2018年3月12日

学ぼうBOSAI「子どもが見た避難所生活」


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さまざまな自然災害に襲われる日本列島。学ぼうBOSAI は、子どもたちが自然災害を正しく知り、命を守るためにどう行動したらいいか、自ら考えることを目指す番組です。
今回は熊本地震で避難所生活を体験した小中学生に、子どもならではの避難所での苦労や考えたことを鈴木福くん(中1)がインタビューします。

大地震発生後、着の身着のまま避難所へ向かったという阿蘇市の伊藤早来さん(小6)。報道で目にする「食べ物がない」「プライバシーが守られない」ということももちろんですが、早来さんが心を痛めたのは「大人たちが少ない配給でもめている姿」だったそう。いつも子どもたちを守ってくれるはずの大人も、こんな非常事態では普通の状態ではいられないのだと感じたようです。
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また、小さい子が走り回る姿や音には、大人だけでなく早来さんもイライラしてしまったとのこと。そこで早来さんはお母さんと相談して、家からオセロや折り紙、トランプなどを持ち込み子どもたちが部屋の中で遊べるスペースを作りました。これには子どもだけでなくお年寄りも喜んでくれました。「幅広い年代の方が楽しんで遊んでくれた」と早来さんは当時を語りました。

次に訪れたのは、地震の被害が一番大きかった益城町。避難所生活4か月間の後、現在も仮設住宅で暮らしている民元蓮くん(中1)と奥本翔くん(中1)に話を聞きました。2人は「避難所は人でいっぱいで、畳2~3枚分で6人が暮らしていた」「ゲームをするときのイヤホンがあればよかった」と当時のことを思い出してくれました。2人は、子どもでもなにかできることはないかと思い、ボランティアとして救援物資を運搬、配給する仕事を始めました。「お年寄りが何回も会いに来て笑顔になってくれたのがうれしかった」と翔くんは語ります。

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どちらも災害でつらい経験をした子どもたちですが、その中から『誰もが被災者になる可能性を考えておくこと』『被災にあっても、一人一人が周囲が明るくなるアイディアを出し合い、実行していくこと』の大切さを学んだようです。
番組の最後にはそんな同世代に会った鈴木福くんが自分なりの言葉で感想を述べます。
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子どもたちを本当の意味で守っていくには、大人自身の心の安定や余裕、考え方の切り替えも大切です。子どもたちにぜひ見てほしいドキュメンタリー番組ですが、先生や大人にも大きな教訓になる内容です。

学ぼうBOSAI「子どもが見た避難生活」
<Eテレ 15(木)午前9:45~9:55>
<Eテレ 16(金)午後3;45~3:55>(再)
※本放送後から番組ホームページでも視聴できます。

投稿者:番組制作スタッフ | 投稿時間:11:44 | カテゴリ:番組紹介 | 固定リンク
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