すくレポ

NHK for School を使ったら、どんなふうに使ったかをレポートしてみよう!題して、すくーるレポート「すくレポ!」面白いレポートは、スタッフが取材したり、アワードで表彰したりするよ!

NHK for School

もったいないやん!へらそう食品ロス!!

投稿者

大阪府 大阪市立豊仁小学校 松下隼司さん

対象

小3、小4、小5、小6、中学

なるほ度!
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『ドスルコスル』(どうする?食べ物がもったいない)では、食品ロスについて、日本の現状や取り組み例がとても分かりやすく紹介されています。でも、授業の導入ですぐに見せてしまうのは「もったいない」と考えました。まず、子どもたち1人ひとりが、食品ロスの問題を自分事として捉えられるようになってから見せた方が効果的だと考えました。

 そこで、食品ロスの学習を始めるにあたって、子どもたちにとって身近な家庭で、どのような生ごみをどれだけ捨てているかを1週間、記録してもらいました。そして、調べた結果をクラス全体で共有しました。
 次に、班(4~5人)ごとに「班の中で、1番もったいない生ごみは?」をテーマに話し合いました。その結果をまたクラス全体で共有し、まだ食べられる食品を捨てない工夫を出し合いました。(「冷凍保存する」など出ました。)
 また、「この学校の給食で、1番多い食品ロスのメニューは何か?」について予想してもらいました。私は事前に答え(リンゴのクラフティ)を調べていました。意外(?)な答えで、子どもから出ませんでした。(答えはあえて教えずに、調べ学習の意欲につなげました。子どもからは「教えて~!気になる~!!」とブーイングでしたが…♪)
 さらに、私の家庭(3歳と10歳の子ども2人と妻の4人家族)の食品ロスの記録も紹介しました。私の家庭の食品ロスの写真を見せる度に、「先生、もったいないやん!」「自分だったら絶対に残さへん!」など真剣な反応がありました。(「3歳の娘の機嫌が急に悪くなって、もう食べないって拗ねてしまってん…」と言うと、「それは、仕方ないな~」「先生、甘やかしたらあかんよ」など反応がありました。)
 そして、子どもたちは、自分や自分の身の回り(友だちや教師)の家庭、学校の食品ロスに課題や改善策について考えてから、『ドスルコスル』を視聴し、日本の社会全体での食品ロスについて学びました。自分の家庭や学校での食品ロスの実態と「似ているところ」「違うところ」などの観点をもって視聴することができました。最後に、これまで学んだことを新聞やtemsの発表ノートにまとめて発表したり、食品ロス川柳を作って紹介し合ったりすることで学びを深めることができました。

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