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NHK for School

自分版『歴史にドキリ』を作ろう!~聖武天皇の「ドキリポイント」はここだ!

投稿者

宮城県 仙台市立錦ケ丘小学校 小野寺慧さん

対象

小6

なるほ度!
40%
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活動のPR

社会科が歴史学習に入り、『歴史にドキリ』を継続視聴しています。第3回「聖武天皇・行基」からは、番組から学んで終わるのではなく、自分なりのドキリポイントを見付ける活動を始めました。
授業では、「聖武天皇はどうして大仏を造ったのか」と課題を設定し、解決のために番組を一斉視聴し、仏教の力で社会の不安を鎮めたかったという天皇の願いを理解していきました。その上で「大仏づくりは本当に多くの人々を救ったのか」と問い、「救った派」「救っていない派」に分かれ、思考ツール(綱引きチャート)に自分の意見を表しました。この段階では、番組視聴から得られた情報を基に直感的に判断をさせました。「救ってない派」が多かったものの、「どちらともいえない」と判断に迷う子もいました。
そこで自分の意見をより確かにするために、調べる活動を行いました。大仏造りについて5つの観点を設け((1)過程・方法、(2)材料、(3)参加した人々、(4)造った理由、(5)奈良時代の農民)、分担して調べ、ロイロノートのカードを使って情報を共有していきました。調べる際には、教科書や資料集,動画クリップを使いました。作成したカードは、学級全体でも共有し、違うグループの情報を自分の情報に加筆できるようにしました。その上で、調べたことを基に再度「大仏づくりは本当に多くの人々を救ったのか」と問いました。「救っていない派」に寄ったことは変わりませんでしたが、「多くの税で人々がまともな生活ができない時に、大仏づくりをしたのは農民が苦しむだけだと思う」というように、調べた事を基にした意見を述べる子が多く見られました。
最後に、今までの学習を基にドキリポイントをまとめました。「聖武天皇が大仏を造ったことで農民を苦しめてきたと感じたけど、こんなに多くの困難があり仏教にすがりたいと思う気持ちも少しわかる。」「大仏づくりで人々は救っていないと考えたけど、調べていくうちに聖武天皇の「責めはわれ1人にあり」と書いてあるのが、悲しくなった。」と聖武天皇の苦悩をドキリポイントとする子供の姿も見られました。聖武天皇という人物を自分なりの見方で評価をしながらまとめることができました。
今後は、歴史上の人物について自分なりの「ドキリポイント」をまとめたものを、自分版「歴史にドキリ」PR動画として作成する活動に挑戦したいと考えています。

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