トッポとボビーのハンドトーク レッスン

地面が少し揺れてる

1.地面を触って指をさす。
2.両手の手の平を下に向けて、小さく上下に揺らす。

太鼓

地面を手のひらで交互にバン!バン!と叩く。

そうそう

両手ともに親指と人さし指だけを出して、胸の前あたりで2度チョンチョンと合わる。

また、地面が少し揺れてる

1.人差し指と中指を立てた手を振り下ろす。
2.地面を触って指をさす。
3.両手の手の平を下に向けて、小さく上下に揺らす。

顔、忘れたのかな

1.人差し指で、顔の前で輪を描く。
(「顔」)
2.頭の横につけたコブシを開きながら、頭のやや上方へ。
(「忘れた」。頭の記憶のかたまりが、パッと消えてしまうイメージ)
3.(トッポから見て)クエスチョンマークを描く。
(「~かな?」)

地震

両手の手のひらを上に向けて、両手を同時に前後に揺らす。
小さい地震の時は小さく動かし、大きな地震の時は大きく動かす。

このイモ、好き

1.指をさす。
(「その」)
2.イモの形をなぞる。
(「イモ」)
3.親指と人差し指を伸ばしてアゴの下にあて、その指を閉じながら下げる。
(「好き」。好き!という顔の表情で)

今回のおはなし

― 前回の公園(夕焼け空) ―

ユキゴッホ「ご~っほ・・」
何かを思いついたように音叉を鳴らし、キャラと目を合わせる。
キャラ、地面に手を当て、続いて耳を当ててみる。
キャラ「どうしたの?」

トッポとボビーが「また」「地面」「揺れてる」みたいに身振り手振りする。
キャラ「ん? なになに?」
カタカタ「なぁ? ワケわかんないだろ?」
トッポとボビーが再び地面を叩く。

キャラ「(ポツリ)・・太鼓・・・」
キャラ「誰かが・・太鼓を叩いてるんだわ! (嬉々となって、トッポたちに)太鼓だね。地面、揺れてる・・。そう言ってるのね!」
トッポたち、嬉しくなって「そうそう」とはしゃぐ。

ユキゴッホ「ご~っほ・・」
音叉鳴らすユキゴッホ。
キャラ「また、地面、揺れてる。(思い付き)ひょっとして音叉の音を聴いて、・・誰かがコンタクトしてきてるんじゃない?」

愕然となってーーー。
カタカタ「はぁ? 太鼓でかぁ?」
とリンゾー、ズズッと何かを思いついたように絵を描きだす。
カタカタ「(気づき)・・キャラ公?(リンゾーのことを知らせる)」

キャラ「(カタカタに)リンゾーさん・・何か心当たりでもあるのかしら?」
黙々と一枚の絵を描くリンゾー、それは巨大な岩のようなものから始まり、続いてボンゴやコンガといった太鼓、そしてそれを叩く巨大な手(しかもかなり毛深い)であったりする。
キャラ「(見て)あ! 太鼓・・」
カタカタ「(気味悪がって)やだよやだよぉ、ユキゴッホより毛むくじゃら・・」

ユキゴッホ「(怒って)ご~っほ・・」
自分こそ毛むくじゃらじゃないかと、カタカタの毛をびよ~んと引っ張ってみせる。
カタカタ「うそうそ~のびるから! のびるからやめろ~~~~~!」
怒るが、言うそばから引っ張られた毛が、ダラァ~ンとだらしなく伸びて縮れてしまっている。

キャラ「(呆れて)なぁ~にやってんだか!」
カタカタ「(ぴろ~っと涙が出て)ユキゴッホの意地悪ぅぅぅ~(いじける)」
と、「ぶひっ」リンゾーが筆を止めてしまう。
巨大な手と太鼓を描きあげているが、続けてそれを叩く巨人の頭部(の輪郭)を描きだして、手が止まってしまっているのだ。

キャラ「どうしたの? リンゾーさん?」
トッポとボビーがキャラの袖を引っ張り、身振り手振りで話し出す。
キャラ「(読み取って)・・・顔・忘れちゃったのかな、って?」
カタカタ「バァ~カ。リンゾーのヤツはなぁ。見たものはすべて覚えていて、まんまその通り絵に描くんだぜぇ。顔を忘れてるわけねーだろううが!」

トッポとボビーが、キャラが理解したか不安そうに顔を覗きこんでいる。
キャラ「(笑み)リンゾーさん、どうしたんだろうね」
カタカタ「(なぜか気取って)まぁ、リンゾーは、なんつーてもアーティストだからな。きっと太鼓のオジサンがブサイクな顔してたんで、描きたくなかったんじゃないのぉ?」

言って、一枚の絵を取り出し、さりげなくキャラに見せびらかす。

それは、第1話のカタカタの似顔絵だ。

カタカタ「まぁそのー耽美派っつーのかね? あ、醜い! これってちょっと美的にムリ! っつーのは、描けないんじゃないのかしらねぇリンちゃんはぁ。なははは・・」
キャラ「(ころっと)と冗談はともかく」
カタカタ「(コケて)どこがじゃぁ!」

キャラ「(構わず)リンゾーさん、がんばって描いてみようよ」
やさしくリンゾーに手をかける。
と、リンゾー、明らかにドキッと赤くなるが(リンゾーなりに異性を意識する)、身をよじってキャラの手を外す。
だが思い切って筆を持ち直すと、頭部の輪郭のところに、釣り上がった目だけを描いてみせた。

キャラ・カタカタ「こ、怖っ!(ア然と顔を見合わせる)」
と、その時、太鼓どころではない、ゴォォ~ン! 地響きとともに轟音が鳴る。
キャラ「え? きゃぁぁ~~~~!」

キャラ、カタカタ、リンゾー、トッポとボビーが思わず震え、喚(わめ)く。
カタカタ「つつついに、ちちちち地球が太鼓生みおったんかいなぁ~~~?」
と、ひとり取り残されているユキゴッホ、ダメ押しで「ゴォ・・」、腹が鳴る。
一同、ア然とユキゴッホを見る。
ユキゴッホが、空腹で腹を鳴らしたのだ。

カタカタ「ん?」
一同、ア然とユキゴッホを見る。
キャラ「ひょっとして・・・、お腹すいた音?」
ユキゴッホ「(恐縮して)ご~っほ・・・(腹を押さえる)」

次の瞬間、爆笑しているキャラたち・・・。

―――それに、次のモンタージュの効果音楽が滑り込んでくる。

― 食材集めのモンタージュ(森の中・同夕焼け空) ―

トッポとボビーが木に飛び移り、果物を収穫していく。

キャラ・カタカタ「すごーい!」
キャラ「おーい」
カタカタ「こっちやで~!」
その下で、二人で待ちかまえているキャラとカタカタ。

トッポが「投げるよ」「いい?」と合図を送る。
キャラ「オッケーオッケー! バンバン投げてちょうだい!」
カタカタ「へへっ、これでも島の少年野球じゃ、名キャッチャーって言われてたんよ。バァ~ンバン放ってちょーだい!」

トッポとボビー、小躍りせんばかりに、いくつもの果物を放り投げる。
キャラ「それ! よっと! そら!」
キャラが果物をキャッチしていく。
カタカタ「ふぎゃん、あちょ~? いやん!」
果物はことごとくカタカタに命中していく・・・。

ズズ~っとリンゾーのゾウのような鼻が地面を掘っていく。

すると、地面の中からいくつものイモが出てくる。

その後を追うようにして、
ユキゴッホ「ごぉ~~~っほほほ・・・」
リンゾーが掘り起こしたイモを拾っていくユキゴッホ。
ユキゴッホ「ごほ?ごほ~・・・ごっほ♪」
倒れた草や花をもとのとおりに戻していく。

あっという間に、山ほどのイモを掘り起こしているリンゾー。
キャラ・カタカタ「すご~い!」
トッポとボビーが、「すごい!」「イモ」「大好き」と身振り手振りで大喜びだ。

キャラ「二人ともおイモ大好きなのね!」
キャラ「ホントホント。すっご~い、やるじゃぁんリンゾーちゃぁ~ん!」
と、リンゾーの脇腹を肘でつついてみせる。
だがリンゾーが、キャラの顔をまともに見ることはない。

照れて視線を交わすと、拡大鏡で山となったイモを検分するようにじろじろ見だす。
カタカタ「へへ、リンゾーのヤツ、照れてんじゃねーよ」
リンゾーの拡大鏡を通して見たイモたちのアップ。
と、そのイモにならんで、カタカタのおどけた顔が出た!(イタズラしたのだ)

リンゾー「(驚き)ぶひぃ~~~!」

笑う一度。
その笑い声が、夕焼け空にこだましてーーー。

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