第7弾

弱虫ペダル × パラサイクリング

もっと知りたい!パラサイクリング

パラサイクリングとは?

健常者の自転車競技と同様にロードレースとトラックレースがあり、タイムや着順を競う。

選手は障害の種類と使用する自転車により、大きく4つのクラスに分けられる。

  • 視覚障害の選手が使用する二人乗りタンデム自転車。前に健常の選手(パイロット)、後ろに視覚障害の選手(ストーカー)が乗る。息の合ったチームワークが必要。
  • 下半身不随などの選手は、手でペダルをこぐハンドバイクを使用。
  • 切断、機能障害などの選手は通常の二輪自転車を使用。
  • まひなど、重度の四肢障害の選手は三輪自転車を使用。

ルールは健常者の自転車競技と同じで、スピード感や見事なペダリングが見どころ。

2021年に向けて注目の選手


川本 翔大 選手(かわもと・しょうた)
広島県出身。C2クラス。生後間もなく病気のため左足を切断。子どもの頃から体を動かすことが好きで、高校では野球部に所属。東京パラリンピックに向けたアスリート発掘イベントでパラサイクリングを知り、競技を始めて8か月で出場したリオデジャネイロパラリンピックで8位入賞。東京パラリンピックに向け、さらなる飛躍をめざす期待の若手。
「アニ×パラ」第7弾にアニメキャラクターとして登場。



杉浦 佳子 選手(すぎうら・けいこ)
静岡県出身。C3クラス。趣味でロードレースやトライアスロンに出場していたが、2016年にロードレース中の落車で重傷を負い、高次脳機能障害が残る。その後、パラサイクリング選手として競技に復帰。UCIパラサイクリング・ロード世界選手では2017年にタイムトライアル、2018年にロードレースでそれぞれ優勝。東京パラリンピックでもメダル獲得が期待されている。



木村 和平 選手(きむら・かずへい)
倉林 巧和 選手
(くらばやし・たくと)

B(視覚障害)クラス。二人乗りタンデム自転車を使用。
木村選手は北海道出身。生まれつき弱視で、小学生から高校1年までは健常者に混じってサッカーをしていたが、視力が低下したため断念。その後、盲学校の先生の勧めで自転車競技を始める。
健常者のアジアチャンピオンだった倉林選手と2018年からペアを組み、息の合った走りで東京パラリンピックのメダルをめざす。


写真提供:JPCF