2014年5月29日

「NEWS WEB EASY」制作現場リポート


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「NHK for Schoolで、最新のニュースが読めるようになった!」と、ちまたでちょっと話題になっているのをご存じですか? すくどう のトップページ に最新ニュースの見出し5項目が流れ、そこをクリックすると NEWS WEB EASY というページにとぶのです。
NEWS WEB EASYとは、小中学生や日本に住んでいる外国人の皆さんのために、ニュースをわかりやすい言葉で伝えるウェブサイトです。いったいどうやって作っているのか知るために、制作現場におじゃましました!

★ 普通のニュースを、やさしく書き換えるコツとは?

NEWS WEB EASYを制作している場所は、NHK放送センターの報道局の一角。1日に計7人のスタッフで作業をします。
作業の流れは、ネット報道部のデスクが記事を選び、それを日本語教師と記者OBが2人一組でやさしい日本語原稿に書き換えます。ふりがなや音声などをつけて制作担当者がウェブページを作り、記事を公開します。

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報道原稿を、どうやってやさしく書き換えるのでしょう?それに欠かせないのが、NHK放送技術研究所が開発した「書き換えエディタ」です。これは、文章の長さや、言葉や文法の難しさなどから、記事の難易度を瞬時に数値化するすぐれもののシステムなのです。もとの記事は1文につき100字を超えるものも多いのですが、NEWS WEB EASYの目標は50文字。それにできるだけ近づけます。

この日公開した記事の1つは、京都の葵祭のものでした。
例えば、元の文は
==きょうの京都市は、午前中、ときおり雨が降るあいにくの天気になりましたが、沿道には多くの人が詰めかけ、華やかな平安絵巻に見入っていました。==

というものだったのが、NEWS WEB EASYでは、
==京都は時々雨が降っていましたが、多くの人が美しい行列を見て楽しんでいました。==
・・・と、短くシンプルになっています。

「あまり長い記事になると、外国の人や子どもには意味が入ってきませんからね。でも、単に短くしたり、やさしい言葉に置き換えるだけではだめです」と、記者OB。やさしい文章にするコツとは、文章ごとに主語をつけること。擬態語(じろじろ、こっそりなど)や擬音語(ドンドン、ザーザーなど)は使わないようにすること。二重否定やあいまいな表現は極力使わないこと・・・などなど。原稿の文の順序を変えることもあるそうです。
こうした作業をへて、例えばある記事では、元の記事では「書き換えエディタ」の記事の難しさを表す数字が、最初は5500だったものが、書き換えたあとは1800くらいになりました。ニュースの中には、今までのいきさつや難しい言葉の解説などが必要なため、1つの記事につき2~3時間かかることもあるとか!

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投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:10:50 | カテゴリ:スタッフ日記 | 固定リンク
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