リノベーション事業部で働くOL。26歳。配属されて2年目になり、小さいながらも廃校の体育館を活用したプロジェクトを任されるようになる。結衣には脳性麻痺の障害がある幼なじみの苦い記憶がある。
旧姓・雨宮(あめみや)、風間結衣の会社の先輩。38歳。職場の上司である高野誠一の妻であり一児の母。仕事はバリバリこなすが、家ではジャージにチョンマゲ姿でぐうたらに過ごす「干物女」となる。担当プロジェクトについて頭を悩ませていた結衣に、ある提案をする。
蛍の元、上司であり夫。52歳。いまだに蛍には「部長」と呼ばれている。キレイ好きで几帳面。訳あって蛍が住む一軒家で同居生活を送ったことをきっかけに蛍との結婚に至る。同棲開始当初は、蛍の干物女っぷりに驚くが次第に慣れる。一男をもうけ、初めての育児に悪戦苦闘している。
ボッチャを見学に来た結衣に、実際に競技を体験することを提案してくれる、ボッチャの日本代表選手。日本選手権で8度の優勝を誇る日本のエース。気迫あふれるプレーで相手のボールをはじき飛ばす力強い投球が持ち味。 2016年のリオデジャネイロパラリンピックでは初の団体銀メダルに貢献した。
1966年、大阪府に生まれる。高校生のときから漫画雑誌『なかよし』に投稿を始め、1984年に「あなたと朝まで」でデビュー。1989年に連載を開始した「月下美人」は翌年ミュージカル化される。代表作「ホタルノヒカリ」はテレビドラマ化、映画化もされた。その他の作品に「プレイガールK」、「ヒゲの妊婦(43)」、「女子高生チヨ(64)」などがある。
1990年生まれ、大分県出身。2009年メジャーデビュー。2019年に、NHKドラマ「これは経費で落ちません!」の主題歌「どうしますか、あなたなら」を担当。ライブ活動も盛況を重ね、昨年にデビュー10周年を迎えた。
阿部真央さんからのコメント
「多様性」「ダイバーシティー」が叫ばれる昨今の世の中で、他者を見る前にいかに自分が自分らしく輝くかが、実は1番大切なのはではないかと思いました。自分らしく生きられているからこそ人との違いを認められ、リスペクトし、新しいものを生み出していける。それぞれが持っているものを最大限輝かせることが、真の多様性へとつながる近道なのではないかなと思って書いた曲です。
また今回歌詞の中にボッチャとリンクする表現を多く盛り込みました。中でも「時に的を動かして敵に勝つ」というボッチャならではの特徴には大変感動し、曲の1番のB部分でその表現を使わせて頂いています。どんなやり方でも、自分らしく手玉をさばいて勝つ。ボッチャの持つ最大の魅力だと思いました。すべての人のそれぞれの輝く人生を後押しできればうれしいです。
1989年生まれ、東京都出身。声優、女優、歌手。主な出演作は、アニメ『PSYCHO-PASS』(常守朱)、『デュラララ!!』(園原杏里)、『鬼滅の刃』(甘露寺蜜璃)など。2012年、シングル「星空☆ディスティネーション」で歌手デビュー。第70回NHK紅白歌合戦(2019年)にてナレーションを務めた。
花澤香菜さんからのコメント
恥ずかしながら私は「ボッチャ」という競技を知りませんでした。
でもこの作品を通して、ルールのわかりやすさを知り、あのボールを自分でも投げてみたい!と今ではとても身近に感じています。そしてまさかあのキャラクターにも出会えるなんて…うれしいこと尽くしです!
ぜひ、たくさんの方に観ていただきたいです。
1986年生まれ、東京都出身。声優。2010年、アニメ『探偵オペラ ミルキィホームズ』では主人公に抜擢される。『ラブライブ!』に登場するアイドルユニット・μ´s(ミューズ)の一員、園田海未の声を担当し、2015年にはμ´sとして『紅白歌合戦』初出場を果たす。2016年よりNHK-FM「ゆうがたパラダイス」火曜パーソナリティーを務めている。
三森すずこさんからのコメント
ついにやって来る2020年東京パラリンピック!
声優として、今回のアニメ作品に参加させていただけることがとても幸せです。
作品を通じてたくさんの方にパラリンピックの競技を知って、楽しんでいただけるよう、心を込めて演じます♪
パラリンピックの開催が今から待ち遠しいです!
ひうらさとるさんからのコメント ボッチャを初めて知りました。ボールさえあればゲームが始められ、手軽なのに、そのゲーム性の面白さにすぐにハマってしまう、とても楽しいスポーツでした。この作品の主人公・風間結衣は、仕事上まだ未熟なところのある26歳の普通の女の子。彼女には「障害者の方とどう接したらいいのだろう」という気持ちがあるのですが、障害者、健常者が一緒に楽しめるボッチャを通して、そうしたわだかまりをなくし、前向きに歩いていく物語を描いてみようと思いました。そんな結衣の心の変化を通してボッチャの魅力がみなさんに伝わるきっかけとなる作品になれば光栄ですね。また、私の作品が初めてアニメ化されるので、とてもうれしいです。『ホタルノヒカリ』を応援してくださる方には「蛍と高野部長が動いている!」と楽しんでいただけたらと思います。