」

だがそう言ったそばから、太鼓が鳴り響き、足元の岩が崩れ出す。

カタカタ「なんやこれ~?うわ~!」
キャラ「(ころっと)きゃぁぁ~~、って言ってもムリ! カタカタ、偵察してきて!」
と、カタカタを岩の上の方に投げる。
カタカタ「なにすんの~~~!」

宙高く飛ばされるカタカタ、まず太鼓の上にドンと落ち、弾んで宙に浮くが、巨人の毛深い手に捕まりそうになる。
カタカタ「いやん!」
と手を交わしたものの、べちゃ! と何ものか(じつは巨人の顔)に、
カタカタ「ふぎゃん!(貼りついた)」
巨人の手がカタカタを顔からはがし、カタカタを持ち上げる。

カタカタ「(初めて巨人の顔を見て、なぜか)アロハオエ~~~~~!(ワケ分からない絶叫)」

その下の方にいるキャラ、
キャラ「カタカタ!」
だが、呼んでも返事はない。トッポとボビーが、「きっと」「あの人」死んじゃったんだね」と身振り手ぶり。
キャラ「(ショックで)カタカタ・・。(肩を落とし)可愛そうなカタカタ・・」

と、なぜか幽霊になったカタカタが宙に浮かんでいる。(キャラのイメージ)
キャラ「みんな、カタカタのこといい加減なヤツだとか、ブサイクだとか言ってたけど・・」
キャラ「(涙がこみ上げてくる)わたしは・・・わたしは、カタカタのこと…人質のくせに好きだったよ」

ブン!とホント剣を抜くキャラ、騎士が仲間の死を弔うようにポーズを決め、
キャラ「カタカタ・・、お前の死を・・・けっしてムダにはしないわ!」
と言い、剣を空にかざす。

と、幽霊ではなく現実のカタカタが現れて、
カタカタ「なに一人で格好つけとんや、キャラ公」
キャラ「(コケて)やだ、カタカタァ~~?」
カタカタが、キャラのところにゆっくりと降りてくる。
だがキャラ、見上げると巨大な手が見える。

巨人「ぐあ~はっはっは」
キャラ「きゃぁぁ~~~!」
思わず逃げ出す。
巨人「よ~来てくれおったなぁ、ベイベー」
はたとなって立ち止まり、ゆっくりと振り返る。

キャラ「こんにちは! わたし・・」
巨人「知っとるよぉ。伝説の見習い戦士、キャラことキャラじゃろが?」
キャラ「(面白くなく)あのぉ、見習いっつーのはずして欲しいんですけどぉ」

巨人「(豪快に笑い)がっははは・・、わしゃぁ、お前さんが来るのを今か今かと持っておったんじゃぞ~」
キャラ「ええ?」
驚くキャラの近くで、トッポとボビーが「??」と顔を見合わせ、「どうしたんだろ?」「怖い人」じゃ「ないみたいだね」と手話で言い合い、笑っている。

~それに、次のシーンのセリフ、先行して、
サミーの声「(叫んで)お~~~い!」

― 違う森 ―

サミーが弟たちを探している。

サミー「どこだぁ~。トッポ~、ボビ~! (と叫ぶが)・・って叫んでも聴こえねぇーか。ったく。だから、遠くに行くなっていったんだよ」

ふらふらと宙を飛んでくるものがいる。
飛行士のゴーグルをした、なぜか白い色をしたコウモリ(じつはリス)だ。
羽は薄い木板で、ボディは、手作りの車いすのようものに繋がっている。

バット「(羽ばたくのが大変で)みゅはぁ~みゅはぁ~・・みゅはぁ~~~(息が切れそう)」
サミー「おお、シュークリーム・バット! どうだ? 弟たち、いたか?」
バット「みゅはぁ~みゅはぁ~~!(飛びながら、いないいないと手を振る)

サミー「どこ行きやがったんだ、あいつら」
とバットが、あっちの枝にぶつかりこっちの枝にぶつかって着地。
いや、着地に失敗してすっ転んだ。

バット「(木にぶつかり落下)」
バット、目を回している。
サミー「(呆れて)ったくよー、いい加減、着地うまくやれるようになれってのぉ」

バットをおこし、羽の具合を見て、
サミ―「羽が折れたらどうすんだよ」
バット「みゅみゅ~」
羽が重いと訴える。

サミー「(バットの言葉を読んで)羽が重すぎるだとぉ?」
サミー「バーカ。これ以上薄い板じゃ、破れちまうわ。・・お前、リスのくせにコウモリのように飛びたいんだろ?」
バット「・・・!(と目を輝かし)みゅーみゅー!」
コウモリに憧れる目になって頷く。

サミ―「だったら、少しは筋肉鍛えろっての。装備はカンペキなんだからよ」
バット、腕に小さな筋肉のコブを作る。
バット「みゅーみゅー!」
サミー「(言葉を読んで)筋肉を鍛えるには・・まず栄養だと?」

と、シュークリームを出す。と、
サミー「ほら、これだろ?」
バット「(感激)みゅはぁ~~~!」
サミーが放り投げたシューをばさっと飛んで、ぱくりと頬張る。

サミー「お前、ほんとシュークリーム好きな」
頬をシューで膨らませて喜ぶバット、嬉しさのあまり車イスからリスの尻尾がびよんと飛び出した。
サミー「(呆れて)ほらほら、尻尾!」

バット「みゅははは・・」
照れ笑いで尻尾を車椅子の中にしまう。
サミー「・・・にしても、トッポとボビーは、なーんで帰ってこねーんだ?」
サミー「あのキャラ公ってのに、連れてかれちまったんじゃねーだろうな?」

心配そうに空を見上げるサミー。

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