トッポとボビーのハンドトーク レッスン

おっす (こんにちは)

1.人差し指と中指を揃えて伸ばした手をひたいの前にあてる。
(「お昼」という意味の手話。顔を時計に見立てて人差し指と中指で長針と短針を表現し、お昼の12時00分を表している。)
2.両手をグーにして、人差し指を立て、曲げる。(「あいさつ」という意味の手話。人と人が向き合って頭を下げてあいさつをしている様子を表している)

この島

1.地面を指差す。
(「ここ」を意味している)
2.島の形。
(島を表現)

地図

1.空中に四角を描く。
(四角い紙を表現)
2.人差し指と中指で左に歩く。
(紙の中の島を左に歩く)
3.向きを変えて右に歩く。
(紙の中の島を右に歩く)

いっしょに行こう

「いっしょに」
1.両手で人差し指だけを伸ばす。
2.中央でくっつける。
「行こう」
3.これから向かう方向に向ける。

でも

1.手のひらを前向き。
2、くるっと裏返す。

あぶない

指先を曲げた両手を胸にトントンと2度当てる。

今回のおはなし

― おたまじゃくし島 ―

キャラたちのいるところヒュンに、いきなり指をほっぺに突き付けられたところのキャラ。
ヒュン「(ぽつりと)可愛い・・・!」
キャラ「・・・・・!(戸惑い、嬉しい)」

カメラが、キャラの頭に急激にズームインすると、そこは、キャラの脳の中のイメージ。
それに、以下のナレーションに合わせて、二頭身のキャラが葛藤する姿が重なる。

ナレーション「聖なる戦士にとって・・(超早口で)ほんのちょっとイケメンでなんとなくナゾめいている~みたいなキャラに、例え例え「可愛い~」なんぞと言われたところで、ころっとレンアイ感情なんぞにおぼれているヒマはないのだ!(普通の語りに戻り)・・とは思うのだが・・」

ヒュンの髪がスローモーションで揺れ、謎めいた瞳が艶(なま)めかしく輝く。
現実のキャラ、超だらしなく、

キャラ「だぁ~~っははは・・(照れ笑い)」
カタカタ「(呆れて)あんなぁ、ヒュンのヤツもガッキアニマルなんだぜ? 姉さん、戦わねーでいいのかいな?」
キャラ「(夢見心地で)ヒュンさまというのね。バイオリンで奏でるトロンボーンの音色が、なんとロマンチックだこと」
どどっとコケるカタカタ。

いっぽうヒュン、キャラを「可愛い」と言ったことなど忘れてしまったように、風を感じ、目を閉じている。
キャラ「(勝手に解釈し、超早口で)やだ可愛い女の子にキャワイイなんて言っちゃったもんだから、困って寝たふりしちゃってるんかしらん?」

ヒュン、音楽を感じ取り、中空に譜面を書きはじめている。

キャラ「(感動して)アーティスト!」

ヒュン、コートの内側からタクトを出し、中空で一振りすると、書いた譜面をキャラの待つタブレットの中に誘導する。
と、タブレットから甘いラブソングのようなメロディが聴こえだす。
キャラ「(なぜか英語で)オーマイガァ・・!」
感動のあまり放心しているキャラ。

カタカタが飛んで来て、カスタを鳴らし、
カタカタ「ハイハァーイ、お目目冷ましましょうね。(画面に向かって)気を付けよう、暗い小道と一見ワケあり風のキャラ・・」
カスタネットを鳴らして騒ぐ。

だがキャラ、構わずカスタネットを掴(つか)んで黙らせ、
キャラ「(恋人に言うように)ヒュン! 素敵な曲をありがとう!」
だがヒュン、もはやキャラの存在を忘れたように、遠くに目をやっている。

そしてふいに、何かを思い出したように、
ヒュン「五月二十九日・・午後三時十三分四十秒・・・」
キャラ「え?」
少し間がある。
ヒュン「・・・Gマイナー・・(マイナーなMEまたはSEが重なる)」
キャラ「にゃぁ?(意味が分からない)」

と一陣の風が吹き、その渦がヒュンを包みこんでいく。
キャラ「・・・・!」

一瞬、ヒュンの表情が大きく歪んだと思うと、なぜか風の中に「ああ~~っ!」と苦痛の声をあげてかき消えてしまう。
キャラ「ヒュ、ヒュン・・・?」

愕然(がくぜん)となるキャラのほっぺを、カタカタのカスタネットがつまんでいる。
カタカタ「(呆れて)あのなぁ、ヒュンには気を付けといたほうがいいぜ。魔女に特別扱いされてる、っていうウワサがあるんだ」
キャラ「特別・・扱い?」

― カタカタの話のイメージ ―

カタカタ「このおたまじゃくし島には、いろんな楽器の音が降り注いでいてな・・」
さまざまな色の帯が、オーロラのように島全体に降り注いでいる。
例えばピンクの帯が震えるとピッコロの音が響き、青の帯が震えるとギターの音色が聴こえるといった具合い。

その青い光の帯に、体にギターのあるガッキアニマルの影(ただし正体は明確でなく、ギターからはラッパ(オレンジの光の帯が出ている)の音が聴こえている)が近づくと、青とオレンジの光の帯が反発し合って、ガッキアニマルが弾かれてしまう。
カタカタ「ガッキアニマルは、封じられた元の楽器の音色に触れると、魔女にあてがわれた楽器の音色が反発して、近づくことができないのさ・・」

― もとのキャラたちのところ ―

カタカタ「ところがヒュンのヤツだけは、特別でな。自由にどこにでも行けるってわけよ」
キャラ「ふーん・・。(呑気に)魔女もあの方には弱いのね」
カタカタ「そういう話じゃないでしょそういう話じゃ」

と、木の上から身軽に飛んで現れるトッポとボビー。

キャラ「(単純に嬉しく)あら、戻ってきてくれたのね」

カタカタが、キャラに耳打ち、
カタカタ「この兄弟はなぁ、ちょっと変わっててな。とくに一番上の兄貴は・・」
言いかけるが、トッポたちがちょっと困ったような苦笑いをしながらも、身振り手振りを始めている。

キャラ「(推測して)ここ、の島? あ、地図!は、こっちって。そうなのよぉ。よく分かったわねぇ!」
カタカタ「キャラ公、分かるんかいな?」
キャラの呑気な明るさに戸惑うトッポたち、だが身振り手振りを続けて、
キャラ「一緒、行こう。え? 案内してくれるの? ありがとう!」

カタカタ「だからキャラ公。こいつらには気を付けろって・・(言いかける)」
素直なキャラにちょっと困ってしまうトッポ、思わず「でも、危ないよ」と身振り手振りを付け加える。
キャラ「え?」
トッポが、「危ないよ」を繰り返す。

だがボビー、困りながらもトッポを引っ張って先を歩き出す。
キャラ「(カタカタに)なんか言ってたよね、あの子?」
カタカタ「(シラっと)あたしゃ知りません」
キャラ、「?」となるが、トッポたちの後を付いて行く。

それを木の上で見ているサミー、

サミー「うっくくく・・(手話をして)危ないよぉ、って言ったのさ(ほくそ笑む)」

?

NHKのサイトを離れます

トップへ戻る