すくレポ

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NHK for School

秋の楽しみ~秋の句会

投稿者

東京都 豊島区立池袋小学校 大浦真由美さん

対象

小4

なるほ度!
60%
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活動のPR

本校には日本語学級があり外国にルーツをもつ児童が学んでいます。全く日本語が話せなくて編入して来た児童や、学習言語を習得中の児童など、日本語の習得状況は様々です。今回設定した授業「秋の楽しみ~句会をしよう」は、学習言語を習得中の4年生3名を対象とした授業です。友達や先生との会話は大変流暢で、伝えたいことを日本語で話すことはできます。このような段階の児童には、学年相応の教科書を使用し在籍学級の学習内容に近い活動を組み入れます。そして、在籍学級でも自信をもって積極的に学習に参加できる力を培うことを目的として授業を構成します。
ここでは、季節の語彙の習得に併せて、俳句作りを学習活動に取り入れました。俳句や短歌を作る学習は5・6年生の創作活動として取り扱われます。その前段階として俳句の決まりを知り、五音七音のリズムで句作をすることを通して、俳句の作り方を理解させるとともに俳句作りの楽しさも味わってもらいたいと思い学習活動を設定しました。

〈学習活動〉
1時(1/2)
秋に関する言葉をみんなで出し合いイメージマップを作りました。その中で五感を意識した言葉やオノマトペを入れるようにしました。友達が出した言葉からどんどんイメージが膨らみ、模造紙いっぱいに言葉を広げることができました。

2時(2/2)
「お伝と伝じろう」の「今日は句会」のscene2を視聴し,俳句の基本を学びました。次にscene3で言葉の使い方を考え合いました。ここでは、画面に登場する子供たちと一緒に俳句クイズに挑戦しました。単に視聴するだけではなく、考える活動を取り入れたことで、楽しんで学習を進めることができました。さらに、scene5で黛まどかさんの話を視聴しました。そこでは「五感のアンテナ」を立てることが俳句作りのコツであるということを学ぶことができました。そして、秋の季語を使って俳句作りをしました。自分が感じる秋を題材に、指を折りながら熱心に創作する様子が見られました。表現したい言葉と五音七音のリズムが合わないことでなかなか苦戦していました。最後に一番気にいった俳句を句会の中で紹介し合いました。そして、「また、季節が変わったら句会をしましょう。」と締めくくりました。次回も楽しみです。
海外でも活躍されている黛まどかさんの話はまるでゲストティーチャーをお招きしたかのようでした。

動画・教材

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