すくレポ

NHK for School を使ったら、どんなふうに使ったかをレポートしてみよう!題して、すくーるレポート「すくレポ!」面白いレポートは、スタッフが取材したり、アワードで表彰したりするよ!

NHK for School

円と正多角形

投稿者

広島県 世羅町立甲山小学校 平野奈央登さん

対象

小3、小4、小5、小6

なるほ度!
40%
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第5学年算数科「円と正多角形」の第一次(4時間目)において、『Why!?プログラミング』(奇跡のチョウを直せ)の動画を活用した。
本時の目標は『「辺の長さが全て等しく,角の大きさも全て等しい」という正多角形の性質をもとに、コンピュータを用いて正多角形のプログラムを考えることができる』である。
授業の導入で、児童は番組のストーリーの展開に興味をもって取り組むことができた。正多角形の辺の数や角の大きさの理解を深めるために、番組の一部(4分16秒~4分40秒)を視聴させ、正多角形の性質に気付かせていった。


正三角形をかきたいのに正六角形のような形ができることを、児童の入力ミスとして捉えるのではなく、ジェイソンも同じ間違いをしているというところから、児童は、学級のみんなでジェイソンのためにも課題を解決したいという思いを持ち、学習意欲を高めることができた。
そして、「正三角形のプログラムのどこをどう変えたら、スクラッチでうまくかけそうですか?」と問うことで課題意識を高めさせ、トライ&エラーの時間をしっかりとり、正しいプログラムを考えさせることができた。
児童の思考は、正方形は、内角が90度ということを使ってうまくかけたのに、正三角形では、なぜ回す角度を内角の60度に設定したらうまくかけないのかということに集中し、正三角形の性質(内角が60度)をどう活用すればよいかという課題意識を全員が持つことができた。Scratchでは外角を用いるが、外角という概念は、中学校の数学で学習するので第5学年の子どもたちにとっては未習の内容である。そこで、回す角度の大きさについて論点をしぼり、番組を視聴しながら実際にプログラムを行い試行錯誤することで、本時では、180度から内角を引いた角度を入力すると正多角形をかくことができると気付かせることができた。
NHK for Schoolの映像を活用することは、児童の問題に向かう意欲の向上と理解の定着に、大変効果的であった。

動画・教材

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