すくレポ

NHK for School を使ったら、どんなふうに使ったかをレポートしてみよう!題して、すくーるレポート「すくレポ!」面白いレポートは、スタッフが取材したり、アワードで表彰したりするよ!

NHK for School

デジタルで旋律をつくって、シンキングツールで分析しよう!

投稿者

熊本県 熊本市立龍田小学校 山下若菜さん

対象

小3、小4、小5、小6

なるほ度!
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この活動では、ハ長調の和音の構成音を使って、和音の移り変わりを味わいながら自分の思いや意図に合った旋律をつくり、まとまりのある旋律をつくることをねらっています。
『おんがくブラボー』(“せんりつづくり”はこわくない!)では、旋律づくりの作戦が示されています。その作戦を基に、音楽作成アプリを使ってデジタルで旋律づくりをすることで、音の上がり下がりを視覚的に表すことができたり、何度も試しながらつくることができたり、原曲に合った別のリズムを付け加えたりが容易にできるようになると考えました。
まず、教科書の和音と低音を聞いて、ひびきの移り変わりを確かめました。その後、自分でもこの和音の中から一つ音を選んでひびきをつくったり、自分でリズムをつくったりしてみようと伝え、「“せんりつづくり”はこわくない!」を視聴しました。番組に出てくる三つの作戦、「演奏順をかえてみよう」「山にしてみよう」「最後の音を「ソ」で終わってみよう」を全員で確認しました。
次に、基になる和音から、まずは和音にふくまれる音から一つの音だけを選びました。基になる和音と選んだ音を、音楽作成アプリに打ち込み、音の上がり下がりを視覚的に確認しながら、何度も色々な音を確かめることができました。また、音楽作成アプリには色々な音源やリズムが入っているので、試しながら自分の好きな旋律やリズムをつくることができました。途中、友達の音を聞いて参考にしたり、アドバイスをもらったりする子もいました。
最後に、自分でつくった旋律を思考ツールの“ベン図”に当てはめてみて、どのようなイメージで曲をつくったのか、波形を見ながらどのようなどの作戦を取り入れたのかを分析し、ふりかえりを行いました。
普段の授業では、旋律づくりでどのようにすればいいのかわからず悩む子どもも、音楽作成アプリを取り入れたことで、色々なリズムや楽器にふれたり、やり直しがすぐにできたり、友達の音楽を聴いたりアドバイスをもらったりできたので、とても意欲的に取り組むことができました。
番組を活用したことで、普段であれば、旋律づくりということに苦手意識をもつ子どもも、やってみようと思えるよう意欲が高まりましたし、わかりやすく旋律づくりの作戦という形でコツを学ぶことができたのがよかったと思います。

動画・教材

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