トッポとボビーのハンドトーク レッスン

いいのいいの

手を左右に振ります。
同時に顔も左右に振ります。

いい感じ!

人差し指と親指でまるをつくります。
いい感じの顔で。

今回のおはなし

― おたまじゃくし島夜 ―

夜空に星が輝いている。
ユキゴッホの公園(同夜)。
噴水のオーナメントのところに、例の音叉はない。
カメラがPANすると、洞窟(ユキゴッホの家)から明かりが漏れている。

― ユキゴッホの家(同夜) ―

キャラが、手にしている音叉を鳴らす。
キャラ「たしかに、・・夜はここに置いておいてもらえれば、安心だね」
ユキゴッホ「ご~っほ・・」
と頷く。

キャラ・カタカタ・リンゾー「うわぁ」

ユキゴッホ「ご~っほ」
焚き火にかけた鍋からスープを掬(すく)い、トッポたちの深皿に足してあげている。
ユキゴッホ「ご~っほ ごほ ごほ どうぞ」

キャラ「それじゃあ・・・」

キャラ・カタカタ・リンゾー・ユキゴッホ「いただきまーす」

キャラ「おいしい!」
カタカタとリンゾーも、腹がすいているのか音を立ててスープをすすっている。

カタカタ「うまいな、これ」
だがカタカタ、勢いあまってスープを床(地面?)に飛び散らかしている。
ユキゴッホ「ごーっほ!(床を拭いている)」
ユキゴッホ「ごーっほ!(反対側の床を拭いている)」

気にいらないユキゴッホ、ふきんで飛び散ったスープを拭く。
だがカタカタが構わずスープを飛ばすものだから、追い回してはこぼすそばから拭いていく。
カタカタ「・・・(持ち上げられる)」
ユキゴッホ「ごーっほ!(カタカタの下を拭いている)」

カタカタ「あーもう! ちょっとぉー、少しぐらい飛び散ってもええやろ? あとで拭いとくよぉ。静かに食わせろってのぉ」
ユキゴッホ「ごほ!(カタカタの口周りに汚れを発見)」
カタカタ「!(ユキゴッホにつかまれる)」
ユキゴッホ「ごーっほ!(カタカタの顔を拭こうとしている)」

だが気に食わないらしく、ふきんを使うのをやめようとしないユキゴッホ、さらにはスープがついたカタカタの毛にもふきんを当てる・・。
ユキゴッホ「ごーっほ!」
カタカタ「ぎぇ~~、(泣きだし)頼むから、食べさせてくれぇ~~」
カタカタ「ぎぇぇぇ(ユキゴッホに顔を拭かれている)」

キャラ「ははははは」

それを見て笑うキャラとトッポたち。

キャラが音叉を勢いよく鳴らし、耳に近づけてみる。
キャラ「(単純に感動して)ああ・・・いい音・・・・!」
うっとりして、だがトッポとボビーと目が合い、彼らには聴こえないことに気づく。
キャラ「あ、ごめんなさい・・」

だがトッポ、まるで気にしてないという感じに「いいのいいの」とやって、音叉を「貸して」とせがむ。
キャラ「(微笑み)どうぞどうぞ」
キャラから音叉を受け取るトッポ、興味津々。

そして音叉を指で弾くと、柄の先の丸くなった部分を耳の孔に入れてみる。
キャラ「・・・!(目を見張る)」
目を閉じ、じっと音叉の震動を感じ取っているトッポ。
なんだか心地いいのだ。

ボビーに、「いい感じ」と手話をする。
ボビーも真似をして、音叉を鳴らし、耳の孔に入れる。
キャラ「(感じ取り)あ、分かる。いい感じなのね?(手話を真似る)」

トッポ、ボビーが「いい感じ」と手話で返す。

キャラ「(嬉しく)いい感じいい感じ!(手話で返す)」

と、ボビーが地面の震動を感じ、手を当て、目を閉じる。
ボビーが、音叉を鳴らし、また目を閉じる。
キャラ「(分かって)また、太鼓が返って来てるのね」

地面に耳を当てる。
キャラには、音叉と太鼓の音が連動しているのが聴こえている。
両方の音の震動がトッポたちの体の中で共鳴し合い、トッポたちが独自のリズムを感じている。

そして次第に、リズムをとるように体を動かしだした。
キャラ「(笑って、カタカタに)見て。この子たち、音楽してるぅ!」
思わずキャラもトッポたちの動きに釣られて体を動かしている。
と、目を開けたトッポたちと目を合わせる。

キャラ「うふふふ・・」
トッポたちの真似をしてリズムをとる。釣られてユキゴッホも。
ユキゴッホ「ごっほごっほ!」
カタカタ「(呆れて)だからぁ、その太鼓のオッサン、すっげー怖いヤツでぇ。この音叉を狙って襲ってくるかも知れないんだぜぇ」

キャラ「(はたとなり)カタカタ。今、なんて言った?」
カタカタ「!」
とカタカタのカスタをつかむ。
カタカタ「はぁ? だから、この音叉を狙って・・・(言いかける)」

カタカタ「!」
キャラ、はっとなりカタカタをぽいと放り出す。
その音叉の支柱に、五分の一と分数が書かれている。
キャラ「そうかぁ、それでここに五分の一って書いてあったのね」

カタカタ「はぁ?」
キャラ、カタカタにその五分の一と書いてあるのを見せ、
キャラ「(推理して)どうしてそんなふうに書いてあるんだろうって思ってたのよ。つぅまぁりぃ! ・・・・音叉は、全部で五つある!」

カタカタ「ほう・・」
キャラ「魔女のモンスターたちがこの音叉を集めようとしているのには、何か重大な意味があるのよ」
カタカタ「ってことは、この太鼓のオッサンも、魔女の子分だってわけかい?」

キャラ「(きっぱり)違う!」
カタカタ「はぁ?」
キャラ「(気づいて)音楽の島をぐちゃぐちゃにした魔女の子分に、太鼓を打つ人なんかいるわけないもん! (ポツリ)会いに行かなくちゃ・・」
カタカタ「(興味なく、大あくびして)ふぁ~あ、でほど~やっへ(どうやって)? ふぁ~て、ぼちぼち寝ましょうか!(寝ようとする)」

キャラ「ちょっとぉ~、カタカタァ~」
と引きとめようとするが、カタカタ、わざとキャラのほっぺに近づいて、
カタカタ「(大あくび)ふぁぁ~~~~~~~あぁぁぁぁ~~~~~」
と、キャラも釣られて大あくび。

キャラ「ふぁぁ~~~~そうね。」
ユキゴッホも、トッポたちも釣られて大あくび。
リンゾー「ふぁぁ~~~~」
ユキゴッホ「ふぁぁ~~~~」

時間経過あってーーー。

焚き火の回りで、「んがぁ~」といびきをかいているキャラたち。

寝姿はバラバラだ。
寝ぼけたキャラの手がカタカタの上に乗る。
カタカタ「(うなされて)ふぎゃふぎゃ・・・(となるが、また熟睡)ぐぁ~~~(いびき)」
と、それらの様子を見ているユキゴッホ、呆れている。

ユキゴッホ「ご~っほ・・・」
ユキゴッホがカタカタの上のキャラの手をとってあげる。
一人一人に毛布をかけてやる。
ユキゴッホ「(満足で)ごっほ・・・」

自身もきちんと毛布をかけて、眠りにつく。
またまた時間経過あって、焚き火の薪がちらちらと燃えている。
と、むくっと起き上がる者がいる。
リンゾーだ。

だがリンゾー、何を思ったか、猛然と絵を描きはじめた・・・・。

?

NHKのサイトを離れます

トップへ戻る