指導案・ワークシート

トッポとボビーのハンドトーク レッスン

島の地図

1.空中に四角を描く。
(四角い紙を表現)
2.四角の中に丸の形。
(紙の中の島を表現)
3.人差し指と中指で歩く動作。
(紙の中の島を左に歩く)
4.向きを変えて(3)と同様。
(紙の中の島を右に歩く)

ふむふむ

人差し指でアゴをグリグリ。「ふむふむ」とした顔で。

コラ! 探したんだぞ

1.親指を立てて、前にふりおろす。
(「コラ!」の手話。他に「ダメ!」などの意味)
2.人差し指と親指で輪っかを作り、輪を描く。
(「探す」の手話)
3.相手を指す。
(「おまえ(君、あなた)」の手話)

ゴーグルの女の子 (キャラ)

1.両手で頭にゴーグルの形を表現。
2.小指を立てる。
(「女の子(女性)」の手話)

良い子

1.鼻に握りこぶしをあてて、少し前に出す。
(鼻ににぎりこぶしをあて、少し前に出すと「良い」の手話)
2.小指を立てる。

正義の女の子 (戦士)

1.左右の手で親指と人差し指で輪っかを作り、お腹前で指先をくっつけて、右手をアゴ下に引きあげる。
2.小指を立てる。

魔女

1.親指、人さし指を広げて、オデコにくっつける。
2.親指、人さし指を近づけながら、鼻先へ動かす。
3.小指を立てる。

クールだぜ (かっこいい!)

指先は少し丸くして、手前に回転させると同時に顔に向けて近づける。

今回のおはなし

― キャラとカタカタのいるところ ―

びゅん! 剣を構えるキャラ。
カタカタ「あわわ、いったいなんだっちゅーねん?」
キャラ「検索したら、ガッキアニマルは魔女の子分でも一番凶暴だって書いてあるわ」

呆れるカタカタ、なぜかころっと髭のあるオヤジ風になって、
カタカタ「これだ。今の若いモンは、なんでもネットの情報を信じよる」
キャラ「(剣をかざして口上)ウソを暴き、真実の扉を切り開く・・正義のホントホント剣、その威力を見よ!」

ぶぉぉ~っとキャラの全身から炎が燃え上がり、ホント剣が輝きだす。
キャラ「(渾身の力を込めて)ぬぉぉぉぉ~!」

カタカタ「あわわ・・、マジかよ?」
キャラ「ぬぉぉ~!」

力を込めるキャラ。だがみるみるうちに剣の炎は小さくなり、ついには、ピュン!と小さな炎を飛ばしてなえてしまう。
どどっとコケるカタカタ。
カタカタ「なんだんねんもう。おしまいかいな?」

キャラ、タブレットをチェックすると、剣のエネルギーが「0」に近い。
キャラ「経験値あげないと。これじゃ、魔女と戦えないよぉ」
カタカタ「姉ぇさん、おいキャラ公、なんか大きく誤解しとらんかな?」

時間経過あって、タブレットの地図をチェックしているキャラ。それを、カタカタが覗き込んでいる。

地図は、なぜかところどころ(あまり特定しない)電波が乱れる感じに見えなくなっている。
「You are here!」と書かれたアイコンも、せわしなくあちこち動いてしまっている。
カタカタ「なんやねん、この地図? 地図が迷子になっとるやんけ?」

キャラ「(真剣に思い込み)魔女が、怖がっているんだわ・・」
カタカタ「はぁ?」
キャラ「伝説の・・美少女戦士がやって来たんですもの。無理ない・・」
カタカタ「誰のことですか?」

キャラ「(構わず)きっと魔法という魔法を、特別サービスで大盛りにして、地図を狂わせているのよ」
カタカタ「牛丼みたいやね」

キャラ「(カタカタに)さぁ、行きましょ!」
カタカタ「はぁ? 行こうってどこへ?」

キャラ「デジタルマップは、使いものにならないわ。どこかで地図を手に入れなくちゃ」
カタカタ「なんでおいらが、一緒に行かなぁならんのよ?」
キャラ「(ころっとふだんに戻り)だって、人質だもん」
カタカタ「はぁ? はぁ?」
キャラ「うふっ。いいじゃぁん」

と、木の上でその様子を見ていたトッポとボビー。

「地図?」「地図ねぇ?」と手話で言い合いながら、歩き出したキャラたちを追っていく。

と、待ちかまえていたサミーにぶつかってしまう。
「やば!」と慌てるトッポとボビー。
以後サミーは、手話しながら、
サミー「こら、さんざん探してたんだぞ!」
トッポが、慌ててキャラを指さし、身振り手振りで報告。

サミー「(手話を読んで)何? 正義の戦士だと?」
さらにトッポとボビーが身振り手振り。
サミー「(ほくそ笑んで)魔女様をなぁ?」
サミー一計を案じて、クク、・・ククと肩を格好つけて揺らして笑う。
クク、ククとトッポたちがマネしてみせる。

サミー、自分のマネをする二人を睨み、だらしない二人のネクタイを締め直す。
サミー「ネクタイもクールにしてろって言ったろ? クールだ」

パシッ! なぜか三人で指を鳴らすと、「うっくくく・・」と嬉しそうに笑ってみせる。
これが、彼らの美学なのだ。

キャラ「ええ? そんじゃ、この島の人たち、魔女の姿見たことないの?」
カタカタ「ああ、だって一瞬だったろ。島が変わっちまったの」
少し悲しく言って、だがカタカタとカスタネットを軽快に奏でだす。

カタカタ「それまではよぉ、あっちこっちで音楽が聴こえていたもんさ」
カスタネットを奏でるカタカタ。キャラが、そのリズムに体を躍らせる。
キャラ「うふふ・・・」
カタカタが調子に乗って、カスタネットを奏でる。合わせて踊るキャラ。

木の上で見ているサミーたち。
サミー、キャラの踊りに思わず釣られ、愉しそうに腰を振りだしている。
だが、はっと我に返りバツ悪そうに弟たちをうかがう。
(実は、音の聴こえない弟たちを気づかっているのだ)

だが当のトッポたち、カタカタのカスタネットの動きを目で追って、それなりに楽しんでいる。
カスタネットに合わせて、あごを上げ下げ。
それを見つめて、少し嬉しいサミー。

カタカタの演奏で踊る踊るキャラ。
と、一陣の風が吹く。

カタカタが飛ばされ、キャラもその場でくるくると回る。
だが止まると、なんと鼻と鼻がくっつきそうなところに美しいヒョウの少年、ヒュンの顔があった。

キャラ「・・・・・!(驚き、戸惑い)」
だがヒュン、そんなキャラにお構いなく、じっとキャラを見つめている。
キャラ、さすがに照れて、
キャラ「(小声で)フツー、近すぎでしょ?」

キャラを見つめるヒュン、その瞳に不純なものがない。

林に飛ばされたカタカタ、ようやく宙に浮かび上がると、キャラとヒュンを見る。
カタカタ「あいつは! や、やべえ!」

ヒュン、何を思ったか、いきなり指をキャラのほっぺに付けた。
キャラ「・・・・・!(戸惑い、嬉しい)」
ヒュン「(ぽつりと)可愛い・・・!」

風がヒュンのバイオリンの弦を鳴らす。聴こえだすトロンボーンの音色。
ナレーション「いかにもワケありげに登場したこの少年もまた、真実の音を奪われたガッキアニマルであった・・」

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